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“なんや 今日は自転車か?”….鮎漁師の呟き

朝目覚めれて 身体が重い…
noteを描きながら
身体の声を聴く


“今日は 鮎漁師 おやすみしましょうよ”

そんな日に 限って ブランチに 
外は まだまだ 残暑が厳しい

“最悪ですね”
鏡の向こうのトトロは 呟く

前日 少し遅れて入った
取り調べ室(言語聴覚室)
セラピストのトトロは 焦っている

目の前の鏡の中
全く動かぬ顔......久々の能面…
“あいうえおさえ 言えなくなったな”と
腹話術で 器用に話しながら…


後 診察室へ....

主治医に 呟く

“トトロに 最悪やね”って 言われて来ましたと

そんな主治医も 体調が悪そう
雷や雨でさえも 敏感に感じると....

“先生 お大事にしてくださいね”と
労いながら....


満月は 美しいかった。….



ブランチ後 寝込む….
相変わらず 外は暑い


夕刻 自転車のボトルに 飲み物をいれ
漁場へ 向かおう

バタバタバイクで三分も
MTB自転車なら 田園の中
流行りのグラベルを走ってみる

“一日中 寝て過ごすか?”

身体より 頭がそんな 帳尻合わせを
しているようで….

暑い中 自転車は 無理だからと…
風は ほんのり 秋の気配….

漁場 漁場に 鮎漁師
皆 それぞれに 愉しんでいる

いつもは ウエットスーツなのに
今日は ラフな普段着.
皆から どうしたんだと 声がかかる

“今日は おやすみ”....

川を遡り 漁場を 眺める
皆 それぞれ楽しんでいる

皆が 声をかけて来る
普段 話さないお爺や 兄ちゃん達も
あれや これやと...

投げ綱の神さま

そんな 姿を 眺めていた

軽トラが 停まり
鮎漁師の御爺が 降りて来る

“今日は 自転車か?”

“そう おやすみ”

満面の笑みの御爺は
クーラーボックスを開けて
今 獲れた鮎を魅せてくる

“良い鮎 居たぞ”

新しい漁場 昨日は 水門を開けていたが
どうやら 今日 閉めて
洗堰に 水が被っていると

鮎溜まり

“良い鮎 居るから 打って来い”

“今からか?”

ちょうど 蛍の光が流れている...

“そう 今から...”

自転車で 走り回って
身体のスイッチが入ったのか
全身筋肉痛のストレッチが終わったのか
家に戻り 
ウエットスーツに着替える

“何やってんだか...”って

新しい漁場へ 向かう

洗堰の波紋が美しい

鮎溜まりに 投網を打つ

鮎は 一匹

“鮎漁師の御爺の後に 打って
鮎が残ってる訳無いわな…,”

漁帰りに覗きに来た 鮎漁師と
笑ってる….

次の漁場へ

一匹も 居ない

また 次へ
一匹も 居ない…

堰堤には 鮎漁師の御爺の足跡…

“鮎いる訳無いな…”

天然ジャグジーに 入る
体力気力は無く

穏やかな水面を眺め 投網を片付ける

鮎は 一匹だけだったけど

“川と自転車と雲と鮎”

やっぱり いつも 水の中に居ると
心地よい
スパルタリハビリ

涼しくなって来た
そろそろ 自転車も また 始まる

そんな 日常….

平安な暮らしをする縄文人
ギランバレーに恋をして
鮎漁師 浮世雲

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