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自分の言葉で日常を切り取りたいと思っています。 毎日書きたいけど、そこまでの感性があり…

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自分の言葉で日常を切り取りたいと思っています。 毎日書きたいけど、そこまでの感性がありません。 文章の訓練生。

マガジン

  • 3分で読める国際報道

    NHKの報道番組を参考に、コメントをつけています。

最近の記事

マインドフルを実践して変わったこと

2週間ほどマインドフルネスを実践している。 実践していて感じるのは、マインドフルネスは、頭の中で思考や言葉、感情がぐるぐると湧いて止まらない傾向がある人にはかなり効果が見込めるのではないかと思う。 近代的主体に悩みまくって「こころ」を書いた夏目漱石や、「将来のぼんやりとした不安」に自殺した芥川龍之介が読んだら彼らは少し救済されたのではと思うほどだ。まぁ彼らはそれだけ言葉や思考に拘れたからこそ文学をしていたかもしれないけれど。 2週間で変わったことは、以下のようなもの。

    • スタンフォードの脳外科医が教わった人生の扉を開く最強のマジック

      先日から読み漁っている、心に関する本のひとつ。 あまりにも素晴らしい本である。何度も繰り返し読みたい名著だと思う。 しかし、読む人、そして読むタイミングを選ぶ本だと思う。 なにか心がきついときとか、大きな喪失を抱えているとき、不安な気持ちに苛まれているとき、そんなときに読まないとあまり入ってこないかもしれない。 通常時に読んでも、何こんなスピリチュアルなことを言ってるんだこの著者は、となりかねない。 本書のキーメッセージは下記のようなものだろう。 1)マインドフルネスを実

      • マインドフルネス瞑想の感想

        とても辛いことがあって、何か自分を助けるヒントがないかと思って、心に関する本を読み漁っている。 一番最初に手に取ったのは、本書である。 KindleUnlimitedの対象だったので、とりあえず読んだ。 キーメッセージは、以下にまとめられると思う。 1)私たちは、絶えず情報やSNSで、注意を散乱させられる状態にあり、脳や心や感情を休める時間がない 2)私たちの苦しみの原因は、思考や感情は移ろいやすく、諸行無常(常に動いている)なのに、その思考や感情を言葉によって何度も繰

        • インプット時間短縮の方法と「反応」を減らすことについて考えたこと

          毎日の生活でインプットが多すぎて、かつまだ追いきれてないと思うことはないでしょうか。スマホ以後に特に顕著だがインプットには、量的に困らない環境となっている。 SNSや動画を見すぎて困っているので、対策を少し考えてみた。 そもそも、何かをクリックして見たり、読んだりすることのほとんどが、「欲望」というより「反応」であると思った。 であるならば、「反応」をしないようにすればいい。 具体的にどうするか? ・「反応」してもいいことにする ・何かを見たり、読む場合、全部を見ようと

        マインドフルを実践して変わったこと

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        • 3分で読める国際報道
          3本

        記事

          週刊誌報道が暴走しているのはなぜ

          今年の1つのテーマは、賃上げだろう。 これからの春闘の季節でニュースが続々と上がってくるものと思われる。 賃上げの機運が高まるのは大変いいことだと思う。 しかし、一方できちんとした労働組合などのない中小企業は、この風潮に取り残されるケースも散見されそうな感じがしている。 思い出すのは、日本の高度経済成長のときの、創価学会である。 創価学会の会員数が増えた背景として、地方の次男、三男が、都市に出てきた際の心の手当てを担っていたからであるとよく言われる。 当時はまだ、通信手

          週刊誌報道が暴走しているのはなぜ

          米国の個人の主体の見直しの動きか

          興味深いニュースを見たと思った。 これまでのアメリカでは、考えられなかった判決ではないだろうか。この判決は事実上、個人に責任を負わせるのではなく、親族に連帯責任を負わせるものである。個人の自由と責任を重んじてきたアメリカの世界観を変えるような判決に見えなくもない。 分断しすぎたアメリカで、もう個人だけでは責任の所在を賄いきれないと考えられるようになっているのかもしれない。そもそも「主体」という概念も、神が前提になっていると思われる。英語の主語(Subject)は、下に投射

          米国の個人の主体の見直しの動きか

          20240108の記録

          今日の出来事と考えたことをメモしておく。 田中角栄邸が焼失した。 時の流れとは言え、昭和の遺産がなくなっていくことに割と危機感を持った方がいいのではという感想だ。 田中角栄の残した日中国交正常化の大きすぎる遺産が、今後の米中の緊張関係における日本の切れるのカードになるかもしれないと少し思っている。 立花隆が告発しなかったら、意外と日本の独自外交路線を作れたんじゃないかと。田中角栄に関しては、映像の世紀がめちゃくちゃおもしろかった。 また、再放送があれば期待したい。 ht

          20240108の記録

          自分を支えているものへの想像力をもてる人に

          年が明けて、地震と空港事故があった。 おそらく被災地では、たくさんの方が援助に入っていることと思うし、JALの事故も少しずつ情報が出てきていた。 今日思ったのは、客室乗務員、パイロットの方、もはやプロ意識というより、武士道に近いレベルではないか。 これは職業倫理と日頃の訓練だけで培えるものを越えていそうだが... 人のゲノムに眠っている力か。 いずれにせよ、あの燃える機体の状況から冷静さを保ちながら、 ほんとうにすごい仕事を成し遂げられたんだなと思った。 普段は、目立たず

          自分を支えているものへの想像力をもてる人に

          田舎の正月と贈与

          お正月を田舎で過ごしている。 これまでの10年は好き勝手やっていたし、20代の頃には、考えもしなかったことが田舎の生活にはまだ残っているなと思った。 それは贈与である。親族の往来で、お年玉含め、いろいろなものが受け渡されている。子どもの頃はもっと多くの贈与があったように思い出している。 贈与は、交換ではない。 交換は、生じようとする関係性を一瞬で相殺してしまう。 贈与は、他者に「もらった」という重荷を与え、人間関係を作る出発点である。贈与は、義務的であるけれどあの人に返さな

          田舎の正月と贈与

          新年、少しずつ書く、今日の読書

          2024年01月01日。 昨年は途中で書くことをやめてしまったので、今年は再開して雑記と思考や感情を、細く長く続けていきたい思いである。 新年早々、石川県を中心に地震があった。 元日から、家に損害が出る方、集会所で夜を越す方、現場に救助に向かう人、消防、自衛隊の人など、いろいろな方が献身されていることを想像している。 自分の場合は、Web診療の仕事に関わっているので、医療情報の提供の部分で何かしらの力になれたら嬉しいと思いっている次第である。 昨年が関東大震災100年で

          新年、少しずつ書く、今日の読書

          デフォルト効果を使う

          行動経済学の本を読んでいます。 意思決定に関する学問なので、読むたびに新たな発見がある、おもしろい分野だと思っているし、役にたつ。 読んでいる本については、別記事で書評を書こうと思っているが、今日はデフォルト効果を自分の生活に応用してみたことを書く。 自分の意思決定を、普段から意識している人はどれくらいいるだろう。 行動経済学は、自分の毎日おこなっている、意識的あるいは無意識的な選択を見直し、改善する機会を与えてくれる。行動経済学は、日常生活に自分が実行していることを記録し

          デフォルト効果を使う

          目標は、頭に思い浮かべやすい形に言い換える

          行動経済学の本を読んでいて、人間の行動の深層をできるだけ掴みたいと思っているのですが、おもしろい記述があったので、書きます。 人間は、自分が思っている以上に「なんとなく」選択をおこなっている。たとえば、コンビニで何かを買うときに、いちいち購入理由を言語化などせずに、いつものか、馴染みのあるものを選択しまいがちだ。 しかし、企業のマーケティングなどの現場では、「商品Aは価格が安くて品質も良い」と訴求すれば、合理的に消費者は選択してくれのではないかと考えてしまうことが頻繁に起

          目標は、頭に思い浮かべやすい形に言い換える

          境界知能という言葉について

          「境界知能」という言葉を目にするようになった。 何かの構造的現象を説明するときに用いる言葉としてならまだ理解できるが、「自分より知能が劣る人たち」みたいな文脈で使われているのを見ると、大変残念な気持ちになる。 特にSNSなどでインフルエンスがある人が使うと、言葉がひとり歩きする傾向があると思うので、特に悪気なく使っている人が増えて差別的な思考が広がるのではないかと懸念している。 さて、境界知能という言葉は、この社会がIQとか、偏差値とか、文明社会を営む上で、用意されている

          境界知能という言葉について

          【ブラタモリ】新潟県長岡市

          ブラタモリの、メモを書いておきます。 新潟県長岡市のロゴは、「長」の漢字を崩して、鳥のように視覚的に捉えることができる形になっている。これは、不死鳥フェニックスを表現している。長岡市は、幾度もピンチに見舞われたけれど、その度に復活してきた歴史的経緯から、フェニックスに思いを込められている。 江戸から戊辰戦争 長岡周辺は、江戸の頃から裕福な自治体で栄えた街だった。 長岡藩の拠点だった、長岡城の本丸は現在の駅が立っているところに存在していた。 江戸の頃の物流は今とは違い、船

          【ブラタモリ】新潟県長岡市

          コーチングとバスケ日本代表

          バスケットボールのW杯の日本戦を欠かさずに見ている。 先日、フィンランド相手にめちゃくちゃ歴史的な勝利をおさめたのは、感動ものだった。サッカーも日韓W杯で勝利してから、日本サッカーは強くなっていったように、これからバスケットボールは明るいと思わされた結果を出した。 さて、正直コーチングについてはほとんど知らない素人だが、ヘッドコーチが変わってあまりにもチームが変貌しているのが、明らかに見えるので、書いてみたい。 男子日本代表のヘッドコーチは、東京オリンピックで女子バスケ日

          コーチングとバスケ日本代表

          【ブラタモリ】松島編を見てのメモ

          ブラタモリがけっこう好きで見ているので、番組の都度メモ書きを残していこうと思っている。地質や地理条件が果たした歴史への影響を見ていると、なんだかんだ現代社会の諸々も、自然環境や地理によってたくさんの文脈が、わたしたちの中に流れているのを感じることができるから好きである。 さて、松島である。日本三景のひとつだ。 意外にも、観光地として人気になるのは、明治以降の近代化を経てのことらしい。 250ほどの島が連なっている、湾のことを松島と呼んでいる。 松島は、名前のとおり、松が

          【ブラタモリ】松島編を見てのメモ