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【「カチン」ときたときこそ自由になるチャンス(4/4)】

目の前の相手が、
自分と違う意見を言ってきて、
とっさに、「カチン」とくるとき。

その「怒り」は、
実は、「盾」のように、
あなたのこころを護っています。

どうして、とっさに「怒り」を使って、
自分のこころを護らずにいられなくなるのでしょうか?

この記事では、

(1)とっさに「怒り」を使って
   自分のこころを護らずにいられなくなる
   カラクリ(その1)
(2)とっさに「怒り」を使って
   自分のこころを護らずにいられなくなる
   カラクリ(その2)
(3)「怒り」の火種を特定する方法
(4)「怒り」の火種を消す方法(この記事)

を書いていきます。

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(4)「怒り」の火種を消す方法

さて、第1~2回では、
目の前の相手の言動に、
とっさに、「カチン」とくる
カラクリ2つをお伝えしました。

カラクリの一つ目は、
相手が、自分のマイ・ルールを破っている
からでした。

カラクリの2つ目は、
「トラウマ反応」
の可能性でした。

第3回では、
「怒り」の火種を特定する方法
をお伝えしました。

その方法は、

その出来事や相手の言動に対して、
①自分の思いを書き出す
②自分の脳にどう認識されたのか?をみていく
③自分の「トラウマ」記憶を特定する(Oリングテスト)

でした。

では、第3回は、
「怒り」の火種を消す方法について、
お伝えしていきます。

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第1~3回からの続きです。

私の場合、
母のお腹の中にいた頃のトラウマ体験から、

「私は、いらない子」

という誤ったプログラムがインストールされていました。

これは、基本的な3つの生存欲求
(安全欲求、承認欲求、社会的欲求)のうち、
「安全欲求」が脅かされた状態です。

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【補足】
人の基本的な生存欲求には、主に、以下の3つがあります。

・「安全欲求」
・「承認欲求」
・「社会的欲求」

・「安全欲求」が満たされるのは、
例えば、自分が、困っているときに助けてくれた誰かから、
「大丈夫、安心して」
と、‘安心感’をもらったときです。

・「承認欲求」が満たされるのは、
例えば、自分が誰かのためにやったことを、相手から、
「ありがとう。助かったよ。
そんなことができるなんてすごいね」
と、‘褒めてもらった’ときです。

・「社会的欲求」が満たされるのは、
例えば、緊張しながら初・参加した集まりの場で、
誰かが、自分を話の輪に招き入れてくれたとき、
「わぁ、嬉しいな。仲間に入れてもらえて」
と、’つながり感‘を得られたときです。

自分は、どの「生存欲求」を強く持っているのか、
まず、みてみて下さいね。

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「安全欲求」が脅かされた私の場合は、
赤ん坊だった頃の自分をイメージして、
イメージの中で、その赤ん坊に、
「安心」と「安全」を与えることを想定して、
声をかけ、必要と感じたら抱きしめる
ということをしていきます。

例えば、こんな風に。

「お父さんの言葉は、確かに、ひどかったね。

でも、お父さんは、本気で言ったんじゃないよ。
追い詰められて、口をすべらしただけだよ。

その証拠に、ちゃんと、
今まで育ててくれたよね。

こんなこともしてもらった。
あんなこともしてもらった。

大丈夫。
あなたは、本当はずっと守られてきた。
どうか安心して」

「承認欲求」が満たされなかった場合は、
「ほめる」「ねぎらう」ことを意識しながら、
声をかけていって下さいね。

「社会的欲求」が脅かされた場合は、
「仲間に迎え入れる」ことを意識しながら、
声をかけていって下さいね。

どうかあなたのこころの傷が癒えていきますように。

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