自己紹介6(浪人編)
こんばんは、東大生のとんびです。
今日は自己紹介浪人編です。少し長いです。
補習科
私の高校は「自己紹介4(高校編)ー暗黒の4年制高校ー」で書いたように、浪人生は補習科に行くことができます。
浪人生約120人のうち、4分の3ほどが補習科に行き、残りは他県の予備校などに行きます。補習科という名前ですが、実質高校4年という感じです。高3の時の先生がそのまま教科担任として持ち上がります。
現役の時と違う点は、今までと別の校舎に通うことと、私服登校になることです。現役生は制服なので、校内では浪人生であることが一瞬で判別できます。
補習科のサポートは非常に手厚く、地方の公立ならではだとおもいます。国数英、世界史、地理の全教科で先生に添削してもらっていました。
昨日紹介した、進路指導の時にとにかく東大を勧めてくる先生は、古文の先生で話も授業も面白く、一番思い出に残っています。その高校での指導歴が30年以上の大ベテランで、「私は校長より偉い」と冗談を言っていましたが、たぶん本当だと思います笑。
浪人仲間
私の代は浪人が多い学年で、同じクラスで現役で東大を受けた人はたぶん1人しか受からず、私含めて4人ぐらいは落ちました。その中に私の仲の良い人もいて、浪人時代は東大文一を目指す仲間として、切磋琢磨できました。
いつも学校の帰りにその人の家の前まで行き、時には3時間ぐらい世界史について語り合いました。模試の結果が帰ってきた時もお互いの点数を見せていました。
補習科では楽しいことはそこまでなかったですが、たまにスポーツ大会や年末年始には餅つきがありました。バドミントンでは、ダブルスのトーナメントでつい本気で勝ちに行き、テニス部のやつと組んで優勝しました。
浪人時の成績
冠模試(東大模試など、大学名が名前に付く模試)の結果は、浪人してからはまあまあ良かったです。夏も秋も駿台と河合の判定がAで代ゼミはBでした。現役時はなかなかAが取れなかったので、伸びが実感できました。
センター試験は、現役時は数学2Bが爆死、浪人時は国語が爆死しました。その時の国語は153/200点で、これより低い点数の人は東大の人では見かけないほどでした。得意の地歴は世界史と地理が両方満点でした。
総合得点は現役時が確か783/900点、浪人時が816点で、浪人時のセンター試験(2016年度)は全体的に点数が出やすい傾向でした。そのため、目標のセンター9割は超えていましたが、文一ではなく文三で出願しました。
文系の中では文一の合格最低点が最も高く、文三が最も低いです。そのため、より合格しやすいように出願を変えました。ちなみに去年の入試では文二の方が文一よりも合格最低点が高いという逆転現象が起きていました。これは法学部の人気低下と経済学部の人気上昇が関係していると思います。
現役時は担任の「文三にしないか?」という打診を頑なに拒んで文一を受けた結果、4.0555点足りずに落ちたので、浪人時は安全策を取らざるを得ませんでした。点数に端が出るのは、東大ではセンター900点を110点に圧縮し、2次試験440点と合計して550点満点で合否が出るからです。
2次試験
試験前日に東京に入り、文系は駒場キャンパスで受験なので渋谷に泊まりました。現役時は2次試験で必要なセンター試験の受験票を忘れたことに前日気が付き、速達で郵送してもらいました。浪人時はこれに懲りて持ち物をよく確認しました笑。
試験1日目に国語と数学、2日目に地歴と外国語(英語)がありました。1日目の数学で1完しかできなかったので、その日の夜はメンタルがきつかったです。ZARDの「負けないで」を何度も聴き、「泣いても笑ってもあと1日だから頑張ろう」と立て直しました。
2日目は、世界史の大論述(例年約600字)で40年ぶりに出た古代の問題に少し驚きつつも、全てやり切りました。
手応え的に受かったかどうかは合格発表まで分かりませんでした。合格発表当日にネットの掲示に自分の番号があった時は、嬉しいというよりもほっとしました。高校の文系の浪人仲間は私入れて5人とも受かっていました。本当によかったです。
私立大も受けた
ちなみに浪人時は私立で慶應法学部と文学部、早稲田文学部を受け、早稲田だけ落ちました。3日連続で受けたので、3日目の早稲田は体力と集中力切れでした。慶應文学部は高校同期の文三勢が他にもいました。
東大はよく言えば歴史がある、悪く言えば建物によってはかなりぼろいので、私立大は建物が本当に新しく、うらやましいです。早稲田は受験の時エスカレーターがあり、びっくりしました。
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以上で自己紹介浪人編を終わります。本文だけで1800字ほどになりました。ここまで長々と書きましたが、やはり今までの人生で最も力を入れたことが大学受験なので、思い出も多いです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。