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#167 サラリーマン、シンセについて学ぶ⑤

こんにちは。
今回はシンセのアンプについて見ていきたいと思います。

↓↓ 前回 ↓↓

前回までのおさらい

前回までで、シンセで音を生み出す仕組みを学びました。
やってることは、基本的に以下3つ。

① 波形生成(オシレーター)
② 音色を変える(フィルタ)
③ 音量(エンベロープ)を決める(アンプ)

①の波形生成、②のフィルタを学んだので、今回は③のアンプについてです。

アンプとは

シンセにおけるアンプはエンベロープを調整する役割を担ってます。
エンベロープについては記事#58で学びましたが軽くおさらい。

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アンプではこれらAttack、Decay、Sustain、Releaseの4つのパラメータ(ADSR、エンベロープ)を調整して音作りをします。
それぞれのパラメータの意味は以下の通り。

・Attack
音をが鳴ってから最大音量に立ち上がるまでの時間(ミリ秒)。
デフォルトは0ms。上げるほどアタック感のないほわんほわんした音になる。
・Decay
アタックの最大音量に達してから持続音にまで音が落ち着くまでの時間(ミリ秒)。
他パラメータと一緒に調整することが多い。
・Sustain
伸ばしてる間の持続音の出力レベル(最大音量何%か)。
100だとAttackの音量のまま音が伸ばされる。
・Release
音が鳴り終わって(MIDIノートの終端)から音量が完全に0になるまでの長さ。
伸ばせば伸ばすほど残響が残り続ける。

実際にどんな感じの音になるのかサンプルをベースに見ていきましょう。

Attack

こちらが元。

Attackを弱めたのがこちら。

少しホワンホワンした音になりましたね。(全体の音量小さくなっちゃたのはミスです。)
Attackを弄るだけでも結構印象の違う音になりますね。

また後ほどシンセの音の種類について語るんですが、これはPAD等のサウンドの特徴らしいです。

DecayとSustain

こちら2つは両方とも「音の持続」に関わるパラメータで、セットで調整するパラメータです。
色々な設定のパターンがあるんですが、今回は特に特徴的な2種類だけ。

・Decay:ちょっと、Sustain:0

こちらはキレの良い短い音を作るときの設定です。
裏でピコピコ細かい動きをさせたりしたいときに使えそうですね。

・Decay:なんでも、Sustain:MAX

こちらは音がキーを押している間全く減衰しない設定になります。
今回は元々の音源がSustain長めだったのであまり変化はないですが、イメージとしてはオルガンが近いですね。
無機質な旋律を奏でさせたり、機械的なコードの刻みをさせたりするときに使えそうです。

Release

最後にこちら。残響に関わるパラメータです。
Releaseを長めに取ったものがこちら。

リバーブとかエコーをかけたみたいになりましたね。
先ほど出てきたPAD系の音もReleaseを長めに取ったものになります。

さいごに

今回はシンセのアンプについて見ていきました。
ここで主にいろんな種類のシンセ音の出し分けを司ってるんですね〜。いやー勉強になった。

次回も続きをやっていきます。

ここまで見ていただきありがとうございました。

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