あらすじ"昔は子供だった総ての人に贈る、シュールでマジメなバトルファンタジー!!" 小学生の頃のノリとイマジネーションを大切にしすぎるがために、クラスで浮いている高校3年生のつとむは、気が付くと異世界にいた。 本で読んだようなファンタジー世界に喜ぶつとむだったが、そこの住人達もまた、現実的な思考を持つ“大人”であった。 異世界では、いわゆる『小学生ノリ』が、強さになると気づいたつとむ。 半そで短パン/登校帽子/うわばき/ランドセル……にそっくりな鎧を装備して、その
T「昔は子供だった総ての人に贈る」 〇路上~歩道橋の下 不良になぐられ、這いつくばるつとむ。 たかし「小学生と遊んでたらしいな?」 けん「なにか問題起きて、もし内申に響いたらどうしてくれるの?」 たかし「俺のスポーツ推薦もな!」 M「そっか、ずっと友達とか……ないんだ」 つとむ、泣きそうな顔で、ヨロヨロと立ち上がると、 M「でも、あの日々が……なかったことになってほしくない」 人差し指同士を合わせた。 つとむ「俺たち、しんゆうじゃないのかよ? そんな
〇村の中央部 角を引き抜くと、ニッチョク、絶命。 魔物、体のあちこちに派手な角が生えている。 トゲーコ「……ウソだろ」 隊員A「うわー!」 と、特攻。 チョーカイ「やめろ!」 隊員A、吹き飛ばされる。 魔物、隊員たちを八つ裂きに。 チョーカイ「距離を取れ!」 が、無視して特攻するトゲーコ。 トゲーコ「ふざけんなバケモンが!」 と、グローブで一撃。 トゲーコ「どうだ」 が、効いていない。 笑うように口を開ける魔物。
主人公然としたAの元に、殺到と立ちはだかる、如何にも悪そうなB。 B「フォーを倒したくらいで、いい気にならないでもらおう」 A「なに? どういうことだ?」 B「フォーは、我々四天王の中で、最弱」 A「そんな!」 B「四天王の恥、四天王の面汚し」 A「嘘だ!」 B「四天王のミジンコ担当、更には―」 等と、しゃべり続けるB。 A「……そ、そんな弱かったのか?」 B「絶望したか?」 A「そんな弱いのに―」 B「?」 A「―そんな弱いのに、四天王になれたのか?」 B「? …
※20×20原稿用紙35ページ相当 ※実写映像想定
※20×20原稿用紙4ページ相当 ※実写映像想定 ※Pdfをダウンロードできない方は、下記本文をご覧ください↓(Pdfの方が読みやすいフォーマットになっております) 〇喫茶店・中 壁に、『WiFiつながります』の文字。 客A、不満げにスマホをいじる。 客A「つながらねぇし」 〇とあるビニールハウス・外観 ごく普通のビニールハウス。 千嵐の声「ワイは丹精込めて育てちょる」 〇同・内 丁寧に水を撒いている夢千嵐[む せんらん](72)。 千嵐「本当の子供
※20×20原稿用紙23ページ相当 ※舞台想定 ※Pdfをダウンロードできない方は、下記本文をご覧ください↓ (Pdfの方が読みやすいフォーマットになっております) 〇映画研究同好会・部室・中 横並びで勉強中の三人。 アクタ、ライタ、メラ。 アクタ「Favorite、Pleasure、Life、Death」 等と、英単語を読み上げるアクタだが、 アクタ「Bloo~d !、Horror~ !、Exor~cist !」 ライタ「おい、おいアクタ」 アクタ「(禍
ニュース番組風スタジオ。ニュース風OP曲。 キャスターが座っている。 キャスター「こんばんは、7時のニュースをお伝えいたします」 キャスター、前髪をいじる。 キャスター「昨夜未明、大型ダンプカーと家族連れの乗用車が接触事故を起こしましたが、幸い怪我人はいませんでした。事故を目撃していた山田厚彦さん(33)は、『とても驚きました。直ぐに110番しました』とコメントしてお り、警察から表彰を受けるべきだと思います」 がっつりカメラ目線で キャスター「本
※20×20原稿用紙37ページ相当 ※実写映像想定
※20×20原稿用紙32ページ相当 ※実写映像想定
※20×20原稿用紙10ページ相当 ※実写映像想定 ※Pdfをダウンロードできない方は、こちら↓(ダウンロードした方が読みやすいフォーマットです) ○陸上トラック トラックを走る泊[とまり](23)。 その姿に、走る電車が重なる。 ○××駅・ホーム・外観(夜) 走る電車、ホームへ向かう。 泊の声「3番線の次の電車、最終電車です」 ○同・ホーム内(夜) ちらほらと2~3人の乗客。 仏頂面でアナウンスする泊。 泊、佐藤(30)に気づき、走
物陰に隠れている二人の刑事。 外を覗き込む、ベテランのヤマさん。 深刻そうな、新人の森下。 ヤマさん、森下の肩にそっと手を置く。 ヤマさん「ビビってんのか森下?」 森下「ヤマさん……」 ヤマさん「犯行グループ、『銀の狼』。確かに恐ろしい奴らだ」 森下「……」 ヤマさん「でもな森下。俺達のやるべきことは何だ?」 森下「……人質を、助けることです」 ヤマさん、嬉しそうに肩を叩く。 ヤマさん「よし、突入だ!」 ヤマさん、再び外を覗き込む。
※20×20原稿用紙5ページ相当 ※実写映像想定 ※Pdfをダウンロードできない方は、こちら↓(ダウンロードした方が読みやすいフォーマットです) 〇カフェ・店内・カウンター内・中 道疋[みちびき)](35)が、コーヒーを淹れている。 道疋「電話ってさ、最初の顔でわかるよね」 と、隣の町夫[まちお] (31)に話しかける。 町夫「どういうことすか?」 道疋「電話に出て、声色を聴いただけで、なんとなく相手の用件がわかるでしょ?」 町夫「……まぁ」 道疋「そうすると表
ここに一人の男がいる。男の名は時代流(とき・ながれ)。またの名を正義のヒーロー、『スーパーパワーマン』。 彼は平和を愛する熱い男である。だがそれ以上に、悲劇のヒーローである。一体、スーパーパワーマンに何があったのか? 時代流は普通の青年であった。しいて言えば、名門の理系大学に通う学生で、将来を期待される優等生であった。その上スポーツ万能で正義感に溢れるナイスガイ。それ以外はいたって普通の青年だったのだ。 だがある日、世界征服を企む悪の組織に囚われ、人体改造を施されて
※20×20原稿用紙5ページ相当 ※実写映像想定 ※Pdfをダウンロードできない方は、こちら↓(ダウンロードした方が読みやすいフォーマットです) 〇探偵事務所・中 ブランデーを味わっている門土礼[もんど・れい](35)。 やたらと目深に被った山高帽子。 そこに、鉄田舞(20)入って来る。 門土「……依頼人かい?」 舞「はい」 舞、チラと外を見て、 舞「見るからに、ガラの悪いヤギが来てます」 × × × 二人の向かいに、ヤギのヤ
司令室。 司令官が画面を見ながら渋い顔をしている。 周囲で焦りながら、状況を伝える部下達。 部下A「第二師団壊滅!」 部下B「港区 損壊率40%」 司令「上空からのミサイル攻撃で迎え打て」 部下C「各機ミサイル用意、発射!」 部下A「だめです! ガメゴロンへのダメージがありません!」 部下B「ガメゴロンはなおも新宿方面に進行中!」 部下A「東京湾に、マゲラ出現しました!」 部下C「横浜上空には、レポピヌン出現! 航空隊迎撃間に合いません!」 司令「しかたない