すじこを最強具材に推す理由を、ちょっとだけ聞いて欲しい。
【674むすび】うにとぼんた(丸の内)すじこ
1000個のおむすびを食べて、毎日食リポを続けるというチャレンジも670回を超えた。言いかえると3分の2を超えたというところになる。
つまり、大まかにいうと後半戦に入ってきたということにもなる。
誰もが親しみを持っている和のアイデンティティフードとも言えるおむすび。
その今をしっかりと伝えることで、日本の食文化にも貢献できるはず!
さらには、その記録を後世にも残していったり、世界に伝えることもできるのではないか。
実は心の奥ではそんな熱き想いを持って、日々チャレンジをしていたりもする。
ちょっと考えてみた。
この後半戦をどうしたら、より有意義なものになるのだろうか。
おむすびというテーマで多くの人や地域などとつながりを作ることもできるし、和musubiみたいにおむすびを使った商品を考えることもできるだろう。
さらには、学術的におむすびを文化として考えていくこともできるし、最高にうまいおむすびを見つけ定義していくこともできるかもしれない。
おむすびの可能性は無限なのだ。
もちろん、おむすびを美味しく食べるための最強具材も考えていきたいところ。
これまでも鮭だったり、焼きおむすびをテーマに最強具材を深掘りをしてきた。
そして、最近、最強具材として推したいものが出てきた。
それが…
「すじこ」である。
日本の食卓で馴染みの深い食材のひとつとも言える鮭。
その鮭の卵(卵巣)は、大きく2つの食べ方がある。
それが、いくらとすじこだ。
この2つ、似ているようでちょっと違う。
いくらはお寿司などでも高級ネタとして扱われるいわゆる花形食材。プチプチっとした食感から弾ける旨味。
海鮮丼とかでも、いくらが少し乗っかっているだけでもテンションが上がってしまう。
それに比べて、すじこはかなり地味な存在である。
塩気も強いし、食感もねっとりした感じだ。
同じ鮭の卵なのに、どうしてここまで違うのだろう。
こちらの記事によると、いくらとすじこには大きな差があるらしい。
それは価格だ。
なんと1キロあたりの価格が倍以上違うとのこと。
そのせいなのか、以前はすじこの方が多かった生産量がいくらに抜かされ、今では大きく離されているらしいのだ。
こちらの記事によると2017年の国内生産量はいくら3130トンに対して、すじこがなんと50トンしかなかったとのこと。
実は、すじこは大ピンチなのである。
では、なぜこの「すじこ」をおむすび最強具材として推しているのか。
それは、すじこのウィークポイントになっている塩気の濃さや粘りのある食感。
これが、おむすびにしたときに、とんでもない強みに変わっていくからである。
そうは言っても、論より証拠。
食べてリポートしてみたい。
丸の内オアゾにある、うにとぼんた。
名前の通り、うにのメニューが多くある。
頼んだのは、もちろん「すじこ」のおむすび!
注文してから握った、熱々のおむすびにすじこが乗っかっている。
中にも、たっぷりのすじこ!
ねっとりとした独特の食感。
旨みの豊富なその塩気。
これが、周りのごはんに染み移っていく。
いやあ、これはうまいよ。
この染み込むうまさ。
お寿司や丼みたいなものだと絶対、表現できないよなあ。
すじこを熱々のごはんで包み込む、おむすびだからこそできる美味しさ。
すじこ、最高!!!
この先、最強具材を探していく中で、そのひとつにすじこは入れたいなあ。
ご馳走たまでした!
すじこ迷作シリーズもよろしければ。
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ファンベースデザイナー、地域創生プロデューサーなどしてます。 おむすびnoteを毎日書いてたり、浦和レッズを応援したり… みんなが、好きなこと、応援したいことを素直に言える世の中にしたいなあ。 皆さんと、いろいろなコラボをしたいです! ぜひぜひご連絡ください!