月出ヒタチ

コントや脚本書きやってます。パントマイム系ユーチューバー

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最近の記事

【1話】「デュクシ・ファンタジー~小学生ノリの俺が最強な世界~」

あらすじ"昔は子供だった総ての人に贈る、シュールでマジメなバトルファンタジー!!"  小学生の頃のノリとイマジネーションを大切にしすぎるがために、クラスで浮いている高校3年生のつとむは、気が付くと異世界にいた。 本で読んだようなファンタジー世界に喜ぶつとむだったが、そこの住人達もまた、現実的な思考を持つ“大人”であった。    異世界では、いわゆる『小学生ノリ』が、強さになると気づいたつとむ。 半そで短パン/登校帽子/うわばき/ランドセル……にそっくりな鎧を装備して、その

    • 【2話】「デュクシ・ファンタジー~小学生ノリの俺が最強な世界~」

      T「昔は子供だった総ての人に贈る」 〇路上~歩道橋の下    不良になぐられ、這いつくばるつとむ。 たかし「小学生と遊んでたらしいな?」 けん「なにか問題起きて、もし内申に響いたらどうしてくれるの?」 たかし「俺のスポーツ推薦もな!」 M「そっか、ずっと友達とか……ないんだ」    つとむ、泣きそうな顔で、ヨロヨロと立ち上がると、 M「でも、あの日々が……なかったことになってほしくない」    人差し指同士を合わせた。 つとむ「俺たち、しんゆうじゃないのかよ? そんな

      • 【3話】「デュクシ・ファンタジー~小学生ノリの俺が最強な世界~」

        〇村の中央部    角を引き抜くと、ニッチョク、絶命。    魔物、体のあちこちに派手な角が生えている。 トゲーコ「……ウソだろ」 隊員A「うわー!」    と、特攻。 チョーカイ「やめろ!」    隊員A、吹き飛ばされる。    魔物、隊員たちを八つ裂きに。 チョーカイ「距離を取れ!」    が、無視して特攻するトゲーコ。 トゲーコ「ふざけんなバケモンが!」    と、グローブで一撃。 トゲーコ「どうだ」    が、効いていない。    笑うように口を開ける魔物。  

        • 四天王最弱【コント】

          主人公然としたAの元に、殺到と立ちはだかる、如何にも悪そうなB。 B「フォーを倒したくらいで、いい気にならないでもらおう」 A「なに? どういうことだ?」 B「フォーは、我々四天王の中で、最弱」 A「そんな!」 B「四天王の恥、四天王の面汚し」 A「嘘だ!」 B「四天王のミジンコ担当、更には―」    等と、しゃべり続けるB。 A「……そ、そんな弱かったのか?」 B「絶望したか?」 A「そんな弱いのに―」 B「?」 A「―そんな弱いのに、四天王になれたのか?」 B「? …

        【1話】「デュクシ・ファンタジー~小学生ノリの俺が最強な世界~」

          こわし屋『スイカの回』【実写シナリオ】

          ※20×20原稿用紙35ページ相当 ※実写映像想定

          こわし屋『スイカの回』【実写シナリオ】

          つながり【ショートショートシナリオ】

          ※20×20原稿用紙4ページ相当 ※実写映像想定 ※Pdfをダウンロードできない方は、下記本文をご覧ください↓(Pdfの方が読みやすいフォーマットになっております) 〇喫茶店・中    壁に、『WiFiつながります』の文字。    客A、不満げにスマホをいじる。 客A「つながらねぇし」 〇とあるビニールハウス・外観    ごく普通のビニールハウス。 千嵐の声「ワイは丹精込めて育てちょる」 〇同・内    丁寧に水を撒いている夢千嵐[む せんらん](72)。 千嵐「本当の子供

          つながり【ショートショートシナリオ】

          趣味の合わない僕ら【舞台シナリオ】

          ※20×20原稿用紙23ページ相当 ※舞台想定 ※Pdfをダウンロードできない方は、下記本文をご覧ください↓ (Pdfの方が読みやすいフォーマットになっております) 〇映画研究同好会・部室・中    横並びで勉強中の三人。    アクタ、ライタ、メラ。 アクタ「Favorite、Pleasure、Life、Death」    等と、英単語を読み上げるアクタだが、 アクタ「Bloo~d !、Horror~ !、Exor~cist !」 ライタ「おい、おいアクタ」 アクタ「(禍

          趣味の合わない僕ら【舞台シナリオ】

          ナルシストニュース【コント】

             ニュース番組風スタジオ。ニュース風OP曲。    キャスターが座っている。 キャスター「こんばんは、7時のニュースをお伝えいたします」    キャスター、前髪をいじる。 キャスター「昨夜未明、大型ダンプカーと家族連れの乗用車が接触事故を起こしましたが、幸い怪我人はいませんでした。事故を目撃していた山田厚彦さん(33)は、『とても驚きました。直ぐに110番しました』とコメントしてお  り、警察から表彰を受けるべきだと思います」    がっつりカメラ目線で キャスター「本

          ナルシストニュース【コント】

          こわし屋 七色の花の回【実写シナリオ】

          ※20×20原稿用紙37ページ相当 ※実写映像想定

          こわし屋 七色の花の回【実写シナリオ】

          こわし屋 手鏡の回【実写シナリオ】

          ※20×20原稿用紙32ページ相当 ※実写映像想定

          こわし屋 手鏡の回【実写シナリオ】

          再走電車【ショートシナリオ】

          ※20×20原稿用紙10ページ相当 ※実写映像想定 ※Pdfをダウンロードできない方は、こちら↓(ダウンロードした方が読みやすいフォーマットです) ○陸上トラック    トラックを走る泊[とまり](23)。    その姿に、走る電車が重なる。 ○××駅・ホーム・外観(夜)    走る電車、ホームへ向かう。 泊の声「3番線の次の電車、最終電車です」 ○同・ホーム内(夜)    ちらほらと2~3人の乗客。    仏頂面でアナウンスする泊。    泊、佐藤(30)に気づき、走

          再走電車【ショートシナリオ】

          あだ名【コント】

             物陰に隠れている二人の刑事。    外を覗き込む、ベテランのヤマさん。    深刻そうな、新人の森下。    ヤマさん、森下の肩にそっと手を置く。 ヤマさん「ビビってんのか森下?」 森下「ヤマさん……」 ヤマさん「犯行グループ、『銀の狼』。確かに恐ろしい奴らだ」 森下「……」 ヤマさん「でもな森下。俺達のやるべきことは何だ?」 森下「……人質を、助けることです」    ヤマさん、嬉しそうに肩を叩く。 ヤマさん「よし、突入だ!」    ヤマさん、再び外を覗き込む。    

          あだ名【コント】

          祝いの一杯【ショートショートシナリオ】

          ※20×20原稿用紙5ページ相当 ※実写映像想定 ※Pdfをダウンロードできない方は、こちら↓(ダウンロードした方が読みやすいフォーマットです) 〇カフェ・店内・カウンター内・中    道疋[みちびき)](35)が、コーヒーを淹れている。 道疋「電話ってさ、最初の顔でわかるよね」    と、隣の町夫[まちお] (31)に話しかける。 町夫「どういうことすか?」 道疋「電話に出て、声色を聴いただけで、なんとなく相手の用件がわかるでしょ?」 町夫「……まぁ」 道疋「そうすると表

          祝いの一杯【ショートショートシナリオ】

          悲劇のヒーロー 時代流【ショートショート】

           ここに一人の男がいる。男の名は時代流(とき・ながれ)。またの名を正義のヒーロー、『スーパーパワーマン』。  彼は平和を愛する熱い男である。だがそれ以上に、悲劇のヒーローである。一体、スーパーパワーマンに何があったのか?  時代流は普通の青年であった。しいて言えば、名門の理系大学に通う学生で、将来を期待される優等生であった。その上スポーツ万能で正義感に溢れるナイスガイ。それ以外はいたって普通の青年だったのだ。  だがある日、世界征服を企む悪の組織に囚われ、人体改造を施されて

          悲劇のヒーロー 時代流【ショートショート】

          ヤギトヒツジ・ビヨンド【ショートショートシナリオ】

          ※20×20原稿用紙5ページ相当 ※実写映像想定 ※Pdfをダウンロードできない方は、こちら↓(ダウンロードした方が読みやすいフォーマットです) 〇探偵事務所・中    ブランデーを味わっている門土礼[もんど・れい](35)。    やたらと目深に被った山高帽子。    そこに、鉄田舞(20)入って来る。 門土「……依頼人かい?」 舞「はい」    舞、チラと外を見て、 舞「見るからに、ガラの悪いヤギが来てます」    ×    ×    ×    二人の向かいに、ヤギのヤ

          ヤギトヒツジ・ビヨンド【ショートショートシナリオ】

          怪獣の名前【コント】

             司令室。    司令官が画面を見ながら渋い顔をしている。    周囲で焦りながら、状況を伝える部下達。 部下A「第二師団壊滅!」 部下B「港区 損壊率40%」 司令「上空からのミサイル攻撃で迎え打て」 部下C「各機ミサイル用意、発射!」 部下A「だめです! ガメゴロンへのダメージがありません!」 部下B「ガメゴロンはなおも新宿方面に進行中!」 部下A「東京湾に、マゲラ出現しました!」 部下C「横浜上空には、レポピヌン出現! 航空隊迎撃間に合いません!」 司令「しかたない

          怪獣の名前【コント】