【餅】「逆噴射小説大賞私的ピックアップ」DAY14-DAY20(2018.OCT.21-27)
◆DAY1-3◆DAY4-6◆DAY7-10◆DAY11-13◆DAY14-20◆DAY21-24◆
いつもお世話になっております。お望月さんです。さすがに逆噴射疲れをしたので映画鑑賞とかに逃げ込んでいました。シッチェスです。ウワァーッ!クセが強い!!
というわけで今週分の私的ピックアッポ記事です。連続掲載を続ける猛者に新規参入のプロまで入り乱れる混戦模様。逆噴射先生、全部読むの?ダイジョッブ?
あと参加メンはこの記事もチェックしておいてね。文字数とかダイジョッブ?
DAY14(2018.OCT.21)
Sumaさんの「炎の採掘者たち」は、世界中のあらゆる場所からレアカードのマイニングが可能になるという設定が非常に熱く、どんな状況下でも奇跡を信じさせてくれる。
ヨオスケさんの「マーダーバーガー」は世界観のズレが魅力で淡々と「当たり前のこと」のように説明をするバーガー感が笑いを誘う。
パルプとロックは相性がいい。相撲ネームや神聖の威力を借りればなおさらだ。「観音ロックウォーズ」は概念と物理がぶつかり合うパルプの熱帯高気圧だ。
DAY15(2018.OCT.22)
まさみこさんの「ネオ・マグロ・ジハード」はマグロと築地とバンクシー。インターネットパルプの醍醐味は積極的な時事ネタだと思う。まとめてるいまだと、アーソンナコトアッタネ、だけど、やっぱそこで行くのがパルプだよね。
これまた調理シリーズ。兎さんの「Quick Punisher」は、悪女/AKUJOのような主観視点殺戮ハードコアですね。彼女なら3分で調理完了でしょう。
もはや個人的な帰依を検討しているへるまさんの「ハッピーエンド推進委員会」は不幸な結末を迎えた物語たちのリベンジャーズだ。しかし、彼らが不幸にならないと誰かが持ち回りで不幸になってしまう。物語の修正力との戦いになるだろう。
DAY16(2018.OCT.23)
映画とパルプは相性が良い。暴力を隠し味に忍ばせれば最高だ。映画の影響を受けて「業界」に入ってきた新人とメンターはまるでパルプのようなフィクションみたいな事件に巻き込まれるのだろう。
とう腐さんはこれまでもコンスタントに記事を書いたりイラストをしていたりしましたが、ついに小説にまで参戦して気持ちよさそうに暴力を振り回しています。「ガールズ&ゴーレム」はご当地感やステレオタイプを味付けにしたタノシイに振り切ったエンタメ作品ですね。
深瀬ねむみさんの「ひとさし指クラブ」はパルプの域を超えてツラみがあり読むのを断念しかけた導入です。ぜったいに続編を読みたくない!(これはホメています)
DAY17(2018.OCT.24)
作品を仕上げるごとに精度を増していくaritoさんの「殺人者の作法」は完成度の高い処刑タイムジャンルムービーでリーアム・ニーソンとかキアヌとかトムがお前を殺しに来るぞ。
アロハ天狗さんはあとで全作振り返りをやります。勝手に。それでも「死ぬなら走れ、最後まで。」は最初の一行目でルールを理解できてしまうゲームのような<悪魔にとっては「ただのゲーム」なのだろう>作品。許せないぜ! かっこいいぜ!
「裸腐か!?」「いかにも裸腐だが」でおなじみの裸どうふにまつわるエトセトラでなんか吸った感じが良く高濃度でした。
DAY18(2018.OCT.25)
森匹みかささんとぷにあなごさんのジャンルと舞台とタイトル画像がかぶってしまったため、私の脳内で同一世界観でありやがて合流するという理解をされた2作品です。力士と魔法少女とメキシコ!こいつは飲むtacosだ。
餅辺さんです。文章爆縮術などもしてくれているのでみんなも読もう。「メモリー・ダイバー」は非常に重要なお仕事をしている達人が絶対知りたくなかった真実と向き合うことになる。400文字以内に超ヤバみがありすごい。
「源五郎のSUSHI」は言葉遊びのライムとフローが大変よく、我々に決勝戦の予想というチア比べを仕掛けてくる業前だ。
DAY19(2018.OCT.26)
螺子巻ぐるりさんの「ゴースト専用職業案内霊能係」は幽霊に労働力を提供させるために苦労する物語で命をかける必要のないやつらをやる気にさせる方法はあるのだろうか。
電柱が意思を持って動き出した世界。宇宙エレベーターが……というセンスオブワンダーにあふれた一作でやばそうな未来がある。
最強の忍殺レビュアーとして知られるNNNNNNさんは本格推理カラテの使い手でもあり、その中でもこの作品はユーモアミステリの系譜にあたるだろうか。アドリブ性と知恵比べという点で全裸豆腐とジャンル覇権を争う形となる。
DAY20(2018.OCT.27)
Gogatuagehaさんの「スペラティブ・リバー・ディセント」は川版デスレース、和風マッドマックス的な新ジャンル。モーターとオイルと爆発があればパルプだ。
Hatikadukiさんの「フラッドマークの公子」は意外な乗騎を駆る騎士物語だ。環境が特殊で川版デスレースや沼版マッドマックス、汽水王などが期待できる。
いよいよ、逆噴射小説大賞もラストスパートです。果たして毎日完走してしまう鉄人はあらわれるのか。
コロナの行く手は?
でばな!
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