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ビジネスで成功しやすい市場とは

<答え>敵が力を入れていない市場、社会の隙を狙う

人は物事を成すとき、積極的な力を過信しがちです。
簡単に言えば、「攻撃」に過度に意識を奪われているのです。ところが、『孫子』は、間接的アプローチの概念を中心にしています。

攻撃の効果は、相手の防御の手薄さに比例する、という考え方です。つまり、相手の防御が手薄なほど、同じ攻撃でも威力は増加するのです。

相手の抵抗がゼロなら、攻撃はすなわりそのまま勝利を意味します。

選挙活動で、対立候補がゼロの地域で立候補するなど、その典型でしょう。対立候補ゼロは極端ですが、弱い相手のいる選挙区を選ぶことは可能です。この場合、勝因はあなたの知名度より、選挙区の選び方といってよいはずです。


「はじめは処女のごとく、終わりは脱兎のごとく」も同じ意味です。相手の油断を誘うほど、あなたの攻撃効果は倍増することになるからです。

戦果を挙げる、という目的は同じです。
しかし攻撃力を増強するか、敵の手薄な場所を狙うかは大きな違いです。機会の大きさで勝利は決まる。次に攻撃の効果は、敵の防御の薄さで決まるのです。

ビジネスなら、これまで保護されてきた産業を狙うことが似ています。規制や業界によって、競争から守られてきた産業です。それらは激しい競争に慣れていないため、攻撃効果が高い場所だからです。

規制打破のベンチャーが、短期間で業界を席捲する姿は孫子の兵法に通じているのです。

<孫子ならどうする?>
自軍の攻撃を、防御が薄く競争の少ないところに向ける


(参考文献 実践版孫子の兵法 鈴木博毅)

<感想>
ビジネスにおいて競合が力を入れていない市場を見つけること自体大変難しいことです。

日々進化する世の中で、どこにチャンスが転がっているのか、何が新しいのか、何が求められているのか、時代の流れは何か。それらを早期に発見できるかどうか。

今回この本を通していろいろ勉強させて頂いた中で、時流に乗ることの重要性が書かれておりました。
現代で言えば、ユーチューブを中心とするSNS。これらを活用して競合に差をつける。ただこの辺も現時点では全ての競合が考えていることです。

常に競合の一歩先を行くためには、やはり自分なりの仮設を立て続けて、それが正しいかどうか検証し続けることなのかと思います。


そのためには有益な情報収集を普段から行うこと。ソフトバンクの孫正義さんもツイッター等でお客様の声に普段から真摯に向き合うことを心がけているといいます。
また新規事業は70%の確率で成功出来ると思えば、すぐに実践するといいます。それは100%になるまでに競合他社に先を越されるのを防ぐためです。

一流の人でも情報収集は欠かさずにやっており、勝つためのビジネスチャンスを常に探しております。

いつか仮説というツボミを開花させ、大きく飛躍するためにも、自分自身を有益な情報に触れさせて日々成長を心がけ精進していきましょう。

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