マガジンのカバー画像

雑文集

26
固定観念に囚われないように書いていきます。
運営しているクリエイター

#アイデア

小説を書く時の変な習慣

小説を書く時の変な習慣

 小説を書く時、作中の舞台を予め決めてから書くことが多いのだけど、いざ執筆に入る前に、その話の舞台となる場所の映像をYouTubeで見る習慣がある。

 一時間程度の街歩きの動画を見て、その地の雰囲気を画面越しに感じて、作品のインスピレーションを高めていく。

 この作業を経ることで、登場人物がどんな町でどんなふうに生活しているのかを、立体的に捉えることができる。

 曖昧でぼやけていた町のイメー

もっとみる
小説における電話のシーン

小説における電話のシーン

 小説における電話のシーンが好きだ。

 特にこれといった理由はないのだけど、多分、電話をするという行為がキャラクターに対してより生活感を賦与している気がするからだろうか。
 ある種のリアリティが感じられるのだろう。

 だから、小説を読んでいる時も自分が小説を書く時も、電話のシーンはなんかいいなあと思い、少しワクワクする。

↓これまでにnoteに投稿した小説に出てきた、電話のシーンの例

①別

もっとみる
小説の登場人物を覚えやすくする方法

小説の登場人物を覚えやすくする方法

 小説を読んでいて、「この登場人物誰だっけ?」となることはないだろうか。

 小説は、映画やドラマ、漫画、アニメといった媒体と比較して登場人物が覚えづらい媒体だと思う。

 情報は文字だけに限られ、登場人物を把握するには作者の文章力のみならず、読者の想像力も要求される。

 登場人物があまり出てこない作品なら特に問題ないと思うが、これが警察小説などのように数多くの登場人物が出てくる作品ならば、彼ら

もっとみる
これまで自分の作品に登場したクリーチャーの数々

これまで自分の作品に登場したクリーチャーの数々

 noteにはこれまで50作くらい作品を投稿していて、その中で非現実的な存在もそれなりに登場している。

 自分はそれを便宜的にクリーチャーと呼んでいるのだが、そんないくつかのユニークなクリーチャーたちを、この記事では紹介してみたいと思う。

座礁人形

 市松人形の姿をした怪物。
 普段は海中に生息しており、海辺に近づいた人間を集団で一斉に襲う習性がある。

 座礁人形の体格は人間の児童と同程度

もっとみる
今月書いた短編を振り返る

今月書いた短編を振り返る

 今月、4作の短編小説を書き、noteに投稿した。

 4月も今日、というかもうすぐで終わる。
連休で時間的に余裕があるため、今月に投稿した4作の短編小説を書いた経緯や、作者である自分なりの解釈みたいなものを、忘れない内にここに書いておこうと思う。

 タイトルの通り、自分の作品の振り返りだ。

 1作目、『空想少女と風のリアリスト』

 構想自体はおよそ1年前からあった作品。

 内容があまりに

もっとみる
無人島に一つだけ持っていくとするならという質問に対する疑問

無人島に一つだけ持っていくとするならという質問に対する疑問

 『無人島に一つだけ持っていくとするなら、あなたは何を持っていきますか?』

 誰もが一度はされたであろう有名な質問だ。

 だがこの質問には、回答をするにあたって、あまりにも多くの問題点がある。
だから僕は、これからこの問いに対する現実的な批判を試みたいと思う。

 まず、質問自体がアバウト過ぎる。
具体的な条件が何一つ明記されていないのだ。

 どういう経緯で無人島に行くことになったのか?

もっとみる