とんねるずソング研究会

地方都市の広告屋。ラジオの構成やお笑いイベントの企画運営もしています。ガキの頃はとんね…

とんねるずソング研究会

地方都市の広告屋。ラジオの構成やお笑いイベントの企画運営もしています。ガキの頃はとんねるずワンフーだった54歳男が、歌手とんねるずの魅力を書き連ねます。問い合わせなどはXまで https://twitter.com/tunnelssong

記事一覧

人情岬~秋元康-後藤次利ライン一作目

人情岬 リリース:1986年10月21日 オリコン最高順位:2位 ザ・ベストテン最高順位:2位 これまでも指摘しているように、 とんねるずの楽曲は2曲1セットの形で新たな展開…

寝た子も起きる子守唄~当たり前にアイドル路線を進むとんねるず

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やぶさかでない ショーケンパロディその1

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歌謡曲 真面目パロディソング定着

歌謡曲 リリース:1986年1月21日 オリコン最高順位:2位 ザ・ベストテン最高順位:2位 「一気」で音楽番組デビューを果たしたとんねるず。 「一気」、「青年の主張」は人…

とんねるず THE LIVE2024武道館セトリを勝手に予想した

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とんねるず THE LIVEに思うこと

歌手とんねるずについて一回ちゃんと書いておきたいなぁと、 誰に見せるでもなく、とは言っても誰にも見せないのも何だし ブログかなんかで書いておこうかなと思ったのが 2…

雨の西麻布事実上のとんねるずヒットソング一作目(後編)

コミックソングに分類される 「一気」 「青年の主張」 に続いてリリースされた 「雨の西麻布」 男と女の別れ模様をうたったムード歌謡は、 オリコン最高順位5位、ザ・ベス…

雨の西麻布事実上のとんねるずヒットソング一作目(前編)

雨の西麻布 リリース:1985年9月5日 オリコン最高順位:5位 ザ・ベストテン最高順位:2位 歌のトップテン最高順位:1位 1985年にTBSテレビで放送されていた「EXPOスクラ…

青年の主張 歌手・とんねるず伝説の大事なターニングポイント

青年の主張 リリース:1985年4月21日 オリコン最高順位:15位 ザ・ベストテン最高順位:15位 一気のヒットによって幕開けした歌手・とんねるず伝説 その勢いのまま、デビ…

一気 歌手・とんねるず伝説が始まる(後編)

前編を読む とんねるず以前にも、お笑いタレントが曲をリリースしてヒットした例はいくつもある。 とんねるず以前で一番近いヒットは、漫才ブーム時代のザ・ぼんち。 1981…

一気 歌手・とんねるず伝説が始まる(前編)

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はじめに

気づいたら54歳になっていました。 初めてとんねるずの「一気」をテレビで見たのが15歳の時。 実は「お笑いスター誕生」や「モーニングサラダ」はほぼ見ておらず、 「オー…

人情岬~秋元康-後藤次利ライン一作目

人情岬~秋元康-後藤次利ライン一作目

人情岬
リリース:1986年10月21日

オリコン最高順位:2位
ザ・ベストテン最高順位:2位

これまでも指摘しているように、
とんねるずの楽曲は2曲1セットの形で新たな展開に変わっている。
・コミックソング(一気、青年の主張)
・演歌(雨の西麻布、歌謡曲)
・アイドル路線(やぶさかでない、寝た子も起きる子守唄)

前作の勢いを借りて売れるのは2作目まで。
それを続けると飽きられる。
このパタ

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寝た子も起きる子守唄~当たり前にアイドル路線を進むとんねるず

寝た子も起きる子守唄~当たり前にアイドル路線を進むとんねるず

寝た子も起きる子守唄
リリース:1986年8月5日

オリコン最高順位:4位
ザ・ベストテン最高順位:4位

キャニオン移籍2枚目となった「寝た子も起きる子守唄」は、
作詞:きたやまおさむ 作曲:林哲司
これまでの秋元康&見岳章コンビではない、とんねるずにとって異色作。
当時オールナイトニッポンでこの曲のリリースを発表した際、
石橋が「今回は作詞が秋元さんじゃない」
と話すと
木梨が「なんかあった

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やぶさかでない ショーケンパロディその1

やぶさかでない ショーケンパロディその1

やぶさかでない
リリース:1986年5月28日

オリコン最高順位:2位
ザ・ベストテン最高順位:7位

とんねるず1986年度最初のレコードは「やぶさかでない」。
この曲からこれまでのビクターレコードからキャニオンレコードへ移籍する。
ビクターとの歌唱契約は1曲ずつだったとのことで、引き抜きでも契約違反でもなく、1986年春よりキャニオンレコード所属になる。
この辺の経緯は当時のラジオなどで話さ

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歌謡曲 真面目パロディソング定着

歌謡曲 真面目パロディソング定着

歌謡曲
リリース:1986年1月21日

オリコン最高順位:2位
ザ・ベストテン最高順位:2位

「一気」で音楽番組デビューを果たしたとんねるず。
「一気」、「青年の主張」は人気若手お笑いタレントが歌う企画ものソング。
その延長的に発表された「雨の西麻布」が前の2作を上回るヒット。
有線大賞最優秀新人賞や音楽祭ノミネートなど
まるで歌手のような活躍をした。

まるで歌手。
「雨の西麻布」という真面

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とんねるず THE LIVE2024武道館セトリを勝手に予想した

とんねるず THE LIVE2024武道館セトリを勝手に予想した

武道館ライヴが決まり、色めきだっているとんねるずのワンフー達でありますが、
何を歌う?
誰が出る?
などあちこちで侃々諤々語られておりますな。

てことで、私もセトリを勝手に考えました。
全25曲。
LINE MUSICのプレイリストに入っています。
LINE MUSICやってる方はプレイリストから
とんねるずを検索してみてください。
1曲目に選んだのは
「LATE SHOW」
待たせてごめん

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とんねるず THE LIVEに思うこと

とんねるず THE LIVEに思うこと

歌手とんねるずについて一回ちゃんと書いておきたいなぁと、
誰に見せるでもなく、とは言っても誰にも見せないのも何だし
ブログかなんかで書いておこうかなと思ったのが
2018年春。
つまり「みなさん」が終わった時だね。
「みなさん」最終回で歌った「情けねえ」。
歌手とんねるずとしての評価ってもっと高くてもいいのになぁと
ずっと思っていて。
とはいっても誰に頼まれるでもないまま
いつか書こうと思いながら

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雨の西麻布事実上のとんねるずヒットソング一作目(後編)

雨の西麻布事実上のとんねるずヒットソング一作目(後編)

コミックソングに分類される
「一気」
「青年の主張」
に続いてリリースされた
「雨の西麻布」
男と女の別れ模様をうたったムード歌謡は、
オリコン最高順位5位、ザ・ベストテン2位、
そして歌のトップテンでは第1位を記録した。
ヒットの要因は
「とんねるず人気」
「夕ニャン人気」
「おニャン子人気」
という勢いはもちろんだが、
純粋に作品としてヒットさせた陣営に軍配が上がる。
とんねるずだからこうしよ

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雨の西麻布事実上のとんねるずヒットソング一作目(前編)

雨の西麻布事実上のとんねるずヒットソング一作目(前編)

雨の西麻布
リリース:1985年9月5日

オリコン最高順位:5位
ザ・ベストテン最高順位:2位
歌のトップテン最高順位:1位

1985年にTBSテレビで放送されていた「EXPOスクランブル」。
平日月曜~金曜までの生放送。
同年春から秋まで開催されていた科学万博会場からの放送で
4月から7月までは夕方。
夏休み期間からは正午の放送に変わった。
その月曜日にレギュラー出演していたのがとんねるず。

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青年の主張 歌手・とんねるず伝説の大事なターニングポイント

青年の主張 歌手・とんねるず伝説の大事なターニングポイント

青年の主張
リリース:1985年4月21日

オリコン最高順位:15位
ザ・ベストテン最高順位:15位

一気のヒットによって幕開けした歌手・とんねるず伝説
その勢いのまま、デビューアルバム「成増」を1985年3月21日にリリース。
そして4月21日に発売された4枚目のシングルが、青年の主張である。

結論から先に書くと、この曲はそこまでヒットしなかった。
そしてお笑いタレントや企画物歌手にありが

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一気 歌手・とんねるず伝説が始まる(後編)

一気 歌手・とんねるず伝説が始まる(後編)

前編を読む
とんねるず以前にも、お笑いタレントが曲をリリースしてヒットした例はいくつもある。
とんねるず以前で一番近いヒットは、漫才ブーム時代のザ・ぼんち。
1981年1月にリリースされた「恋のぼんちシート」は、
オリコン最高2位、ザ・ベストテンでも4位にランクイン。
80万枚を売り上げる大ヒットシングルとなりました。
この曲は、ザ・ぼんちの漫才の持ちネタである「ザ・アフタヌーンショー」
のパロデ

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一気 歌手・とんねるず伝説が始まる(前編)

一気 歌手・とんねるず伝説が始まる(前編)

一気
リリース:1984年12月5日

オリコン最高順位:19位
ザ・ベストテン最高順位:16位※スポットライト出演

正確に言うととんねるずにとって3枚目のシングルではあるが、
前の2作が「企画物」であり、実質これがデビューシングルとカウントされることが多い。
フジテレビの深夜番組「オールナイトフジ」にレギュラー出演していたとんねるず。
深夜の深い時間にも関わらず人気が高く、ブレイクの兆しが見え

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はじめに

はじめに

気づいたら54歳になっていました。
初めてとんねるずの「一気」をテレビで見たのが15歳の時。
実は「お笑いスター誕生」や「モーニングサラダ」はほぼ見ておらず、
「オールナイトフジ」が映らない地方都市の人間なので、
「一気」を歌う姿が実質とんねるずワンフーデビューの瞬間でした。
そこから「夕やけニャンニャン」が始まり
「二酸化マンガンクラブ」が始まり
「コラーッとんねるず」が始まり
「オールナイトニ

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