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外国語で何を書こう?

会話のネタストックを持つという話を「語学学校で教えない近道フランス語学習法」で書きました。でも、そもそも外国語で書くことが思いつかない、という人も多いと思います。そんな方へ、自分の経験を元にいくつか提案してみたいと思います。

自己紹介を書いてみる

 日本人の感覚だと自己紹介ってそんなにするかな?って思いますよね。 私も思っていました。中学で初めて習う英語のフレーズのMy name is…ってあんま使わないな、とかね。

アメリカを旅行していたときの話ですが、博物館のツアーに参加したとき、ガイドの方がいきなり「では、これから一緒にまわる皆さん、カンタンな自己紹介と、本日のツアーに期待することは何か、一言でおっしゃってください」というのです! えぇぇぇぇ!? 黙ってガイドについて行くだけじゃダメなのーー!!

皆さん慣れた感じで、手短にキャッチーな自己紹介をしていきます。このツアーに期待すること、という質問に対して「inspire me(刺激をちょうだい)」と、カッコよく挑発的なキメ台詞をいっている人もいたり。いよいよ私達の番というとき、語学堪能な友達が1グループとして、自己紹介してくれたので、事なきを得ました…。 

アメリカの幼稚園に通っていた私ですが、母曰く、アメリカでは幼い頃からプレゼンテーションの教育が行われているそうです。自分がお気に入りのものを幼稚園に持っていき、みんなの前で発表する「Show & Tell」というアクティビティがあったり。そんなことは全く覚えていないので、博物館では頭が真っ白になりましたが。

日本では、大人になると名刺があって肩書がハッキリし、それを元に自己紹介をすることが多いので、海外で自分自身は何者かと問われる場面に出会うと、戸惑ってしまいがち。自己紹介用に、自分を表すキャッチコピーをひとつ持ってると良いなと思いました。最近の私は、自分の名前をネタにしています。

定型の自己紹介から更に、自分を表すエピソードをひとつ盛り込んだものを書いてみてはいかがでしょうか。エピソードは、壮大なものでなくとも、最近感動したもの、美味しかったもの、とかで良いのです。もし、今noteで文章を書かれている方でしたら、自分が既に書いた好きな記事のひとつから始めてみるのも良いかもしれません。

なぜ外国語を勉強しているのかを書いてみる

大人になってから勉強を始めるぐらいの意気込みのある人は、何かしら特別な意識があると思うのです。自分では、その理由が「なんとなく」とか「好きだから」というものだったとしても。語学学校で、度々聞かれる質問でもあります。

私がフランス語を勉強しようと思った理由は、せっかく赴任でフランスに住めるなら、フランス語を喋れるようにならないと損だ、という貧乏根性からでした。機会損失が一番怖いと思うタイプなのです。あと、単純に2年間の赴任から帰ってきて、フランス語がペラペラになってたら、カッコイイ!という、ええかっこしぃ根性もありました。
正直、こんなことを文章にしたことはなく、表向きには「フランス企業で働く上で、より円滑に仕事をするためにフランス語を学んでいます」と答えていました。

自分の趣味の説明を書いてみる

最近の私は、お菓子作りにハマっています。日本のロールケーキをフランス人の友達にも絶賛布教中。今まさに、「フランス人に何より好評だったChiffonなロールケーキ」のレシピを、フランス語にしているところです。
フランス語でレシピを書くのは初めてなので、まず、フランス語のレシピサイトをみて、表現や言い回しを書き出します。近い工程のレシピがあれば、それを参考にしながら、日本語のレシピから置き換えていっています。そして、フランス人の友達にレシピをおすそ分けする代わりに、添削してね〜、と頼むつもりです。

外国語で言い換えるときに、その言語のサイトを検索するという作業は、新しい語彙との出会いになるだけでなく、自分が好きなものに関しての新発見もあります。私の場合、フランス語のお菓子作りのサイトをみて、イーストの使い方が日本と違うことを知りました。

おまけ : 書いた文章の正誤を簡易的に確認する方法 

Google検索サイトで(Google翻訳ではなく)、確認したい文章を”xxx”と、カッコ付きで検索をかけると、ネット上に存在している言い回しかチェックできます。カッコを付けることで、1フレーズでの検索結果になります。カッコを付けないと、文章中の単語のスペースを認識してしまい、複数の単語としての検索結果になってしまうのです。 

あとフランス語の場合、Linguéeというサイトがあります。外交官の友達から教えてもらいました。ここに、自分が書いたフレーズを貼り付けると、ネット上に存在する表現かどうかを判断してくれます。怪しい場合は、黄色い三角マークがでます。

以上、語学学習での書き始めのヒントになったら嬉しいです!
今回は書くことを重点にしましたが、次回は喋ることについて書いてみたいと思います。

フランス語学習法に関する記事は、こちらにまとめてありますので、もしよろしければ。


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