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教育について

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2020年3月の記事一覧

「言葉」で教師としての威厳を保つ

「言葉」で教師としての威厳を保つ

15年前の文章です。

 言葉は人間性を表す。「教師」たるもの自分の言葉に自信を持ちたい。
大学を卒業してすぐに教師になった。現場の経験は教育実習の数週間のみ。そんな私が4月担任になった。「なんとかなる」と思ったが現実は何とかならなかった。 
「子どもといい関係を作りたい」「子どもと同じ目線でいれる教師に」。言葉はかっこいいかもしれないがこれが間違いの元だった。
 「若さを生かし」子どもと友達のよ

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跳び箱指導は誰でもできる

跳び箱指導は誰でもできる

20代の時の実践です。

昨年初めて6年生を担任した。学級にAさんがいた。体が小さく運動を苦手としていた。
体育の跳び箱の授業。Aさんは開脚とびができなかった。その他にも数名いた。彼らを「向山型跳び箱指導」で指導した。A式を数回やっただけで跳べるようになった子。何度も何度も繰り返して跳べるようになった子。次々と成功していった。Aさんも何度も挑戦した。次々と成功していく友達を横目に何度も何度も練習し

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私の時間活用術

私の時間活用術

前回書きましたが、過去の自分の文章をアップデートしてみます。

「私の時間活用術」というテーマで2005年に書いた文章です。

誰にも1日24時間しかない。
「仕事を効率よく進めたい」というのは誰もが思うことである。
 仕事を行うにあたって心がけていることは2つある。
1 学校の仕事は学校で行う。
2 できるだけ勤務時間で退勤する。
 学校の仕事は学校でやるが夜遅くまで学校に残って仕事をしている人

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今まで書いてきたことをアップデートしてみよう

今まで書いてきたことをアップデートしてみよう

公立学校の教員になると研修があります。
大きく分けて2つ。
「公的研修」と「自主研修」です。
「公的研修」は、各自治体の教育委員会などが主催する研修です。
教師になって1年目は、「初任者研修」を受けなければいけません。
学校内で指導を受けたり、教育センターなどでの研修を行います。
また、各市町村で「教育会」があり、教科について専門的に学ぶこともあります。3年、5年、10年とある程度勤めてからの悉皆

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小学校におけるノート指導

小学校におけるノート指導

朝日新聞の記事より。

全部は見られないが大体の内容は、わかると思います。
この記事に出てくる向山洋一先生からは書籍やセミナーなどでたくさん学んできました。
当然、私も算数の授業でも定規を使って丁寧に書くように指導してます。

しかし、この記事にもあるように定規を使う事が目的になってはいけません。
定規を使う事を目的化してしまった先生が、
定規を使ってないから全部やり直しなさい
という指導をしたの

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新型コロナ対策における一斉休校

新型コロナ対策における一斉休校

2月27日(木)の夕方。
私は、ちょうど帰りの電車に乗っていた。
その中で安倍総理の一斉休校要請のニュースを知った。
全く予期していなかった。
学校では、丁度放課後に「来週の予定」について会議をしたところだった。
すぐにまだ学校に残っていた同僚に連絡し、学校の様子がどうなっているかを聞いた。
この報道を受けた瞬間、「これは本当に休校になるな」と直感した。

翌日。
いつもより早く出勤。
すると学年

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通知表を気にしすぎない

通知表を気にしすぎない

全国的に休校が続いていますが、この時期修了式で通知表を渡される時期です。
細かいことですが、年度終わり(3月)は修了式。その他の学期末は終業式と呼び方が違います。
この年度末は「修了式」。1年の教育課程を修了したことを認める式です。ですので、3月にもらう通知表にはほとんどの学校では「修了証」が印刷され、校長先生の名前に校印が押されます。

さて、通知表をもらうと子供達は真っ先に「たいへんよい」など

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仕事ができる人の机はきれい

仕事ができる人の机はきれい

教師の仕事場は、大きく2つです。
教室と職員室。
それぞれに机があります。
今まで経験したことで感じるのは、

仕事ができる・速い人の机はきれい

ということです。
私自身のことを言うと、教師になって最初のころは整理が苦手でした。
机には、書類が山積み。机にも収まらず教師用机の周辺にも様々な荷物が散乱という状態でした。
残念ながら、教師の仕事については「授業」や「学級経営」などについては研修があり

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