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(中編)関係人口とは、その地域のファンをつくること

【161むすび】HOPPIN'GARAGE米お披露目の会(ばっけみそ)

「関係人口をつくろう」と、国も地域も企業も口を揃えたように言うようになった。でも、関係人口って、簡単にはつくることができない。なかなか増やすことができないもの。

そのヒントになるようなことを書いてみようと思う。

今年おむすびエールというビールをサッポロビールさんの企画でつくることができた。その時に全面協力をしてくれたのが秋田県羽後町。

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詳しくはこちらに


この羽後町、お世辞にも交通の便は良くない。東京から新幹線を使って乗り継いで行っても、最短で5時間はかかる。人口も1万5千人くらい。冬は、日本を代表するような豪雪地帯。この先、少子高齢化や過疎化の問題だってある。

だけど、少し前から、いろいろな人に、「この羽後町はいいよ」「とにかく頑張っているよ」「あったかいよ」「すごいよ」という声を聞くことが増えてきた。

今はものすごく情報が溢れている時代。
普通に受け取る情報は、あっという間に遠くに流れていってしまう。だけど、自分の身近な人からの情報は信頼できるし、心にも止めることができる。

では、この羽後町をおすすめしてしまう人が増えているの理由とはなんだろう。

ここで、3つのポイントが大切になる。
「もの、こと、ひと」だ。

1つめのポイントは、ものだ。
まず、美味しい食が充実している。
特に取り上げたいのが、西馬音内そばだ。

西馬音内そばとは、ふのりをつなぎに使ったそばのことだ。以前冷やがけそばを食べた時に、美味しくて衝撃を受けた。


ちなみに、この西馬音内そばを提供している道の駅端縫いの郷は、今年の東北地方ナンバーワンの道の駅に選ばれている。
ここでは、通常の道の駅のオペレーションではあり得ない手打ちそばを提供している。このそば目当てで来るお客さんも多く、連日、大行列になっている。
この他にも、お米や野菜、羽後牛など、ひとに伝えたくなるような美味しいものがいっぱいある。

2つめのポイントは、ことだ。

実はこの羽後町、日本三大盆踊りの一つである、西馬音内踊りで有名なのだ。

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先日、参加した体験会。
女性のうなじと優美な振り付けにウットリ。

少し教えていただいたけれど、振り付けはかなり難しい。これを見たい、覚えたいと言う人が県内外から集まってくるらしい。

そして3つめのポイントは…

ちょっと長くなってきたので、続きは次回に。

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さて、おむすび。ばっけみそ!がある。
ばっけみそとは、秋田の名物で、ふきのとうのみそのこと。
春に収穫したふきのとうをみそに混ぜて瓶詰めしたものだ。

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せっかくだから、たっぷり乗せてしまおう。
うーん贅沢!

たっぷりのみそと一緒に、おむすびをほおばる。
ふきのとうの鮮烈な香りが、口の中に広がってから鼻に抜けていく。自然の恵みから、春を感じさせる。

豪雪地帯の秋田の人たちは、都会にいるひととは比べられないくらいに、春を待ちわび、春を喜ぶに違いない。

一度味わったら、忘れられない。また、食べたくなる。まわりの人に伝えたくなる。
そんな関係人口のヒントにもなるような、味わい深いおむすびでした。

ご馳走たまでした!

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