転職をして、整体師を目指す方へ〜ボキボキ＝整体ではない〜

骨盤矯正・ボキボキ手技・ストレッチを
一切やらない異色の整体師トリプルＫです。

整体と聞いて、まずどんなイメージが湧いて来ますか？

体に良さそう

痛みを解消してくれる

骨盤矯正

バランスを整える

痛そう

怖い感じなど

色々なイメージがあると思いますが、ボキボキするやつって言う方も多いのではないだろうか。

僕は、整体＝ボキボキのイメージが広く浸透している様に感じます。

しかし、僕はボキボキする事が、整体とは言えないと思っています。

まず、関節がボキッと音が鳴るのは、骨と骨を繋ぐ関節包内で、気泡が弾ける音だと言われています。

関節の可動域を超える外力が加わった際、関節包内の圧力が低下して、関節包内に気泡が発生します。

その気泡が関節包内で弾ける時に、あのボキッと音が鳴るのです。

このボキッと音が鳴るのは、関節に歪みがある場合だけです。

歪みが無く、関節の可動に問題が無い場合、音は鳴りません。

音が鳴るのは、関節の歪みがある証拠です。

そして、ここが重要なのですが、音が鳴る事と、関節の歪みが矯正される事はイコールではありません。

音が鳴ったからといって、矯正された訳ではないということです。

指鳴らしをする人は、実体験として分かると思うのですが、指を鳴らして直ぐには鳴らす事は出来ませんが、暫くするとまた音が鳴りますよね。

もし、指を鳴らして、関節が正しい位置に矯正されるのであれば、その後は音が鳴らないはずです。

でも、現実は違います。

時間が経てば、何度でも音が鳴るのです。

これは、他の首や背骨、骨盤などでも同じです。

確かに、ボキッと音が鳴った後は、可動域が広がります。この点については、認めます。

しかし、先ほども述べた様に、歪んだ関節が矯正される訳ではないのです。

関節の歪みは、二時的に歪んでいるケースがほとんどです。

首や背骨、骨盤などの歪みは、結果として歪みが生じているので、その歪みを生む原因が必ず存在します。

その原因にアプローチしなければ、根本的な解決にはならないのです。

信じている方はショックを受けるかも知れませんが、ボキッと音が鳴ると、インパクトがあるし、何だか矯正された気になりますが、それは錯覚ということです。

一時的に可動は良くなるものの、関節が正しい位置に矯正された訳ではありません。

関節の歪みがあり、その可動の悪い関節が強制的に動かされただけなのです。

歪ませている原因を取り除かない限り、また同じ状態に戻ってしまいます。

以上のような理由から、ボキボキすることが、整体とは言えないと思っています。

ボキボキ音を鳴らして、自慢気にしている整体師がいますが、その勘違いに早く気付いてもらいたいものです。

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