経済

  • 絶対化される「ルール違反」

    本日のテーマはこちら.そして法と経済学でのおなじみのテーマでもある. 概要 第一報を聞いた時の主観的な感想は「処分が重すぎる」というもの.同様に感じた人もいるようで,元陸上選手で三大会連続で五輪にも出場している為末大さん,LINEヤフーの川邊健太郎さんも処分のバランスがおかしいおいう指摘をしています. ……私もまったく同感です.そして,直近の事例と比べての処分バランスもおかしい.先月のスケボーのパリ五輪予選での飲酒については「厳重注意」「注意」「不問」として処遇されており

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  • 来週の相場見通し(7/22〜26)

    <読了目安時間:18分> この記事では、2024年7月22日(月)〜26日(金)の一週間における主な政治、経済、金融、企業、テクノロジーのイベントとそれらに関連した相場見通しを解説します。 25日(木)に予定されている米国GDPでは、単なる実質GDP成長率だけではなく内訳に注目すべき項目があります。米企業決算では、世間一般に注目されるテスラやアルファベット(グーグル)の見どころに加えて、半導体市況ならびに世界経済の動向を推し量る上で重要なテキサス・インスツルメンツの決算を

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  • 関係ないっしょ!気持ちっしょ!(『インベスターZ』第134話)

    三田紀房による投資マンガ『インベスターZ』の連載を題材に、経済アナリストの森永康平氏(@KoheiMorinaga)が、投資・経済・お金についての理解を深めるコラム・Q&Aを連載する「お金の偏差値を上げるマガジン」 。(毎週火曜更新) 今週の『インベスターZ』第134話では、慎司との「不動産対決」に敗れた財前が、その敗因を振り返っていきます。勝負の明暗を分けた、慎司にあって財前になかったものとは…? また、森永氏による解説コラムでも、この財前の敗因振り返りに出てきた内容を

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  • 【ポイント解説】蘭ASML減収減益、下半期に回復見込む

    半導体露光装置で世界シェア首位の蘭ASMLホールディングスが2024年7月17日(水)に24年4-6月期決算を発表しました。四半期売上高は前年同期比9.6%減の62.43億ユーロ、四半期営業利益は同18.9%減の18.35億ユーロ、四半期純利益は同18.8%減の15.77億ユーロ、一株利益(以下、EPS)は同18.7%減の4.01ユーロとなりました。前四半期から反発したものの前年同期比で減収減益が続いています。 この記事では、ASMLの24年4-6月期決算の要点と今後の見通

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  • 「お行儀のよさ」と「キャラ」

     朝起きたら米大統領選キャンペーンで大きな事件がありました.世界のトップニュースですから皆さんすでにご存じのことと思いますが..本当にトランプ候補が無事でよかった.米国内はもとより世界中で(一部SNSや陰謀論者を除くだれもが)トランプ支持か否かを問わず,氏の無事と流れ弾で亡くなられた被害者への哀悼の意を表明しています. それにしても,この写真かっこよすぎです.星条旗・血・勇敢に立ち向かう大統領(候補).映画のクライマックスシーンと見まごう場面です.撮影はAP通信のエヴァン・

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  • 6月『景気ウォッチャー調査』で現状判断DIは4カ月ぶり改善だが、4カ月連続で景気判断の分岐点の50割れ。円安や物価高が一段と下押し要因に。パリ・オリンピックでの日本代表の活躍への期待は、景気の下支え要因。―景気の予告信号灯としての身近なデータ(2024年7月9日)―

    6月『景気ウォッチャー調査』で、「旅行交通関連」の現状判断DIは3月60.9から6月49.5へ3カ月連続低下。  6月『景気ウォッチャー調査』では、現状判断DI(季節調整値)が47.0となり、前月より1.3ポイント上昇しました。4カ月ぶりの改善ですが、2カ月前の4月47.4より低く、4カ月連続で景気判断の分岐点の50.0を下回っています。内閣府の基調判断は「緩やかな回復基調が続いているものの、このところ弱さがみられる」で判断継続となりました。  6月に始まった定額減税の

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  • 自分の価値観やルールから外れた存在を考慮せよ(『インベスターZ』第133話)

    三田紀房による投資マンガ『インベスターZ』の連載を題材に、経済アナリストの森永康平氏(@KoheiMorinaga)が、投資・経済・お金についての理解を深めるコラム・Q&Aを連載する「お金の偏差値を上げるマガジン」 。(毎週火曜更新) 今週の『インベスターZ』第133話では、慎司と財前の「不動産勝負」にて、財前の勝利が決定したはずが、一転慎司の勝利に覆る展開に。理不尽な判定に抗議する財前に対して、審査員の塚原がかけた言葉とは…!? 森永氏による解説コラムでも、本エピソード

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  • ROIC #3:計算式の解説と留意点

    <読了目安時間:25分> 投下資本利益率(Return on invested capital、以下ROIC、読み方:ロイック)の特集第3弾では、ROICの計算式を解説すると共にいくつかの留意点をお話しします。ドクタープラン以上のメンバーさん向けに、7月13日(土)20時からROICの解説ライブ配信を行いますので、後ほどドクターメンバー以上限定の掲示板投稿でライブ配信URLを共有します。 ROIC特集 #1:ROE、ROAとの違い #2:基本的な計算式と簡易計算シート #

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  • 都知事選と行動経済学的な何か

     都知事選も終わったし,都知事選の解釈にかこつけた経済エッセイでも書きますかね♪ 今日のポイントは, ・蓮舫氏は惨敗と評するのは少しかわいそう ・なぜ石丸伸二氏はかくも多くの支持を集めたのか ・アブダクション型の推論の利点と限界 ・行動経済学の再現性問題と代替的な理論について です.後半と知事選と関係ないです^^

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  • 短観に透ける現状~円安の明暗~

    日本経済の現状を綺麗に映した短観 7月1日、日銀が発表した6月の全国企業短期経済観測調査(短観)は今の日本経済の現状、より具体的に言えば円安の影響を推し量る上で非常に象徴的な結果になりました。以下で私なりに気になったポイントを挙げてみたいと思います。 なお、これまで無料記事もメンバーシップ記事も日経COMEMOに一応挙げていましたが、今後は日経COMEMOに挙がるものは全て無料のものだけという仕切りにいたします。過渡期ゆえ、両方に告知しておりました。これでより分かりやすい整

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会計

  • 第38話 多角的財務分析術❶ザイマニ式フレームワーク

    ザイマニが提唱する総合的な財務優良企業を見つけるためのフレームワークについて解説するシリーズ(前編)です。 この文脈における総合的な財務優良企業とは、弱点(死角)が少なく、持続的な成長や企業価値向上を期待できる企業を指します。 本シリーズでは、そんな財務優良企業を見つけるにはどんな視点でどの指標を組み合わせて評価すべきか?を中心に解説します。具体的には、数多く存在する財務指標を以下の5つの視点に分類できると仮定し、各分析視点における実践的な分析手法を共有いたします▼ 多

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  • 積水ハウスの決算内容を3分で解説!

    今回は積水ハウスの決算内容について見ていきましょう。 ハウスメーカーと言えば積水ハウス!というくらい知らない人はいないこの会社、その決算内容も好調のようです! 1.PLの状況まず最初にPLの状況について見ていきましょう。 売上高は前年比+6.1%の3兆1,072億円とついに3兆円を突破し過去最高となりました。 営業利益に関しても前年比+3.6%の2,709億円、当期純利益も+9.6%の2,023億円といずれも過去最高益となりました。 国際事業では米国事業の減少や中国事業終

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  • 【ファンダメンタルズ】(4) 貸借対照表(B/S)の基礎知識

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  • クボタの決算内容を3分で解説!

    今回はクボタの決算内容について見ていきましょう。 農機具メーカーで圧倒的な地位を築いているこの会社、その決算内容も好調のようです。 1.PLの状況まず最初にPLの状況について見ていきましょう。 売上高は前年比+12.8%の3兆207億円と過去最高となり、初めて3兆円を超えました。 営業利益に関しては前年比+53.4%の3,288億円、当期利益は+52.4%の2,385億円と利益面でも過去最高更新となりました。 今回の好決算の大きな要因としては「為替」と「値上げ」が考えられ

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  • ブリヂストンの決算内容を3分で解説!

    今回はブリヂストンの決算内容に関して見ていきましょう。 世界のタイヤメーカー売上高ランキングで2位に位置するこの会社、前年に売上収益4兆円超えを記録しましたが、今回はその売上収益を更に更新した様子です。 1.PLの状況まず最初にPLの状況について見ていきましょう。 売上収益は前年比+5%の4兆3,138億円と前年に続き過去最高を更新しました。 調整後営業利益に関しては前年比△0.4%の4,806億円、当期純利益は+10%の3,313億円と、営業利益はほぼ横ばい、当期純利益は

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  • アサヒGHDの決算内容を3分で解説!

    今回はアサヒGHDの決算内容について見ていきましょう。 2期連続で最高益を記録するなど好調を維持しているアサヒGHD、外食需要の増加を受けてビール業界全体が好調のようです。 1.PLの状況まず最初にPLの状況について見ていきましょう。 売上収益は前年比+10.3%の2兆7,691億円となりました。 営業利益は前年比+12.9%の2,450億円、当期純利益は+9.4%の1,660億円と増収増益と堅調に推移しました。 全てのセグメントで増収増益となっていますが、やはり欧州やオ

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  • ユーグレナの決算内容を3分で解説!

    今回はユーグレナの決算内容について見ていきましょう。 ユーグレナの研究開発成果を活かしてヘルスケア事業を中心にバイオ燃料事業ま幅を広げているこの会社、ようやく黒字化への道筋が見えてきた兆しがあります! 1.PLの状況まず最初にPLの状況について見ていきましょう。 売上高は前年比+4.7%の465億円と過去最高を記録しました。 主力のヘルスケア事業が減収となったものの、バイオ燃料事業が+26億円の大幅増収となり全体の売上高を押し上げました。 調整後EBITDAに関しては前年

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  • 江崎グリコの決算内容を3分で解説!

    今回は江崎グリコの決算内容について見ていきましょう。 創業1世紀を超えるこの会社、会社のスローガンに「すこやかな毎日、ゆたかな人生」を掲げて、日本人の生活にしっかりと根付いています! 1.PLの状況まず最初にPLの状況について見ていきましょう。 売上高は前年比+9.4%の3,325億円の増収となりました。 営業利益は前年比+45%の186億円、当期純利益は+74.5%の141億円と利益面では大幅な増益となりました。 国内の原材料価格の高騰や人件費・販売促進費・広告費の増加

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  • 第35話 財務分析初心者と中級者の違い

    問題です。 もちろんこれは絶対的な正解のある問題ではありません。以下ではザイマニが考える財務分析初心者と中級者の違いについて解説していますが、ぜひ本文を読み進める前にあなた自身でも考えてみてください。 例えば、財務三表(BS・PL・CF)の構成や各項目を理解しているだけでは初心者でしょうか?はたまた、ROEや自己資本比率など財務指標の計算式を数十個ほど記憶していれば中級者でしょうか?さて、あなたはどう考えますか? いつも通り結論から始めます▼ 【結論】財務分析初心者と

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  • 【カリスマ創業者引退】ニデック

    今回は「ニデック」をリサーチしました。 「日本電産」の名前のほうが聞き馴染みがあるかもしれませんね。 世界最大手のモーターメーカーです。 それでは、さっそく見ていきましょう〜 ①概要1-1 基本データ 企業理念:「モータを始めとする製品の、一層の効率化追求により地球環境保全のために不可欠なソリューションを提供するとともに、人々のより良い生活の実現に貢献いたします。」 事業内容:精密小型モータ、車載及び家電・商業・産業用モータ、機器装置、電子・光学部品、その他の開発・製造・

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資産運用

  • 【NTT】今年度減益の理由と投資家の思惑 今後の展望

    NTTの株価は年初からの上昇から一転し、決算発表から急落していました。 現在は日経平均の最高値更新とともにNTTの株価も復調していますが、なぜここまで大きく株価が下落したのでしょうか。 主な要因は24年度の通期業績予想が大幅減益となったからです。 営業収益は増加するものの、営業利益は前年比△1,129億円、当期利益は△1,795億円となっています。 今期の減益の主な要因は前期の資産売却益計上の剥落です。 ただ、24年度のNTTの業績の足を引っ張ると予想されているのが固

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  • 【コンフィデンス・インターワークス:7374】2025年3月期 -業績|配当予想 策定の前提編-

    株式会社コンフィデンス・インターワークス IR担当です。 2024年8月9日(金)の、2025年3月期 第1四半期決算発表を前に、2024年5月10日に公表いたしました2025年3月期の業績 及び 配当予想について、補足説明させていただきます。 1.2025年3月期 業績予想 及び 配当予想2025年3月期予想は、 売上高90億円(前期比+20.2%) 営業利益14億円(前期比+17.1%)|営業利益率15.6% 年間配当65.0円(前期比+10.0円)です。 セグメン

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  • エン・ジャパン(4849)の将来性はどうなの?人材サービス業の市場動向や競合から分析【いろはに企業研究】

    皆さんはじめまして!😊 大学で経営工学を学びながら、趣味のライブ巡りに貯金を溶かしているインターン生の伊藤です!(^^♪ インベストメントブリッジでは、インターン生が個別株を紹介し、将来性などを検討するnoteの執筆を新しく始めました。 今回は、2本目の個別株分析の投稿です! 他にも、インターン生が気になった最近のニュースの紹介なども本noteで行っているので、ぜひチェックしてみてください!! さて本題ですが、今回の記事で紹介する企業は、「エン・ジャパン(4849)」で

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  • 飲食業界での知名度抜群!厨房機器メーカー「ホシザキ(6465)」の将来性はどうなの?【いろはに企業分析】

    みなさんごきげんよう🌸 お金と政治が大好きなインターン生の塚田です🎵 この度弊社の新しい施策として、noteデビューを果たしました! 皆様が今ご覧になっている記事が私の処女作という訳ですので、なにとぞ優しい目で読んでいただければ幸いです(笑) インベストメントブリッジのnoteでは、今後個別株を紹介し、将来性などを検討していきます✨ どんどん気になる記事を投稿していく予定ですので、今のうちにぜひフォローの方をよろしくお願いします!! さて、1本目となる今回の記事で紹介す

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  • 個別銘柄分析 No.10 山一電機

    皆さん、こんにちは。  銘柄分析を共有して少しでも皆さんの投資戦略の一助になればと思います。 個別銘柄分析の第10弾は証券コード 6941「山一電機」です。  半導体検査用ソケットの大手で半導体検査工程で半導体の電気的特性を検査し、仕様を満たしているか等を確認する検査用ソケット等を製造・販売しています。 サマリー・前期は減収・減益だったが今期は業績は持ち直す予定 ・佐倉工場・フィリピン工場を増強しており、供給能力はUP ・クアルコム向けの売上が大きく、AI関連で半導体需要が

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  • 2025年1月期 第1四半期決算発表のポイントと所感

    2024年6月14日に2025年1月期第1四半期の決算発表を行いました。 ポイントと所感を記載しようと思います。 なお記事中にある資料は決算説明会資料を元に転載しています。 詳細はこちら👇   ・短信 ・四半期報告書 ・決算説明会資料 ・ファクトブック 等がありますのでぜひ!ご確認ください。 ※Q&A等はIRセミナーや機関投資家面談後に集約して発表いたしますのでお待ち下さい。 1Qを見る際の前提条件(季節要因等) 当社は業績推移は下期偏重になります。 ・新卒大量採用

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  • 【Recovery International】2024年12月期第1四半期決算発表を解説します!

    こんにちは、Recovery International(東証グロース:9214)IR担当のリカまる子です。 今回は2024年5月15日に発表した2024年12月期第1四半期決算についての解説を書いていきたいと思います。 2024年12月期第1四半期決算概要売上はこれまで同様に増収となりましたが、営業利益については、採用が順調であったため、人材採用費用への投資により、減益となりました。 人員の状況人的資本当社のKPI実績出店戦略と成長モデルtopics①2店舗出店 20

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  • 2024年Q2 Disney(DIS) 決算情報

    決算情報 Disney(DIS)ストリーミング損失が縮小したことでアナリスト予想を上回った第2四半期決算を発表 売上高が4四半期連続で予想を下回り、エクスペリエンス事業の第3四半期の見通しが軟調になるとの見通しを示したため、株価は10%弱下落📉 Highlight ■2024 年Q2決算 ✅⭕️EPS $ 1.21  vs 予想:$ 1.10 ✅❌売上高 $ 220.8 億 vs 予想:$ 221.1 億 (前年同期比:1%増📈) 4四半期連続の売上高未達となり、2018

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  • 6月FOMCは大事!そのポイントを解説します

    FOMCでは金融政策を決めるイベントとして注目FOMCは連邦公開市場委員会といい、アメリカの金融政策の方向性を決めるベントとしてとても注目されています。 FOMCは年8回あります。 しかしなかでも、3.6.9.12月はより大事な回ということを知っていますか? 今回のポイントは ✅FOMCについてより理解する ✅3.6.9.12月がより重要なワケ これらをわかりやすく解説していきます。 ✅あらためてFOMCについて✅FOMCについて詳しくみていきましょう まず、FOM

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  • 【営業黒字化も近い?】「楽天西友ネットスーパー」2023年決算と直近トピックスまとめ

    こんにちは、官報ブログ +プラスです。 —————— 官報ブログ(無料):http://kanpo-kanpo.blog.jp/ Twitter:https://twitter.com/kanpo_blog —————— 今回は 楽天西友ネットスーパー について書きたいと思います。楽天グループと西友がタッグを組み ネットスーパーを展開する同社ですが、最新の決算も出てきましたので、直近のトピックス や 他社のネットスーパーの動向など含め振り返ってみたいと思います。主に以下に

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