昭和レトロおむすびが、令和の時代に心響く

【194むすび】助六 (東十条) 茶めし

東京の北区にある十条駅を降りて、少し歩いてみた。ほどなくして、なんだか懐かしい雰囲気のアーケード街が現れる。掲げられているのは、十条銀座という看板。そう、ここは都内でも賑わっていることで有名な十条銀座商店街。日曜日ということもあり、多くの買い物客が集まり、かなりの賑わいん見せている。
この十条銀座は、安くて美味しそうなお惣菜屋さんが軒を連ねていて、食べ歩き商店街と言われることもあるらしい。

実は、この商店街にきた目的があった。
50種類以上のおむすびを提供すると言われている、すごいおむすび屋さんがあると何人かの方にお勧めいただいたのだ。

ガーーーン閉まっている。
営業している日なのに…

何か貼り紙があるわけでもないので、特別な事情でもなさそう。そう言えば、売り切れ次第、閉店との情報もあったので、たぶんそれだろう。なら、大丈夫。
また来ればいい。

時を戻そう。

十条駅から線路の反対側に向かって、10分ほど歩くと新幹線の高架橋が見えてきた。
このあたりは高台になっているらしく、新幹線の高架に向かって、階段を降りたところにあるのが京浜東北線の東十条駅だ。

駅につながる階段の手前に、趣のあるお店が並んでいた。

和菓子屋さんらしいが、看板には、「いなり、のり巻、おにぎり」の文字も。

書いてある電話番号も気になる！
ちょっと調べてみたら、900番代の電話番号は北区でもかなり古い番号とのこと。レアだ！

ショーケースには、おまんじゅうやのり巻きなんかが並んでいる。

おにぎりもある。
赤飯おにぎり、ゆかりおにぎり、茶めしおにぎり。

購入したのは、茶めしおにぎり。
驚いたのは、1個75円という価格！今までのおむすびチャレンジ最安値。

少し柔らかめのごはん。
優しい味わいの茶めしに、海苔がしっとりと絡みつく。
なんだかほっとする。

この時代、誰も傷つけないお笑いというのが人気らしいが、誰も傷つけないおむすびというのもアリだと思う。

ご馳走たまでした！

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