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ADHDの永遠の課題 報・連・相を克服するために ストラテラ服用日記47日目

80mg増量して23日目
今日も感じられた副作用は、鳥肌・ゾワゾワ感と口渇の2つ。(他の抗精神薬も口渇は出やすい)

比較的、副作用が出にくいのかな。
平和に飲めている印象。

ストラテラ(アトモキセチン)を飲み始めてから、コーヒー飲んだ後のブースト感を感じるようになった。
快楽物質的な心地良さがあって、軽く中毒というか依存というか、コーヒー無しで仕事するのはちょっと不安感すらある。

ブースト感が自己暗示なのか、もしかしたらプラセボ効果なのかも知れないが、この感覚があると仕事がはかどるし優先順位をつけやすくなる。

昨日の話と多分に重複してしまうが、ストラテラを服用した後の今の仕事の状況を書いてみようと思う。

ストラテラのせいで脳が落ち着いているのかもしれないが、いくつか仕事を抱えていても重要度や締め切り時間などを考慮して、比較的苦労せずに優先順位をつけれるようになっていると実感する。

感覚的な話になってしまうが今までは仕事の中を泳いでいた自分が、今は仕事と言う物事があり、客観的にそれを眺めて比較考慮しながら優先順位をつけられるような感覚になっている。

脳が落ち着いているせいで、客観的に物事を見れているような気がする。

あれもこれもそれもやならきゃ、ああ、でも、とりあえず1番近くにあるこれからやろう、でも、一番早く仕上げる必要があるのは(少し遠くにある)これなんだよなぁ、それはわかってるんだけど・・・(体がついてこない)

で結局、締め切りに間に合わなかったりすることが往々にあった。

今は、これとこれとこれはこうゆう理由だから後回し、これはこういう理由で先に仕上げなくちゃいけないからこれから手をつけていこう、と考えられるようになった。

また、タイトルにも書いたように、個人的にADHDの二大課題だと思っている報・連・相の仕方と先延ばし癖のうち、報・連・相の仕方について少し書いてみたいと思う。

昨日も書いたけど、定型の人が自分の困り具合や問題が起こったタイミングで同僚なり上司に相談をすることが可能と言うことを知って非常に驚いている。

そんな判断ができるなんて、定型の人はみんな天才じゃないのかと思った。
残念ながらストラテラを飲んだもその感覚がわかるまでには至っていない。

とは言え、報・連・相を覚えるために何かを変える必要があると考え、とりあえず細かく報告をするようにしてみた。
上司のところに行く時に話の冒頭に「報告と相談です」と伝えてから話をするようになると、上司は素直に話を聞いてくれるようになった。

また報告の内容も今までと変えて、結論を先に言って時系列の近い順から説明していくようにした。
これは最近読んだ発達障害者のためのライフハック的な本で読んだ技法だ。
この本は、読んで目からウロコのことがいくつもあったんだが、このような技法を使ったことで格段に上司が怒らずに話を聞いてくれるようになった。

今までは結論を理解してもらうために遠い場所から説明して徐々に今に近づいていって最後に結論を言うという、今考えると非常にまどろっこしい説明をしていた。(途中で、「で、何が言いたいの?」と聞かれるやつだ)


これは他のADHDの方には分かってもらえると思うが、結論を正確にわかってもらうためにはバックグラウンドも正確にわかってもらわないといけない。そのためにはその仕事の起点から説明し、どういうことがあったかその仕事の歴史を説明しながらでないと、今の結論の正しいか正しくないかは判断できないと思ってしまっていたところがある。

しかしそもそも説明下手のADHDが初めから回りくどい言い方でバックグラウンドを説明したところで相手は何を言ってるかわからないのが関の山。
だったら最初に結論を言い切ってしまって、何故その結論に至ったか、近い時系列から話したほうが相手は飲み込みやすいと言うことがよくわかった。

つまりは、ADHD特有の正確に伝えたいと思い込み(こだわりと言ってもいい)が報告の方法として仇となってしまっていたのだ。

報告の内容が相手にわかりやすくなってくると、相談や報告のタイミングが多少おかしくても、ある程度相手は話を聞いてくれるということがわかった。

そして相手が報告と相談を聞いてくれていれば、次の相談も非常に話しやすくなることに気がついた。

これもADHDの真面目さから、相手の時間を取るのは申し訳ないので、ある程度まとまってから報告や相談をした方がいい、いや、まとまってからするべきだとさえ思っていた節がある。

しかし、ある程度まとまったことをわかりやすく説明することが、特性上そもそも無理なので、細切れで相談する方が相手にとって1番わかりやすい報告の仕方というのがわかってきた。

タイミング的には微妙だな(早過ぎるかな?)と思いつつ相談に行ってしまうが、結果的にはそれが良い方向に進むことが多いことがわかってきた。少なくとも、遅くなるより、よほどマシ、というのが分かった。

これは私の中の精神衛生上非常に良いことであった。
いつ報告に行けばいいのか、こんな報告をして怒られたりしないだろうか、考えると不安も尽きない。

不安が尽きない状態というのが、精神衛生上非常に良くなかった。
こまめに報告することで不安が解消され、精神が安定し仕事を落ち着いてでき、冷静に報告ができるという正のスパイラルが回ってきたような気がする。

ADHDっぽい回りくどい話になってしまったが、結論としては、

①報告をするときは結論から述べる。
②その結論に至った理由については時系列的に近い方から説明する。

③これによって、分かりやすく報告ができるようになれば、
④多少タイミングがおかしかったとしても何とか話が通るようになる。

⑤そこまでいけば、不安が解消されてパニックにならずに、冷静に仕事ができるようになると思われる。

もしこの日記を読んでいただいている方が、
・まとまってから報告しようとしている
・時系列の古い順から説明するべきだと思っている
この2つに当てはまるような考えを持っている方がいれば、上記のことを一度でいいので試していただきたいと思います。

明日は先延ばし癖の克服について書いてみようと思う。

明日も宜しくお願いします。

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