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大学受験“対策”って何!?

いやね、今日も今日とて授業だったわけですよ
休み時間には質問を受けてましたよ

そしたらですね
関係詞に関する質問を受けました
ありがとうございます

はじめましての生徒さんなので
なんで僕に質問されたかわかりませんが
誰かに相手されると機嫌が良いですよね
ほいほいと尻尾振って質問対応しましたよ

「関係代名詞と関係副詞の区別がつきません」

あるあるの質問です

場所だからwhereって習ったんですけど…

おい誰だ、そんな嘘ついたやつは?
と言葉が出かかりましたが

名詞+関係詞+不完全文→関係詞は関係代名詞
名詞+関係詞+完全文→関係詞は関係副詞
とレクチャーし

文の中で名詞の役割だから関係“代名詞”
文の中で副詞の役割だから関係“副詞”

という話をして

文の中の名詞が関係代名詞になってる→後ろが不完全文に見える
文の中の副詞が関係副詞になってる→後ろが完全分に見える
ということをいくつか例文を示して説明しました

「わかりやすい」とお褒めの言葉をいただきました
ありがとうございました

でね、
彼女らは、定期試験“対策”として、
「テキストの答え」を覚えたり
「定期試験の範囲内で使えるテクニック」=「定期試験でしか使えないテクニック」を覚えていたのかなと思います
せっせと、覚えてたのではないかなぁ…熱心な生徒だったし

でもさ、テキストの問題が答えられるかどうかってあまり意味ないですよね

本来は初めて見る内容で
しっかり英語を発信できる、とか
しっかり英語を受信できる、とか
狭い範囲で言えば
しっかり正解を得ることができる、とか
そういうことが必要なんですよね

テキストの答えを覚えれば
定期試験は点が取れるけど
模擬試験、大学入試、資格試験では
点が取れないわけですよね

そこらへん教える側に自覚がなさ過ぎる気がする

自分とこの予備校のテキストの答えを教えて
自分とこの模試で点を取らせて
ほら、うちの予備校で授業受けたら(うちの)模試の点が上がるよー
ってマッチポンプしてお金稼いでるそこらへんの予備校じゃないんだからさ

ちなみに
模試でお客さんを見つけたら
点を取れないお客さんにうちの授業で点が上がりますよー
って営業かける予備校さんてさ
本当可愛いですよね♪
ちったぁ大学受験の研究してから模試作れって話
共通テストに形だけ似せて中身がまるっきり違う共通テスト対策問題を乱発しておりますが
これ、次の2月頃にクレームの嵐になりませんかね?
まじ話にならないレベルですよ
気をつけてね、受験生

さて、閑話休題

受験“対策”って目の前の問題の⚪︎×じゃないんですよ
得た知識を次に使えるか、なんですよ

あまりにも知識の射程距離が短いのですよ

問題を解く
今ある知識をもとに正解を導く
解説を熟読する
今ある知識とのズレを確認する
知識を修正する
次の問題へ進む

というプロセスを経ていくのが“対策”であって

問題集何冊解いたとか
ある問題の⚪︎×がいくつだったとか
そんなのどうでも良いんです

トライアンドエラーを繰り返して

試験本番で必要な点数取れれば良いんです

本当の意味での対策しましょうね

で、教員側も
ちゃんと対策させてあげましょうね
(ちゃんと授業しようね♪)

で、誤解されたくはないのですが
僕は至って普通の平凡な英語教員です

偉そうなこと言ってしまいましたが

中の中か、中の下みたいな教員です

(人間性ならゲジゲジです)

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