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秋のフランダースの旅 Vol.1 水の都ブルージュ散歩

こちらは2023年9月に、ブルージュ、ゲント、アントワープ、ブリュッセルを旅した時のものです。旅の参考にされる方は、必ず現在の情報と照らし合わせてくださいね。
他のエピソードはこちらから。(これはVol.1ですが、この前にプロローグがあります。)

私はどちらかというと宿にはそこまで拘らないタイプ。でもどこでもいいというわけでもなくて、清潔で便利なロケーションであれば星付きホテルで無かろうと構いません。とはいえ、安かったらなんでもいいというわけでもなく(特に最近はベッドバグの問題もありますから!)Booking.comで高評価&便利ロケーション&予算内で絞り込みます。そこで内装が良ければまあラッキー、という感じなのですが、今回のこのベルギーの旅はどこの宿も素敵で! めちゃくちゃハイテンションになりました。

かわいい内装にテンション爆あがり。

いつもギリギリに予約する私たちなのですが、今回も例に漏れず。私たちは大体朝食付きのところを選ぶのですが、今回はこの宿ともう一つくらいしかブルージュの中心地には見つからなかったほど。もしくは時代がエアビーオンリーなのか、ほとんどが朝食なしのところばかりでした。予算はちょっとだけオーバーしてたのですが、今回は確か、部屋も朝食も素敵そうだしここにしよう、みたいなノリで決めたと思います。が、これが大正解で。オーナーの人もすごく気さくで話しやすくてブルージュの定宿にしたいくらいです。

おしゃれなダイニングはオーナーさんのプライベートと兼用。
フレッシュなパンやハム、チーズが並びます。

オーナーさんはポーランド人でベルギー人の旦那さんと一緒にこのB&Bを営んでます。元イギリス住まいなので私たちとも話が弾み、ブルージュの街の色々なことを教えてくれました。今回は行く暇がなかったのですが、近くのダムという街も良さそうで、また近々来る予定。来たい。

さて、宿を後にして早速街歩きです!

まずはマーケット。アンティークでなくても旅に出たら必ず現地のマーケットを訪れます。
その地の生活が垣間見れて好き。
馬車が絵になる石畳の道。
こういう建物と建物にかかっている橋みたいな部分が好き。

運河の街ブルージュなので、早速運河クルーズに乗ってみます。

ガイドさんがフラマン、フランス、英語の3か国語で案内してくれます。
ブルージュは「橋」という意味。たくさんの橋を潜り抜けます。
ブルージュで一番新しい橋、だけど一番人気の橋の一つ、Bonifaciusbrug。
別名“Kissing Bridge(キスの橋)と呼ばれ、
この橋の上でキスをした恋人たちには永遠の幸せが訪れるのだそう。

さて、ボートで運河を一回りしたら、今度は歩いて街を回ります。

橋の上の花と運河が絵になる。
この運河沿いのこの窓の建物は少し前まで有名でした。なぜなら…
窓辺にいつも座っていた看板犬、フィデルくんがいたから。
この建物はB&Bなのですが、
そこの看板犬フィデルくんがいつもこの運河側の窓から顔を出していました。
ボートツアーもわざわざここで止まるほど観光名所で、ウィキべディアにも乗ってるほどの有名犬。
フィデルくんは2016年に残念ながら亡くなっています。私は前回(2008年)会うことができました。
愛の湖公園。静かなベギン会修道院のそばにあるロマンチックな公園。
…だったんだけど。前回は人間も立ち入れた気がするんだけどなあ。
今は鳥たちの楽園で、鳥羽&糞だらけ。
橋を渡って街の北東側へ。
この辺りは古い住宅がかわいい。赤と白の組み合わせが素敵なお家。
ブルージュはレースが特産品。窓辺にも素敵なレースカーテンがかかります。
時々ヴィンテージもあったりして楽しくなる窓辺ウォッチング。
そういえば前回も素敵な窓辺の写真を撮ってたな…。
こちらは素敵なアンティークドアにうねうねとねじれた木が素敵なお家。
アンティークドアに面白い顔アートカーテンを合わせて好き。
前回の旅のリベンジ。自転車ラブラブカップル。
前回も自転車漕ぎながら手繋いでるカップルがいてシャッターチャンスを逃してしまったのが悔しくて。
工事のあの赤い柵が邪魔だけど、ブルージュらしい写真が撮れて満足。
こちらのエリアの名物、風車。18−19世紀の風車がいくつか残っています。
青い空に映えるグリーンの丘と風車。
この川沿いの散歩道も素敵。ずっと並木道が続いています。

ブルージュは中世の風景が残る街。その昔は運河を活用して商業の中心として発展していました。が、15世紀ごろから泥が溜まって運河が浅くなってしまい、商業船が入れなくなってしまい孤立してしまいます。ただ、そのおかげで中世の街並みが残されているのです。

ベルギーってパリほど華やかなイメージはなかったんだけれど、建物はすごく味があって好き。
結構デコラティブなところもあるのです。
中世ヨーロッパのデコデコな看板が好き。大のお気に入りはこちらのムーンフェイスと、
このニャンコ看板。
こちらのドアは超絶好みで持って帰りたいほどだった…。デコラティブな曲線と、星のドアノブ!
かわいいアンティークショップを見つけた時には、時すでに遅し…。
見る時間なくて泣く泣く諦めました。
本当にどこを切り取っても絵になるブルージュ。

ブルージュの景色を堪能したら、次は中。Vol.2に続きます。

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