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2020年9月の記事一覧
経済は魔物、会社は生き物、会計はカメラ:実践しながら学ぶ
経済は魔物、会社は生き物、会計はカメラ。
経済は魔物。自然災害を含めて予期しないできごとにより変化していきます。そして会社はその中で何とか生き残ろうとしていきます。それを捉えようとするのがカメラである、会計というわけです。
経済に関して言えば、最近はますます予想が出来ない、と強く感じています。
そんなことを言っていたら投資はできない、わけですが、政治や災害、テロなどの突発的なことで容易に変化
実務の結晶である有価証券報告書・四半期報告書への観察・考察力を高めよう
インゴルドの「学びの狩人」の話、探究だけでは何か足りないのではないか、という今の心にピッタリとくるフレーズです。
インゴルドの分野は文化人類学であり、観察・考察力を培うことが求められる分野です。つまり、自らの観察から得られたもの、データに対してどのような意味付けを与えていくのか。そこに何を見出すのかを考えていかなければなりません。
この考え方を、『会計学の学び』に置き換えて、有価証券報告書・四
投資と会計の勉強の違い
雑談めいた話です。
投資の勉強をしたいから、会計を勉強したいです!という人がちらほらいます。
確かに会計を勉強することを通じて、自分が投資したい銘柄を選べる一助になります。
その一方で、投資目的で会計を勉強したい人、会計そのものを勉強したい人のニーズは、微妙にずれていることにも気が付きました。
投資を勉強したい人は、キャピタルゲインにせよ、インカムゲインにせよ、リターンをどのように得るのか
社会のインフラとしての企業会計制度の構築に貢献したい
43歳を迎えました。
もう残りの人生も少ないです。
いや本当。
私が出来ることと言っても大したことは出来ないと思っています。
ですが、私という存在がいることで何か少しでも世の中を良くしたいな、という気持ちがあります。
会計学は、経済学のような政策的な「何か」を提供するツールではないと思っています。
会計、会計学の強みは何か?
実態、リアルを表す会計というツールを使いこなすことで、世の
モデルに依拠した時価情報が抱えるジレンマ
会計情報においても恣意性が高い、裁量が大きい情報がいくつかあります。
例えば、非上場の株式(有価証券)については、一定のモデルを用いて見積もることになります。
株式、有価証券においては市場で取引されている価格で見積もるのが一番推奨されるやり方です。
例えば、株が一株100円なら帳簿上、100円と評価されて、その価格が貸借対照表上に計上されます。
これが値下がりして、価格が80円になれば、2