貴田倫大

広島にて写真を撮っています。 文章も大事に、日々の写真を掲載致します ・作品制作・販… もっとみる

貴田倫大

広島にて写真を撮っています。 文章も大事に、日々の写真を掲載致します ・作品制作・販売、撮影など ・2020年10月個展開催 ・photojoy広島カメラマン instagram @toshihiro_kida

マガジン

  • カメラの事、レンズの事

    僕が使うカメラやレンズのレビューだったり、機材を使っていて思う事などを綴ります。

  • カメラと共に旅をする

    カメラと共に歩いた旅の記録。Fujifilm X-Proシリーズを愛用するスナップシューターです。

  • フォトエッセイ

    写真と共に。

最近の記事

SIGMA愛を語る Xマウント編 後編

Xマウント単焦点レンズの描写 SIGMAから出ているXマウントのレンズは単焦点で16mm F1.4, 23mm F1.4, 30mm F1.4, 56mm F1.4, ズームは18-50mm F2.8の5本。 当初のラインナップが16mm, 30mm, 56mmの3本で、この3本は実際に使っていたので描写などについて語っていければ。 それにしても、APS-C用のレンズはF値が単焦点は全てF1.4でズームはF2.8の通しと、SIGMAはスペック的に「欲しい」と思わせるものを

    • SIGMA愛を語る Xマウント編 前編

      SIGMAレンズとの出会い ある時期、レンズにいろいろ悩んでいた私は(基本常に悩んでいる気がするが)プロフィール写真の仕事で使える機材を探していた。 この仕事ではX-Pro3とX-Pro2のカメラ2台、標準画角をメインにサブで中望遠か広角を使うという体制だったので、似たような描写をしてくれるレンズが2本必要だった。 なおかつポートレートで使えるようにF値に余裕があり、AFもちゃんとしていて、多少の天候の変化に対応出来るというのが理想。 初めはXF35mm F1.4を買い直す

      • XF14mm F2.8 R

        XF14mm F2.8 Rについて語る メインカメラをFujifilmからLUMIXに変えた私なのだが、お仕事もプライベートもいろいろ持ち出してだいぶ手に馴染んで来ている。 使用感などを書こうと思いつつも、フジのカメラで撮った写真や機材についてなどまだ書きたいことがあるのでそれらをまずは消化していきたいと思っている。 という訳で今回はXF14mm F2.8 Rというレンズについて。 こちらは個人的にフジのレンズの中ではトップクラスにお気に入りのレンズで、21mmになる画角

        • X-Pro3と安芸の小京都 広島県竹原市

          昔ながらの古い街並みが見たい。 昨年京都に行ってから改めて日本の家屋や建物というのは良いなぁと感じていた私は、時々ふとこう思うようになっていた。 お寺や神社を見に行くのもいいが、街並みを歩くというのがしたい。宮島もそれに近いが、どうせなら人があまりいない所で静かに過ごしたい。 そう思って今年の4月、暖かくなって来た頃に広島県の竹原市に足を運んだ。 竹原市には「町並み保存地区」という場所があり、ここは一つの街区がそのまま伝統的な建築で構成されている。ほとんどが江戸時代中期から

        SIGMA愛を語る Xマウント編 後編

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          舌の根も乾かぬ内に

          カメラ機材をほとんど入れ替えてしまった。 これからもX-Pro3を使っていこう!などと記事に書いてはいたのだが、それも結局自分に言い聞かせる為だったのだろう。 (言い訳をすると、忙しくて記事に出来ていなかった期間が空いてしまっただけでこの間にX-Pro3とは色々旅をしました。はい。) しかしこれから控えている撮影の事だったり、最近の自分の撮影スタイルだったり、そして使いたい機材の事だったりを考えるともう買い替えようという判断になった。 そしてX-Pro3とXマウントレンズ4

          舌の根も乾かぬ内に

          NOKTONと厳島

          NOKTON 35mm F1.2 X-mountを手にしてまだ一ヶ月も経っていないのだが、写りにかなり惚れ込んでいる。 元々コシナvoigtlanderのレンズは好きで、NOKTONもVMマウント版のものは3本使ったことがある。(いずれも35mm)どれも素晴らしい描写だったのだがこのX-mount版も素晴らしい。フジフイルムのイメージセンサーに最適化して光学設計をしたのだから相性はもちろん抜群として、開放での滲む感じと絞って撮ってもしっかり立体感がある描写をしてくれる所が流石

          NOKTONと厳島

          夜を感じる NOKTON 35mm F1.2 X-mount

          桜が咲く季節になった。 広島でも開花が進み、見頃を迎える場所もポツポツと出てきたよう。 桜は日中の明るい中撮るのも好きなのだが、夜桜を撮るのが好きで毎年仕事の帰り道に桜を撮るようにしている。 咲き始めのまだまだ新しい花びら。 誰にも見られていない純粋な姿を写したいと思って、今年は早めに撮り始めた。 最近導入したNOKTON 35mm F1.2 X-mount、だいぶ扱いに慣れてきた。 詳しくはまた書こうと思うが、夜スナップでの写りが流石と思ってシェアさせて頂く。

          夜を感じる NOKTON 35mm F1.2 X-mount

          最高傑作のファインダーを持つX-Pro2を改めて

          前回投稿にて、光学ファインダーとブライトフレームで写真を撮っていく事への情熱を胸に燃やした訳だが、そうなった時にふと思った事があった。 それならX-Pro3よりX-Pro2の方が良いんじゃないか? X-Pro2とは、2016年に発売されたX-Proシリーズの二代目となる機種。 X-Pro3の方が新しい機種で積んでいるセンサーもプロセッサーも新しい訳なのだが、そんな最新のX-Pro3を差し置いて「X-Pro2こそX-Proシリーズの最高傑作だ」と言う意見は実はちょくちょく写

          最高傑作のファインダーを持つX-Pro2を改めて

          これからもレンジファインダーを使っていこう、と決めた日

          私はカメラを自分の表現の一つとしてちゃんと始めてから、ずっとフジフイルムのX-Proシリーズを使っている。 なぜならX-Proシリーズは普通のミラーレスカメラとして使うことも出来るし、レンジファインダースタイルのカメラとしても使えるからだ。 私にとって、レンジファインダースタイルである事はとても重要だ。素通しの光学ファインダーの向こうに世界が広がり、そこに浮かぶブライトフレームで世界を写し取る。精密な構図を作るのは難しいし、ボケや色味の確認も出来ない。だがそこにはラグやブラッ

          これからもレンジファインダーを使っていこう、と決めた日

          X-Pro3と京の街 京都駅スナップ

          京都の最終日、嵐山を後にしてJRで京都駅へと戻る。 知らない場所で交通機関に乗ると独特の緊張感がある気がする。 京都駅へ着き、帰りのバスの時間まで余裕を持たせてあったのでその間の時間で京都駅周辺をぶらぶらスナップして帰ろうと思っていた。 大きな都市になると、新幹線などが停まる主要な駅は駅ビルとして大きな商業施設になっている事が多い。東京然り大阪然り博多然り。(僕の住む広島は最近急いで盛り上げようとしている) そしてこの京都駅も予想していたよりもかなり規模が大きく、しかも建物

          X-Pro3と京の街 京都駅スナップ

          X-Pro3と京の街 嵐山

          京都旅の三日目、最終日は嵐山を歩き、後は京都駅周辺をぶらぶらする予定。 今回旅をするまで京都に対して漠然とした地理感しかなく、「清水って京都駅から結構近いんだ」とか「東寺ってこんな街中にあるんだ」というように実際に調べ始めて繋がってくる事ばかりだった。嵐山についても知識はほとんどなかったので、簡単に何があるか調べて後は実際に歩いてみて感じてみようという感じ。 一旦京都駅に荷物を置き、そのままJRに乗って嵐山へ向かう。車窓から見える景色がいつもと違う。嵐山はどんな所なんだろう。

          X-Pro3と京の街 嵐山

          雪の三滝寺 カラーとモノクロを再考する

          広島県の三滝にある三滝寺は、境内の豊かな自然や無数のお地蔵様などが有名で、秋になると紅葉スポットとして人気の場所となる。 僕自身、1シーズンに一回ぐらいは行くようにして、その時々の自然を楽しむようにしているお寺だ。 そんな三滝寺だが、昨年末の寒波の影響で大雪になったこともあり、今まで見たこともない姿になっているだろうという事で大雪の中訪れた。 そこまでの経緯は前回記事にて。 道中の銀世界の時点で十分期待は膨らんでいたのだが、三滝寺のある山へ続く坂道を登りながらそれはさらに

          雪の三滝寺 カラーとモノクロを再考する

          カメラと共に未知の銀世界へ

          最近何かを目の前にしてドキドキしたりワクワクしたりする事はあっただろうか。 大人になり生活が固まってきてしまうと、そういった事が少なくなってしまう気がする。新しいことも減ってしまうし、そうして生活しているとどんどん心の反応が鈍くなって感動しにくくなってしまうという悪循環。 良くないなぁと思いながらも、とりあえず生きる為に生活をする日々。 しかしそんな日々でも時として目の前に心を突き動かす何かが現れてくれる。 広島の僕の住む地域はあまり雪が降らない。 毎年降っても積もる程に

          カメラと共に未知の銀世界へ

          謹賀新年 まずはとりとめのない文章を

          皆様あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願い致します。 2023年、令和5年となった。 年末年始は仕事やら何やらであまりお正月感が出ない日々だが、せっかくなのでnoteの方でこの時期しか書けない言葉を残しておきたいと思う。 2022年は短かったような長かったような、とりあえず割と順当に一年を終えれたような気がする。 お陰様で写真の仕事を順調に頂けて、プロフィール用のポートレートをこの1年で大体80人撮影する事が出来た。仕事として写真を撮ることの難しさや面白さ

          謹賀新年 まずはとりとめのない文章を

          X-Pro3と京の街 伏見稲荷大社・稲荷山

          二日目、この日は朝早くから伏見稲荷へ向かう。 神社の参拝こそ人が少ない方がいいと思ったので頑張って早起きし、散歩がてら歩いて伏見稲荷へ向かうことにする。 Googleマップによると歩いて1時間かからないぐらい。 朝日に照らされる川沿いをのんびり行く。 通勤・通学中の方々や散歩やランニングをしている人。 様々な人とすれ違いながら見知らぬ土地を歩いていく。 伏見稲荷が近づいてくると人通りや車通りが多くなる。 意外と歩道もなく車道ギリギリを歩く狭い道になっていたので、なかなか危

          X-Pro3と京の街 伏見稲荷大社・稲荷山