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自動車開発の思い出 その22


テストコースで居眠り運転

再度渡米しました。時差ボケ、いやですね。それでもテスト走行はしなければならないのです。オーバルコースだけのテストコースを二人で騒音測定しながら走っていた時の事。
私がドライバーを担当していて、ただぐるぐる回っているので、時差ボケでついコクっと…瞬間で寝てしまうのです。もちろん、すぐハッと起きるのですが、上司から「おい、○○大丈夫か?」と注意されます。「はい、大丈夫です!」と返すものの、またコクっとなってしまいます。
この検証チームに編入される前からの付き合いだから大目に見てくれましたが、時差ボケで眠いのはどうしようもありません。

一般的に、若い方が時差ボケに強いと言うけれど、私の場合は強くないです。時差が多い海外に行くと、馴染むのに2週間位かかります。
食べ物は変わったものでなければ問題はないですが、睡眠と体調、言語に馴染むのにその位の時間が必要でした。
特に、地球の自転と逆回りの国の時差ボケはキツい。この時は東回りですから、まさしくそれです。
居眠り同様に注意しないといけないのが右側走行です。特に交差点を曲がる時は要注意!
一般道を走っていた時の事です。その上司が運転していて交差点を曲がったら、間違って左側車線に入ってしまった。咄嗟に「○○さん、逆車線!!」と大声で言って、すぐにショッピングセンターの駐車場に逃げ込んで回避しました。

この時点では分かっていても、曲がっていく途中で間違える事があります

このように、交差点を曲がる時に日本の左車線の習慣がフッと出てしまう事があるんです。たまたま、対向車線を走って来る車がなかったので、事故にはならずに済みました。
この場合は曲がった車線に中央分離帯がありませんでしたが、もしそれがあったら反対車線には入れません。考えただけでも恐ろしいです。

テスト走行では左ハンドル車も良く乗るので、ワイパーとウィンカーを間違って、慣れない左ハンドルあるあるの「曲がろうとするとワイパーが動く」誤操作はまずしません。頭の中でパッと切り替えられます。
それでも交差点は要注意。「あれっどっちに曲がるんだっけ?」となる事があります。
必ず二人以上で乗って、交差点手前で「右の車線に入ってね」とナビゲートしてあげる。そうしないと、逆走して大事故になる可能性があるのです!

結婚式とかでハワイとかに行って、せっかくだからオープンカーに乗って島を一周してみようという気持ちも分からなくはないですが、素人が思いつきでそのような事をするのは、ご遠慮願いたい。いくら法的に認められているとはいっても、分別は付けるべきだというのが私の考えです。
日本で外国人が調子に乗ってマリオカートで道路交通法違反をするのが問題になりましたが、外国に行ったら同じ事にならないようにしましょう。
大人として冷静な判断をする、そうしないととんでもない訴訟に発展する場合もあるのです。
「人様に迷惑をかけないように行動する」という日本の教育は素晴らしいと思います。

マジ軽ナットは動きの邪魔している静電気を除電して、動きを良くして効率化するもの。ですから、今までにない体感になる事があります。
タイヤを除電しただけで「グリップ感が上がるのに転がり抵抗は減るという、ハイグリップタイヤとエコタイヤの相反する作用が同時に起こり、最初は戸惑いました」というスイフトスポーツでのインプレッションを寄せて下さったユーザーさん。実に的確で詳細な検証リポートを何度も頂いています。
普通はタイヤのグリップが増せば、転がり抵抗は増えます。マジ軽ナットではこのインプレッションの通り、転がり抵抗が減るのに接地感(タイヤが路面を捉えている感じ)が増します。
転がり抵抗は減りますが、制動距離は短くなります。制動していくとタイヤが今までより踏ん張りつつ、ギューッと潰れてくれます。これはゴムの分子の動きが良くなるからで、接地感と共に安心したブレーキングになります。
安全で安定した運転はそれこそ「人様に迷惑をかけないように行動する」事に繋がります。

転がり抵抗を知っている人なら、どのようなメリットがあるかはすぐに分かるはず。と、いう事でその影響が大きいレースにもマジ軽ナットは採用されていて、本日もエコラン参戦チームにお買い上げ頂いています。
10月13日(日)モビリティーリゾートもてぎでHonda エコマイレッジチャレンジ(省燃費レース)が開催されます。
エコラン会場にてマジ軽ナットシリーズが展示されます。
展示場所は高校生のクラスに参戦する神奈川県立平塚工科高等学校のエリアで、マジ軽ナット タイヤ用や、マジ軽ボルト・ナット・バンド等のマジ軽ナットシリーズを展示、パンフレットとショップカードは配布して下さるそうです。
除電チューニングに興味のある方は顧問の先生方に質問してみて下さい、とてもお詳しいです。

参戦してまだ数年ですが、各部除電チューニングをしています

中学生の皆さん、高校で静電気の除電を学べるのは日本では(おそらく世界でも)この高校しかありません。現在は自動車科のみですが、そのうち加工技術や電気科にも広がって行くと思います。
何しろ先生方の間でマジ軽ナットが流行っている位ですから。
中学生の皆さん、学校のサイトを覗いてみて下さいね。
除電はこれから必要になる技術ですよ。

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