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“ここで完結” コルナゴ部長まだ 旅は始まったばかりですよ… コルナゴ部長裏日記 第二章


旅は始まった↓


自転車を積み込み
県営名古屋空港から北に15分 小牧市
FDA機内誌を手に向かったのは

そう あの暖簾の竜宮城が移転したので
ある。

“この旅で何食べたいですか?”
“蟹と鮨”

今から向かう 岐阜は 海無いし…
ちなみに FDAの機内誌
“山と海の くまもと”である

阿蘇はコルナゴ部長が案内を

北海道 余市からネタを仕入れる
“鮨 つづみ”
昼は 丼専門
夜は 拘りまくり本物の寿司屋

お目当ての海鮮丼に ソラチビールから

旅は 始まる

頃合いを観て
鮎漁師が 獲った大鮎 落鮎が
盛られて出て来る

そう お願いして特別に焼いてもらったのである。

“岐阜は 川しかないですから…”
鮎漁師は呟く

鮎漁師は 獲った鮎達を美味しそうに
食べてくれるのが とても
嬉しい
そう ガブリと 誰もが齧り付く
本能だと 思う

皆 縄文時代から何にも変わってないんだから...

なんやら 大きな魚が 鮎を睨む
店主は スープにたっぷり卵を入れている。

“カジカの卵です”

カジカって こんなに大きくて
腹には卵が こんなにいっぱい....

川で観る カジカとは 大違いである。

“スープ 美味い”

皆が唸る.....

“もう 貸し切り”

“え? いいの?“

“もう 貸し切り”店主は また呟く

落鮎を齧る 若女将は呟く

“皆 変態だ”
そう言われて 此処にいる 四人は
喜んでいる 
最大の褒め言葉だと

“類は友を呼ぶ”

渓流で 釣りしたいと語る部長には
今は禁漁だからと これで我慢をと
リールが手渡され…

”寿司屋で リール回してるの 部長くらいだと”突っ込みがはいる。


二人は休みの度に全国を旅する
店主は ツアーコンダクターになりたかった人である。

一ページ 熊本 天草の奴寿司
蛇目寿司から 話が盛り上がる
店主は 天草まで出向き カルチャーショックを受けたと….

話は 止まらない
いっぱい いっぱい語る店主
いっぱい いっぱい語る部長
“皆 変態”と 呟く若女将
“貴女が一番 変態だ”と呟く 浮世雲

一同 笑う

“もう ここで完結”

え? 部長 まだ 始まったばかりですよ旅…..

なんだか このまま 終わらなそう…

“次は 熊本からツアー組んで ここに
寿司食べに来る”
部長は呟く…

あと工程をイメージし

皆が笑顔で 店を後に

“御縁が繋がる”

説明など 要らなくて
逢うべき人達は 逢うのだなって


向かうは 岐阜 白川郷へ
日没までに 着けたらいいけど…


平安な暮らしをする縄文人
鮎漁師 浮世雲
ここで完結って…

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