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当たり前に『好き』なものは、『特別』だという事に気づきにくい

小さい頃から色が好きでした。

美術教諭をしていた父の影響で、遊びの中に普通に『色』があったので、

色の効果や力を感覚として理解していたと思います。

『色』はカラフルで楽しいものだから、

誰だってワクワクするものだと思っていたし、

自分が色を

『好き』

な事が

『特別』

な事だとは思っていませんでした。

なので、高校生の頃の進路は保育科。

推薦入試だったので、
皆が受験でクサクサしてる時、時間を持て余し
妙に居心地が悪かったのを覚えています。

そんな時に、初めて耳にした

『色彩検定』

“ 色も学問で、検定があり資格が取れる ”

というなんとも魅力的な話に驚き、すぐさま手続きしました。


もしかしたら、
初めて自分から

『学びたい』

と思った事かもしれません。

試験は横浜の大学構内で受けたのですが、
周りは専門学生(おそらく服飾とか美容の)ばかりで、その場違い感も背伸びした気分で
貴重な思い出です。

無事、資格取得もすると
もう満足。

将来は保育士になると思っていたし
色そのものを仕事にする、という発想がなかった。

というか、その頃は調べても
カラーアナリストになれる人なんてほんの一握りで、
基本は、カラーとは『何か他の職業を補うモノ』という位置付けでした。

ネイリストや、美容師や、ショップ店員などのスキルアップの資格的な。

今思えば、あの頃の検索なんてたかがしれていて


あの頃も私が知らないだけで
パーソナルカラーリストという職業についてバリバリ仕事してる人たちがいたんだなぁ。

と、なんか感慨深い。

そんなこんなで、私はその後17年
その知識をアップデートしないまま
職を転々としてました。


結果フローリストとして『色』と大いに関わる事が出来、『花の色合わせ』も学ぶ事が出来ましたが!

自分の中で、やっぱり
『色そのものを仕事に』
という思いが燻っていたんですね。


そんなある日友人に、
『わたし、独立してイメージコンサルタントになる!パーソナルカラーもやるから、これから色も勉強する!』


と言われて
何かがパンッと弾けた気がしました。

改めて周りを見てみれば
色を仕事にしてる人、たっくさんいた!!


色が特別好きなんです!って人、
こんなに沢山いたんですね!!

私も仲間に入れて欲しい!


と熱くなったのは最近の事。


なんていうか、
好きな事が、当たり前過ぎて
逆に見逃してる事、ありませんか?


日々の暮らしの中にもありますよね。

息子といる時間とか。
つい見てしまうTVや動画とか。
夫の良いところとか。笑

自分は何が好きで
ちゃんと好きなものに囲まれて過ごせているかな?
好きなものを大切に出来てるかな?

って自問自答して。

ありがたや、ありがたや
と手を合わせてから

今日は寝ることにします。

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