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ツキノエッセイ

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なにげない日常だったり、ふらりと立ち寄った過去や、ふと思い出した記憶を拾い集めて、言葉の花束にしてみたい。 切り取ったシーンをそのままに ノンフィクションを始めてみる。 人生…
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#眠れない夜に

大切な「おしごと」

大切な「おしごと」

今朝、窓を開けたら風が変わったような気がした。もう一度、目を閉じて風を感じてみる。
ずっと遠くの方で秋の気配が揺らめいていた。

あと一週間で八月が終わる。
月が変わるたびに同じことを思っているわたし。

「時間が経つのが早すぎる。」

ああ、また今月も呟いてしまった。
そして必ずそれとセットでやってくるのが、この言葉だ。

「わたし、この一か月なにしてたんだろ?」

家族と二泊三日の京都旅行をし

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新月の夜に蓋をあける

新月の夜に蓋をあける

今夜は、新月だね。

最近の自分に対してなんだかしんどさを感じていて。なんでなんだろーってずっと考えてた。その理由が今日やっとわかったような気がしたの。
これまでの自分の在り方や価値観が変化しているのに、気づかないフリをして、変わらない自分を生き続けていたから。

ずっとやってきたことだからとか、人にどう思われるかとか。そんなことばかり気にして変わり始めた自分に蓋をして、おもしまでのせていた。だか

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雨音

雨音

さらさらと雨の音が響く朝、
耳の奥をくすぐられているみたい。

今日が日曜日であることに心底ホッとする。

まだ布団から出たくない。このまま永遠に雨音を聞いていたい。いつまでも。

そういえば、あの人に会う日もよく雨が降っていた。買ったばかりのスニーカーを履いて会いに行く。白いコンバースが汚れることさえも、心が弾む魔法のように思えた。いつだってわたしの足取りは軽かった。

好きな人にただ好きだと伝

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