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紅茶&珈琲の雑談あれこれ*珈琲編

珈琲派と紅茶派とその他の飲み物(ハーブティー・ココア・中国茶などなど)愛好家の立ち位置って、犬か猫かその他の動物(鳥・ハリネズミ・熱帯魚などなど)好きさんの違いと似てませんか?

一方だけを頑なに推してる人、王道のどっちも好きだけどそれ以外は別に…という人、だいたいなんでも好きだよーという人、好きだけどアレルギーが…という人さまざまですが、そのへんも含めてなんか共通してるなーと思いました。だからどうしたのって話ですけどね!言いたかっただけでーす☆

はい!というわけで前回紅茶編から引き続きまして、珈琲編でございます。紅茶やコーヒーについてつらつらと書いてたら思いのほか盛り上がってしまいました(自分比)。ちなみにわたしはなんでも派!

そうそう、前回うっかり書き忘れたんですが、紅茶のカフェインが気になる方にはルイボスティーという素敵なものもありますですよ!紅茶と同じように楽しめるし、チョコやイチゴのフレーバーならミルクと合わせてもいい感じ。お試しください。

さて珈琲編はこのように⇩なっております。そんじゃはりきっていってみよっ!

*ラテアートへの憧れ*

前回、昔英国カフェで働いていたと書きましたが、別の時期にはチンバリやマルゾッコなどの業務用エスプレッソマシンが鎮座し、バリスタがフリーポアのラテアートを施すようなバールにも居たこともあります。キッチン担当だったのでたまにマシンに触れる程度でしたが、時々練習できるチャンスがあったのでかろうじてハートに毛が生えたくらいまではなんとか。でももっとマスターしたかった…。こういうのが描きたくて(世界レベルですよ??)よっぽど自宅にラテアート環境を揃えようかと思いましたが、とりあえず今のところ保留中です。

せっかくなので紅茶とココアに引き続いてコーヒーの淹れ方もお伝えしたいところなんですが、コーヒーに関しては温度や方法に幅がありすぎて意見が分かれるので難しいですね(というかそれをすべて網羅できるほど詳しくないし)。ただ、ペーパードリップにしてもエスプレッソにしても、豆の質や味、焙煎具合もさることながら最終的にバリスタの腕で極端に味が変わるのがおもしろいし、奥深い。

知り合いの、お店を経営してるバリスタが淹れてくれるなかでも数回に一度神がかり的においしい時があったり、自分で何杯も練習してる時にこれはうまく入ったなという1杯があったりすると『タイミングが合う』ってこういうことなんだろうなと感じてました。エスプレッソの抽出具合やフォームミルクの温度、キメの細かさなどが絶妙に組み合わさってできた奇跡の1杯。それを追い求めて日々修行を重ねるのですよね。カッコいいなぁ。

マシン

ここ数年で、個人経営のロースターも大幅に増えて、街角にコーヒースタンドを見かけることも多くなりましたが、お持ち帰りのカップはそのバリスタの真価をある程度判別できる作品だと思ってます。

ラテアートをウリにしてるお店はそもそもフタをする前に見せてくれるので「うんうんなるほど」という感じで後は味なんですけど、フタをしてから渡してくれるところではお店を離れてから中を確認するようにしてます。ミステリーショッパーみたい?

紙カップの形ってそもそもフリーポアがやりにくいので、特に忙しい時なんかはいちいちアートなんか構ってられないだろうし、どうせフタして見えなくなるので単純にミルクを注いでおけば商品としては問題ない。おいしければいいんですから。(おいしければ!)

でも、そこにあえてアートを施すサービス精神と心のゆとりがあるかどうか。日の目を見ることもないかもしれないところでも手を抜かずに、つねにベストを尽くす気概を持っているか。見られない可能性が高い上に、ひと口飲めば壊れてしまうフタの下だからこそ、あえてチャンスだと捉えて貴重な1回分の練習に当てようとする姿勢があるのか。仮にうまく描けなかった場合には、デザインカプチーノに切り替えるような機転は効くのか。バリスタとしての心構えが問われるのです。

ラテ

そういえば、アメリカンが好きな人も結構多いと思いますが、アメリカンではなくてアメリカーノという種類もあるのをご存知ですか?これはエスプレッソをお湯または水で割ったものを指すんですが、元がエスプレッソなのでアメリカンやふつうのアイスコーヒーとはまた違った風味があって、これも良し。立派なマシンの置いてあるコーヒースタンドに行った際には、いちど味わってみてください!

*コーヒーの香りの効果*

さて、部屋にたちのぼるコーヒーの香り。飲めない人でも、あの香り自体はわりと好きなんじゃないでしょうか。

アロマテラピーの効果に懐疑的な人もまだ少なくないようですが、においの感覚というのは脳のなかでもかなり原始的なところが司っていて、生きるか死ぬかに関わるため本能に近い反応を示すんですよね。

コーヒーアロマには、産地(種類)によってリラックス効果が高いものと脳が活性化して集中力があがるものの両方があるそうです。どちらにしても、脳の働きを直接変化させる力を持ってる。うまく活用すれば、ストレスを緩和したり仕事や勉強の効率をあげたりに大いに役立ってくれるやっぱりステキな飲み物なんです!ファンが多いのも当然ですね~。

しかも、わりとメジャーになってきたことですが、コーヒー豆の香りって麻痺した嗅覚をリセットしてくれる効果もあったりします。なので香水売り場には、ミニボトルに豆を入れたものが置いてあるところもありますよね。ヒトは3種類くらいの香りをかぐともう鼻が効かなくなってしまうそうですが、そんな時に豆の香りで復活できるんです。相当昔の話ですが、実際に初めて試した時は「おぉ…!」ってテンションが上がりました。

*出がらしだって捨てたもんじゃないんだぜ*

抽出後のペーパーフィルターに残った出がらしも、乾燥させてまとめてお茶っ葉ポンにでも入れれば、活性炭よりも強力な脱臭剤として使えてしまう。靴箱や冷蔵庫、ガスコンロのグリル、灰皿もおまかせ。アンモニア臭に強いのでトイレだってどんとこいです!電子レンジにかけて乾燥させれば、同時にレンジのにおいも消えて一石二鳥のすぐれもの♡

ほかの用途として、虫よけや雑草よけ、猫よけにもなるそうな。このへんは試したことないけど、確かに効果ありそうです。発酵させれば肥料としても使えるみたいでーす。大活躍だねぇ。(これがホントの豆知識!←ウマいこと言わんでエエねん☆)

*眠気覚ましとしての1杯*

わたしは自他共に認定するねぼすけ野郎(生物学的には女性ですが)なので、たとえ寝る前にコーヒーを飲んだとて決して眠れないなどということはなく、むしろ眠くて仕方ない時にたかだかコーヒーごときに頼ってみたところで、到底あの眠気に太刀打ちできるはずもなくただ散りゆくサダメ…な特異体質ゆえに例外だと思いますが、一般的には『夜にコーヒーを飲むと眠れなくなっちゃう』ものだそうです。大変ですね。

厳密には、摂取したカフェインが抜けるまでにかなりの時間がかかるみたいで、3時のおやつタイムに飲んだコーヒーの効果がなくなるのは深夜12時以降だそう。夜ストンと眠りたいなら、カフェイン摂取は午前中だけにとどめておいたほうがよさそう。飲みすぎると耐性がついて、過剰摂取に走りがちという傾向も見られるようですよ。貧血気味の人もあんま飲まないほうがいいです。

それに朝イチの起き抜けにはコルチゾールというストレスホルモンが分泌されていてカフェインと重なると悪ノリしちゃうみたい。このコルチゾールとの関係やその他いろいろを総合して、朝9時半~11時半ごろ(昼食前)が、理想のコーヒータイムなんですって。この時間帯に飲めば、コーヒーの持つ良い作用が最も発揮できるしデメリットも抑えられるベストなタイミングだそうです。

*デカフェ・ノンカフェインでコーヒーを愉しむ*

「でもコーヒーの味が好きなんだい!もっと飲みたいよう!!」という人は、強い味方・デカフェをどうぞ♡デカフェってのは、コーヒー豆からカフェイン成分を除去したものです。元はコーヒー豆ですから、味わいはもちろんコーヒー。ちょっとだけまろやかになったかな?ってくらいで、製法に化学薬品などが使われていない安全なものを選べば安心ですし、おいしいことに変わりはありません。

ちなみに前回もチラッと書きましたが、ルルーチコリというインスタントコーヒーみたいなものが成城石井やカルディにあるんですけど、これもノンカフェインで、ミルクを合わせるとカフェオレっぽい味になってすごくおいしいんです。たんぽぽコーヒーなんかがダメだった人もきっとこれならいけるはず。

カフェをやってた頃にメニューに入れてて妊婦さんとかによくおすすめしてましたが、ほとんどの人に好評でしたし、中にはハマってコーヒーから乗り換える人も居たくらい。もちろんわたしも好きです。原料はチコリという植物の根っこなんで、分類としてはハーブティで、肝臓や脾臓の浄化や老廃物の排出を助けてくれます。優秀じゃのう。

結局、コーヒーに限らず、口にするすべての食べ物や飲み物はなんらかの効能を持っていて、その量や組み合わせによって毒にも薬にもなるんですよね。漢方を学んだり、今回の記事のようにこうやって効果をまとめたりしていると、本当に食べる(飲む)ことって重要だなって改めて感じます。

おいしく飲んだり食べたりして、それがプラスの効果をもたらしてくれるなら積極的に取り入れてもらいたいし、知ることによってより効果が実感できるはずなので、これからも時々こういう内容をお届けしていきたいなと思いました。「おいしい」って、スゴイ。

いろんなもののおいしさを、熱く語っていくんだぜ。


お福分けのひとしずくをありがとうございます!この波紋を大きく広げていきたいと思います。