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超個人的2018ベスト映画! (36日目→映画レビュー)

いろんな人の映画ランキングを読んで、わたしも書きたくなっちゃいました。
超目玉作品を見逃していたり、映画の出来はイマイチだけど自分にとっては大切なんだよォォオ~!という作品を含んでいるので、≪超個人的≫≪私にとっての≫ランキングです。

基準は『私の心が揺さぶられたれかどうか』のみ!
映画のあらすじ等もブッ飛ばして、自分の琴線にふれた部分を書き散らしてます。


≪洋画ベスト10≫

1位:レディ・バード

打ちのめされた。エンドロールが終わっても涙が止まらず、劇場のトイレに駆けこみしばらく泣きました。

若い頃、自分が何者かになれると思っていた。ありあまるパワーを制御することもできず、「誰も私のことをわかってくれない」と、勝手に傷ついて自爆して。
特に、私のやること全てを否定する母は、“ありのままの”私なんて愛してないと思っていた。
でも、それは違うと、この映画が教えてくれた。

母にも『自分が何者かになれる』と信じていた時代があったから、たくさん傷ついて生きてきたから、自分と同じ傷を娘の私に負わせたくなかったんだろう。
とても不器用だし、母が娘をコントロールすることの是非は別の問題としてあるけれど、私は愛されていないわけではなかった。

「母とは分かりあえない」と思っていたけれど、私から母を理解しようとしたことは、一度もなかった。
母と永遠に会えなくなる前に、気づかせてもらえて良かった。

オールタイムベストに加わるくらい、好きな作品でした。


2位:君の名前で僕を呼んで

打ちのめされました(2回目。笑)はぁ…。ため息出るほど好き。
特に心に残ったのは、主人公の両親の存在。息子が傷つくと分かっていても、経験が人生を豊かにするからと、主人公を見守る二人。
今後、子供を持つことがあるなら、こんな親になりたいなぁ。

ああ!!!そして!!!
君の名前で僕を呼んでもらうだけで、どうしてこんなに美しく官能的なんでしょう。
とにかく、ため息を何度もつきながら、世界にどっぷり浸りました。


3位:A Ghost Story

せつねぇ!せつねぇぞ!!
映像、音楽、役者の演技、詩のような言葉たち、すべてが絡みあって見たことのない世界を作っていました。最高に好み。


4位:スリー・ビルボード

正義(と、当人が思っている)を盾にすれば、他者を傷つけ追い詰めてもいいという風潮に、警笛を鳴らす姿勢がとても現代的でした。
他者に不寛容になっていく世界で、ひと筋の光を見たような気がします。


5位:ボヘミアン・ラプソディ

あ、もう単純にめっちゃ楽しかったです!ごちそうさまです!X Screenの応援上映、最高でございました。


6位:アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル

主人公を含め、悪役たちの顔つきやセリフが最っ高!キャラ立ってます。


7位:フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法

はぁ…。主人公の少女が、いつか母を思い出すとき。あの破天荒なお母さんの、笑顔を覚えていてほしいと、願わずにはいられない。
(観てない方には、なんのこっちゃですね…。)
そしてA24、すごいっ。好きっ!


8位:犬ヶ島

ウェス・アンダーソンの!!パペットアニメーションが!!!大好物なのですよ!!!!
や~ん。もう、堪能!


9位:ビューティフル・デイ

汚れたホアキン・フェニックスが、世界一好きだーーーーーーー!!!!!(おーーーーー!!)
『レオン』からポップさを剥いだような世界観も好き。


10位:女は二度決断する

ダイアン・クルーガーさん、最高でございます、ありがとうございました!!(土下座)
主人公の痛み、怒り、憎しみ、悲しみ。すべてが突き刺さってくる。
最初は容疑者が不気味に見えるけれど、実はただの視野が狭く思慮が浅い人間である、というのを徐々に明かすところも良い。

≪邦画ベスト5≫あまり観れなかったので、ベスト5…。

1位:勝手にふるえてろ ※公開は2017年末ですが、観たのは2018。

いや~!ダントツ!!大好き!!予告のポップさに、食わず嫌いするところでした。

主人公の“痛さ”がグサグサ刺さるのに、笑いのセンスが抜群で、ひさびさに劇場で声だして笑いました。
そして、松岡茉優さんオンステージ!器用さと魅力を併せ持つ、最強の役者さん!

2位:生きてるだけで、愛。

痛い痛い痛い!!!それなのに、映像が、色彩が、音楽が、美しくて泣けてくる。
菅田将暉さんの、諦観と愛情を揺れうごく演技が素敵でした。


3位:寝ても覚めても

不思議な映画だったなぁ。目の前で起きていることはドラマチックなのに、登場人物は淡々としていて。
人生ってこんな感じかもな、なんてことを思った。


4位:カメラを止めるな!

もう何も言うことないっす。ありがとうございました!
映画っていいよね!作るって、楽しいよね!っていう気持ちが、スクリーンから溢れてて、涙。


5位:羊の木

ただただ、吉田大八監督のファンなんです!!!
同じ時代に生きて、新作を観れることが、ただただ嬉しいんです!!
役者さんのいろんな顔を引き出していて良かったな~。


◆◆◆◆◆◆

そんな感じで。後半に進むにつれ、語彙力失ってますね(笑)
「この映画もオススメだよ~」という作品がありましたら、ぜひぜひ教えてください!

今年もたくさん素敵な映画に出会えるといいな~。

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