年中競馬のことばかり考えていた競馬ファンが2024年競馬をやめようと思った理由
「宝塚のプラダリアで勝負して着外なら競馬引退」
6/23に京都競馬場で行われた宝塚記念。
私は絶対に負けられない勝負をしました🐎
プラダリアは、惜しくも4着。
その結果、
金輪際馬券を買わないことを決意し、
競馬引退の確定ランプが灯りました。
2005年のハーツクライが勝った有馬記念から、
約18年間続けてきた趣味である競馬。
当記事では、
ハーツクライがディープインパクトを破った有馬記念以降、
年中競馬のことばかり考えていた男性の
競馬引退が決まるまでのドキュメントについて、
紹介したいと思います🐎🐎🐎
また、
「競馬をやめようかな…」
「競馬最近楽しくなくない…?」
「一緒や!馬券買っても!」
と思っている方にとって、
何か気づくことがあるかもしれない内容となっていますので、
最後までお読みいただければ幸いに思います🐎🐎🐎
■外したら競馬やめる…!宝塚記念の大勝負…!
・東京競馬場の様子
私の最後の勝負は、数々の思い出のある東京競馬場で行うことにしました。
初めて万馬券を獲ったディープスカイの日本ダービー。
天皇賞秋でのウオッカとダイワスカーレットのハナ差2cmの激闘。
北島三郎が熱唱したキタサンブラックのジャパンカップ。
数々の思い出が蘇ります。
それにしても、
ここ1~2年で、競馬場に来る客層が”圧倒的に”変わったなぁ…と。
間違いなく「ウマ娘」効果だとは思いますが、
最近の若い者は(おじさん発言)、
以前はオタク御用達だったようなアニメも見ているんだなぁ…などと実感しました。
・運命の宝塚記念
私の予想印は
◎プラダリア
◯ジャスティンパレス
▲ローシャムパーク
△ヒートオンビート
△ルージュエヴァイユ
△ドウデュース
でした。
プラダリアは、去年の宝塚6着。
あからさまな京都巧者で、第2のトーセンラーの誕生を期待しました。
また、2006年のディープインパクトが勝った宝塚記念で、
2着に入ったナリタセンチュリーも、京都G2を勝っていた馬。
「もうここしかない」
という思いで、私史上2番目となる大勝負を敢行しました(史上1番はチャンピオンズCのクリソベリル。ちゃんと当たった)。
パドックは良好、体重も-2kg。
まあ問題ないでしょう。
宝塚専用ファンファーレが流れ、その直後に止んでいた雨が降ってきやがりました。
少し嫌な予感がし、レーススタート。
逃げたのは、めったに逃げないでおなじみのルージュエヴァイユ川田。
プラダリアのスタートはあまり良くない。
しかも、池添が手綱をしごき、2番手につけ、私はさらに嫌な予感がしました。
川田が逃げただけあって、スロー気味のペース。
このペースなら悪くない。
最後の直線。
私は必死に
「池添!」
「いけぞえ!!」
と叫びました。
池添は、オルフェーヴルやカレンチャン、宝塚で3着に入ったモズベッロなど、
今までさんざんお世話になってきたジョッキー。
しかし、ブローザホーンが抜け、さらに横山兄弟の2頭が来ました。
私は必死に
「池添!!!!!」
叫びましたが、クビ差の4着。
私の大勝負は終了。
そして、
「今後は競馬をやらなくなるんだなぁ…」
と思い、寂しさと少しホッとする気持ちが湧きました。
・「競馬やめろ」と引き寄せられてるとしか思えない負け方
プラダリアが京都巧者であることは明白で、池添もレース後コメントで、
「京都が好きなんでしょうね」
と述べていました。
しかし、4着。
ドウデュースやジャスティンパレス、今回は出てこなかったリバティアイランドやスターズオンアースに負けたわけじゃない4着。
しかも、上位3頭は、若手騎手の非ノーザン馬。
騎手買いが得意な私は、ブローザホーンは全く眼中にありませんでした。
そして、ベラジオオペラは距離、ソールオリエンスは左回り専用機と決めつけてしまい、印すらつけませんでした。
また、スタート直前に降り出した雨。
あれが、プラダリアの脚を少し鈍らせ、
ソールオリエンスを少し走りやすくさせたというのは、気のせいではないかと思います。
さらに、プラダリアで気になっていたのは、社台ノーザンではないこと。
結局、G1で底力があるのは、大手牧場の馬です。
しかし、勝ったブローザホーンは非社台ノーザン。
プラダリアにも、明らかにチャンスのあるレースでした。
そして、4着のプラダリアは、なんと粗品の本命。
私と粗品が本命にしたのであれば、プラダリアが4着に敗れることも納得です。
レース後、思ったより落ち込むかと思っていましたが、そこまででもありませんでした。
理由は、
「自分が買うんだから外すだろう」
という、認知バイアスが働いたことにより、心理的ダメージが薄かったからです。
最終的には、
「競馬をやめなさい」
と、引き寄せられているとしか思えなくなっていました
🐴💦
■なぜ競馬やめたいと思ったか…!?
「競馬が一番の趣味!」と思っていましたが、
ここ数年、冷めていた自分もいました。
ぶっちゃけ、やめ時を探っていたという部分はあります。
・今の競馬に自分の予想が対応できなくなった
宝塚記念では、私が印をつけていなかった上位3頭にやられてしまいました。
まさかドウデュースとジャスティンパレスが飛んで、
プラダリアが来ないというのは予想できませんでした。
上位3頭は若手騎手。
時代の移り変わりを感じます。
いいことです。
そんな私は、今の新時代の競馬について、
「もう対応できないな」
と感じました。
血統面でもそうです。
エピファネイア産駒やキタサンブラック産駒、キズナ産駒やモーリス産駒など、
どう扱えばいいか分からない血統が多くなってきました。
私は、もともと、ディープインパクト産駒を上手く利用して勝ってきました。
桜花賞では、
「体重470kg以上のディープインパクト産駒」
だけを追い、アユサンやクルミナルを本命にした記憶があります。
しかし、ディープもキンカメも亡き今、
もう私はついていけません。
新たな法則を作る気力も能力もありません。
ここまでです。
・競馬で勝ち続けることは無理と100%悟った
実はこの私、
「自分が長期的にここだと思ったレースの単複だけ買えば勝てるんじゃね?」
と、余計なレースを買わずに勝負レースだけ買えば勝てると、本気で信じ込んでいました。
馬鹿の極みです。
京都記念では、狙ったプラダリアで勝ち、幸先よくスタート。
しかし、誘惑に負け、余計な馬券を買うことも多かったです。
そして、今回の宝塚記念。
◎プラダリアは半年前から決めていました。
しかし、4着。
私の思惑は完全に外れ、競馬で勝てないことを100%悟ることとなりました。
私には、競馬で勝てる能力も博才も運もない。
「趣味で続ければいいじゃない」
と思われるかもしれませんが、もう負けたくないんです。
3歳児がゲームで負けて、
「まけたくないぃ!!」
と叫ぶのと一緒です(姪がそうだった)。
今後、私が買う馬券は、永久に当たることはありません。
確証バイアスだの言われようが、そうなんだから仕方ないのです。
・4月に起きた悲劇
競馬界では、4月、非常にショックな出来事がありました。
藤岡康太騎手の逝去です。
有名歌手やタレントが亡くなっても、
「フゥン…」
としか思わなかった私ですが、
藤岡康太騎手の逝去は、
今までの有名人の死去の中で一番ダメージを喰らいました。
ナミュールやソフトフルートでお世話になったからかは、わかりません。
長年起きていなかった落馬死亡事故。
競馬初心者の頃、
福永祐一調教師の父・福永洋一氏の落馬事故に関するルポを読んで、
非常にショックを受けた記憶があります。
戸崎騎手が皐月賞をジャスティンミラノで勝利して、関係者が、
「康太のおかげ」
と言い、感動したファンも多かったようですが、
それも「うーん…」としか思えませんでした。
藤岡康太騎手の逝去以降、
明らかに好きだった競馬が好きじゃなくなってきました。
その思いについては、
ごちゃごちゃしていて文章化するのは難しいのですが、
藤岡康太騎手の悲劇が競馬引退につながったことは、
紛れもない事実です。
・フリーランスになったから
2023年4月から無職となり、
2024年1月からwebライターとして完全独立した私。
フリーランスとなれば、手を動かさねば金は入りません。
よって、会社員時代より、
お金に対してシビアとなりました(もともとシビアでしたが)。
競馬予想している暇があるんなら、
案件を一件こなした方がましです。
当たらない馬券を買うくらいならば、
金にならなくてもnoteを書く方が先に繋がる可能性があります。
今思えば、会社員時代はストレスフルマックスだったので、
競馬でそのウサを解消していた部分がありました。
1年半でやめたコネ会社員時代は、
不安症を患いながらも、競馬が一番の楽しみでした。
競馬予想をしているときは、様々な妄想ができるので、
実はポジティブシンキングに近い要素を持っています。
そして、(私個人が)競馬が明らかにつまらなくなった2024年。
フリーランスになり、収入は会社員時代より減少。
やることだけやっていればよかった会社員時代と比較して、
自分のビジネスのことや、
自分やパートナーさんの生活の方に目が向くようになりました。
ハッキリ言ってしまえば、
「期待値の低すぎる競馬なんかやっている場合じゃない」
というわけです。
ドウデュースの馬券よりもエヌビディアの馬券株式を買った方が、
儲かる可能性は高いし、生成AI普及の一助になります(エヌビディアってノーザンの馬名っぽいよね)。
自分の社会的立場の変化が、競馬引退につながったのです。
■競馬をやめる男が競馬を始めたきっかけ
ここでは、私が競馬を始めたきっかけについて書きたいと思います。
※私が執筆した競馬本の一部を引用しています(カボスチャン名義)
↑ kindle unlimted持ちの方は読んでいただけると嬉しいです。買わなくていいです。ご要望があればpdfで全文お渡しします。
私が競馬を始めたのは、忘れもしない2005年の有馬記念からでした。
あの時はクリスマス。当時の彼女とデートをしていて、
夜は東京タワーに行く予定だったのですが、
財布の中には800円しかありませんでした。
まさか
「カネがないから東京タワーはやめにしよう」
なんて言えば最悪なことになる。
そんな時思いついたのが、
「有馬記念でお金を増やせばいいんだ!」
という短絡的な考え。
「今日競馬で大きなレースがあるみたいだから見てみようよ!」
と、なんとか彼女を説き伏せ、拾ったスポニチで出走馬をチェックし、
WINS汐留に向かい、おじさんの大群を掻き分け馬券を購入。
買った馬券はハーツクライの単勝500円。
帰りの交通費を考えればこれしか買えませんでした。
選んだ理由は、ジャパンカップという大きなG1レースで2着だったからという単純な理由。
あとルメールという外国人騎手が上手そうだったからというくらい
(当時ルメール騎手はJRA所属騎手ではありませんでした)。
今じゃ考えられませんよね。
歴代最強馬と言われたディープインパクトが出走していたのに。
外れたら私は最悪なクリスマスを過ごすことになります。
そんなことを思いながらレースはスタート。
ディープインパクトはいつも通り後方から。
そして今でも覚えている実況の声、
「ハーツクライはなんと3番手!この位置は不気味であります!」
そう、ハーツクライは追い込み馬で基本道中後ろから直線勝負の馬。
そんな馬が今日は先行集団に付けているのです。
そして中山の短い最後の直線へ。
ハーツクライが先頭に立つ。
おじさんたちと一緒に叫びたかったのですが、
当時の私は何を叫べばいいのかわかりませんでした。
でも感情的に「そのままー!」という声が。
隣に彼女もいましたが、
もはやそんな存在はその瞬間忘れていました。
後ろから武豊ディープインパクトが追い込む。
しかしダービーや菊花賞で見せたキレは無い。
1着ハーツクライ、2着ディープインパクト。
ハーツクライの単勝は約17倍。
500円が9,000円に化け、私は堂々と東京タワーに行くことができたのです。
その後彼女と行った東京タワーなど何も覚えちゃいませんが、
あの時ハーツクライがディープインパクトに勝った瞬間の興奮と歓喜は鮮明に覚えています。
一生忘れないでしょう。
■金輪際競馬での馬券購入はやめます
6/23の宝塚記念は残念でしたが、
騎手や関係者が死力を振り絞って戦った結果なので(ルメールはレース捨ててた感が否めないが…)、
不満や悪口なんてもっての外です。
また、私は競馬を引退しますが、それは”馬券勝負”の引退であり、
競馬について一切触れないわけではありません。
理由は、公営競技メディアの継続案件を頂いているからです。
いままで競馬をやってきたことで、
親友ができ、話題ができ、苦手な上司との緩衝材になり、全てに絶対はないことを知り、巨大資本を持つグループが全てを掌握することを知り、株式投資に役立ち、ライター案件にもつながりました。
「競馬をやって後悔しているか?」
後悔などあろうはずがありません。
競馬があったから、今の私があります。
ありがとう、競馬。
追記(6/26)
この犯罪者逆神も◎プラダリアだったのか…。
そりゃ来ないよな…🐴💦
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