マガジンのカバー画像

読み返したいnoteたち

75
運営しているクリエイター

#コラム

「幸せになるのが苦手」が終わるまで

「幸せになるのが苦手」が終わるまで

集合写真に映る僕の笑顔は、いつもどこか引き攣っている。
お祝いされる側だと、さらにぎこちなくなる。
他人から祝福されるのは嬉しいのだが、申し訳なさも同時に感じてしまう。
自分が幸せになっていいのだろうか?
素直に祝福を受け止められる人間になりたい。
僕の性格を変えたのは、妻との出会いがきっかけだった。

野外映画での初デート

雨が止まなかったら、妻との関係もそこで終わっていたかもしれない。
まだ

もっとみる
「人に期待しない」の正しいやり方

「人に期待しない」の正しいやり方

「おれは人に期待していないから」と言いながらめちゃめちゃ期待してるじゃねえか、と思った話。

「人に期待しない」というのは人生を軽やかにする方法としてよく聞く言葉だ。だけど、その使い方や捉え方にもやっと違和感を覚えることもよくある。

「どうせ俺をバカにしているんだろう」「どうせ何を言っても口だけだろう」「どうせ俺が困っても助けないだろう」と、「どうせ」のオンパレード。そして「それが俺にはわかって

もっとみる
『タイムリッチ』に生きること

『タイムリッチ』に生きること

抜けるように青い秋晴れの空を見て、『今日はイヤホンを外して歩こう』と思った。
目も耳も、体のすべてで秋を感じたいと思ったのだ。

普段は自らに課したノルマに追われるように英語のリスニング教材を聞き、電車待ちで時間が開いたら英文を読んだりSNSをチェックしたりと忙しなく過ぎていく時間。
その一瞬をイヤホンもスマホもなしで歩くだけで、こんなにも世界の色は違って見えるのか、と驚いた。

インプットでもな

もっとみる
25歳で社会人兼大学1年生。必死に人生を取り戻そうとしていた #社会人1年目の私へ

25歳で社会人兼大学1年生。必死に人生を取り戻そうとしていた #社会人1年目の私へ

はじめて就職したのは25歳。人より遅れての社会人スタートだった。
プライドが高く、劣等感も強い人間の社会人&大学デビュー戦。
それまでの夢ごっこが終わり、みっともなく無様になりながら、どうにか社会と向き合おうとする男の記録になる。
仕事に向き合っている方は、最後の1文だけでも読んで欲しい。

仕事が出来ないのに、プライドが高く人に聞けない困った奴学歴、職歴、コネ、スキルもない25歳。あるのは無駄な

もっとみる
応援したい人がいる人生

応援したい人がいる人生

ヤクルトが負けている。

いやまあ、もともと常勝軍団とはいえない我が贔屓チームではあるのだけど、なんと16試合連続で負けている。

年間140試合あるうちのたった16回黒星がついただけではあるのだけど、それが連続してしまうとまた別の意味合いが出てきてしまう。

派手に負ける日もあれば、ギリギリ1点差で負けたり、お互い打ち合ってわけがわからなくなった末に負けたり、一打逆転まで追い詰めながら負けたり、

もっとみる