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『となりの希死念慮さん』ひろのはこ/読書感想文

こんにちは。
とろたくです。
以前、人生初めての希死念慮がでまして
とっても驚き悲しみ疲れ果てました。
まじで死ぬかと思ったー!!(死にたいと自分で思ったくせに笑)
こちらの記事を初めて読んでくださった方は
私の希死念慮が来た時の記事も読んでみてください。
重いの無理!って人は遠慮なくやめといてください(笑)


気軽に読み進められる内容

著者のひろのはこさんは精神疾患をお持ちで、
(たまたま私と同じ双極性障害だった!)
ご自身の幼少期から大人になった今現在までの
希死念慮を取り巻く環境だったりその時の感情を書き綴っています。
ただただ、ひろのはこさんの場合はこんなだったよという
実体験を語っておられる感じでした。
私が一番読んでてこの本いいな〜と思った点は、
説教じみたことは何一つ書いておらず
希死念慮とはこういうことだという堅苦しい説明もなく
読み手がスッと入っていきやすいような内容だったことです^^
病気に関する本って結構いろいろあって、
堅苦しい医学的に病気を解説したものだったり
実体験でも気力で治しました!とか
これ以上読みたくねー。
ってなりがちなものが多い中で
とても読みやすかったです。
ただ病気の当事者には分かりやすいと思いますが
ご家族や友人など当事者でない方には
少し分かりにくいかもしれません。
(病気に関する解説が少ないため)
それでも、普段からこんな感情でいるんだなーとか
こんなこと辛いんだなーとか
日々の暮らしを想像して希死念慮という症状を
知るきっかけにもなると思います。

漫画なので活字嫌いにおすすめ

全てのページが漫画形式です。
しかも活字が少ないので活字アレルギーの私にはぴったりー!
漫画でもめちゃめちゃ字がぎっしり詰まっているのとか
あるじゃないですか笑
そういう感じでもないし、
1ページに4コマ漫画が描いてるくらいの
物量なのでスイスイ読めちゃいます。
主人公のイラストが表紙の鬼さん?みたいな
キャラクターになっているのですが
それがまた可愛い〜〜
本が苦手な方におすすめです。

ほんわかした気持ちになれる

物事に真面目になりすぎて壁にぶつかってしまったり
からに閉じこもってしまったり
一喜一憂してしまったり。
そんな自分を肯定してあげられない自分がいたり。
ややこしーーい感情をありのまま描いてくださってます。
ああ、私と一緒だ。と何度思ったことか笑
それを良しとも悪いともせず、
無理に解決策を提案するでもなく
こうしたら少しは楽になるかなあ、
というようなことが書かれていました。
”付き合っていく”ってこういうことなんだなと。
なので読み終わった時は、また辛くなったら
自分だけじゃないと思える様に読み返そうと思いました。
弱った時にほっとできる一冊です。

他にもいろんなテーマの本がある

精神疾患と付き合っていくための本が他にも出版されています。
私は最近睡眠障害に悩んでいるので
睡眠に関する本も読んでいます。
あとはネガティブ思考とか苦しい感情についての本などなど。
他にも読み進めたい本がたくさんあります。

まとめ

・病気を解決するためではなく付き合っていくための本
・漫画で活字が少なめなので読みやすい
・当事者の感情がダイレクトに書かれている
こんな本だなと思いました!

希死念慮に悩まされていて、
ああ、死にそう、助けて!!って思ったら
読んでみるのをおすすめしたいです^^
Kindleで読めるので是非読んでみてください。



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