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【#25】ドイツのミュンヘン・シュトットガルト探訪記【シュトットガルト観光】【7日目】

○今日のホテル

いつもは中盤で紹介する"今日のホテル"ですが、今回は特別です。今まで1泊10,000円の比較的安いホテルに泊まってきましたがこの日は奮発してシュトットガルトの高級ホテルに泊まってみました。

Zur Weinsteige
住所 : Hohenheimer Straße 28-30, Stuttgart-Mitte, 70184
部屋 : コンフォートダブルルーム 別館
料金 : € 140

本旅行唯一の星付きホテルで、なんと4つ星です! 格式高い建築と美しい中庭で知られ、池には沢山の錦鯉が泳いでいます。この錦鯉の中には日本の品評会を受賞した個体がいるほどのこだわりです。

本館と別館があり、私達は別館の部屋を予約しました。本館は歴史を感じる作りで十分すぎるほど豪華なのですが、せっかく素敵な中庭があるのですからテラスから望める別館にしない訳には行きません。

私達の部屋はベットが2つとソファが付き、他テレビや冷蔵庫など一通り揃っています。バスルームはドイツ旅行では唯一浴槽がついていて嬉しかったです。チェックインしてスグお湯を張って入浴を楽しみました。もちろんシャワーも付いています。普通のバスルームの3倍ほども大きく、バリアフリーにも対応しているのも高ポイントです。

ホテル自体はメイン観光地のSchlossplatz駅から少し離れており、路面電車で3駅のところに位置しています。歩くには坂が辛いです。でもホテルからスグ近く(50m先)に駅があるので特に苦になりません。

ちなみにこのホテルはご家族で経営されているそうで、あちこちで顔がそっくりな息子さんたちを見かけます。お祖母様がオーナーを務めているそうで、受付によくいらっしゃいます。物腰柔らかな話口調で、海外でありながら気持ちがとても落ち着きます。お母様は逆にクールな印象でちょっと冷たいです…トホホ

↑ご家族の写真↑

一日泊まってみた感想としては、"晴れてくれれば100点満点だったのに…!"といった感じです。本旅行はほぼ毎日雨で、せっかくの美しい街並みが基本グレーがかっています。雨でも勿論素晴らしいホテルなのですが、晴れていればもっと良かったと思うと残念でなりません。皆さんはドイツにご旅行の際は冬を避けてくださいね!


○今日のランチ

ホテルに荷物を預けて早速市内観光です。路面電車に乗ってCharlottenplatz駅のレストランで昼食を取ります。

(店の外観を取り忘れる凡ミス…!)

AMADEUS Restaurant & Bar
住所 : Charlottenplatz 17 70173 Stuttgart
営業時間 : 11:30 ~ 0:00 (日曜営業)
予算 : 1,500円/1人

開店してスグに入ったのでお客さんは他に誰もいませんでした。ランチの時間帯だったので4つのメニューからそれぞれ選びました。妹はナマズ(?)のソテーで、僕はソーセージと茹でたレンズ豆です。

ビールもソーセージも凄く美味しそうじゃないですか? でもホントの事言うと、どれも微妙でした… レンズ豆は昔から好きなのですが、このお店のは殆ど味がなく、ソーセージも平凡です。ビールも好みではなかったです。(そもそも前日にメッチャ美味しいWeihenstephanを飲んでるのでなんでも劣って感じる…) ただ妹のソテーは美味しかったそうです。ドイツでもソーセージばかり食べるのは悪手みたいですね。


○いざ市内観光

気を取り直して市内観光に戻ります。シュトットガルトはポルシェやベンツの本社があることもあり、車の博物館が有名です。他にも美術館やお城などがありますが寒くて面倒くさいのと二人共興味が無いので行きません。

地図の黄色に塗られた部分がいわゆるメインストリートです。最先端のショッピングモールがいくつもあり、寒い日には最適です。ストリート沿いには沢山のレストランと専門店がありますので一日中遊べます。結構道が入り組んでいて、裏路地にはカジノだったりナイトクラブだったりが有ります。昼は治安が良いぐらいですが、夜はどうなっちゃうんでしょう…

↑なんか有名なフライドポテト屋さん↑
※ドイツは何かと灰皿があります。僕の吸い殻じゃないですよ!

今Google Mapで街のおさらいをしていたのですが、ビール醸造所兼ビアホールだったり、銃専門店だったり、スケボー専門店だったりと中々面白そうなお店が沢山あります。当日は適当にぶらついていましたが、行っとけばよかったと今更後悔です… でもホーエンハイム大学に入れたらこの街に住むことになるので、その時また散策したいと思います。


○夜の治安

現地の知り合い曰く、シュトットガルトはドイツでも指折りの治安の良さだそうです。確かに街を歩いていてスリらしき人だったり怪しい人は殆ど見かけません。でもナイトクラブなど怪しいお店はちょこちょこあります。

夕方ご飯を食べに行こうと思ったのですが妹が熟睡してしまい、一人で街に行きました。まだ7時ぐらいなのに店は殆ど閉まっていて食いっぱぐれてしまいました。仕方なくマクドナルドでセットを頼み、裏手の公園でムシャムシャ食べました。

その後中央駅に戻ろうとしたとき、人の良さそうな黒人のお兄さんとすれ違いました。すると彼は"Good?"と一言。ココでドイツ人の先輩の言葉を思い出します。"ドイツはそういうこと多いから気をつけてね、ハハハ!" おそらくこれがその"そういうこと"です。"Do you have it?"と聞いてみると"Sure"とのこと。完全にそういうことです。予め要らないと伝えた上で、どうして吸っているのか聞いてみました。

曰く彼はいわゆる貧困層の出身で、生活のために売っているそうです。彼は結構真面目な人で

"大麻はタバコより依存性が無いって言うけど、ハマったら最後どんどん欲しくなる。僕は売人の目印として吸ってるけど、タバコのほうがよっぽどマシ。君のようにそもそも吸わないことが賢明だよ"

とのことです。これほどしっかりモノを考えられる人間が、売人をしなければならないほどドイツの就職は難しいものなのでしょうか… 大学の人に聞く分にはそれほどでもないそうですが、就職云々よりも彼の居た環境がそうさせてしまったのかもしれませんね。少しドイツの難しい部分を知りました。


こんな感じで今日はドイツの明るいところと暗いところを沢山知った一日でした。これからドイツを留学するにあたって、そういう暗いところはもっと目立ってくるかもしれません。そういう道に踏み入らないように、ドイツでも良識のある友人を選ぶことが大切ですね。

明日は第一志望のホーエンハイム大学に行ってきます。


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