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必要なのは語彙力ではなく”細分化”。語彙力に悩めるオタクを救う、三宅香帆さんの「”好き”を伝える文章講座」を視聴したよ!

オタクの語彙はすぐ死んでしまう。

推しの姿が目に入ると、アドレナリンがドバーッと放出されて、IQは一ケタまで低下。

「最高」
「尊い」
「優勝」
「顔がよい」
「しんどい」

とかしか言えなくなってしまう。

わたくし、作品のよさを語ろうとしても、「とにかく最高!」になってしまう底辺オタクなのですが、先日、書評家の三宅香帆さんの「”好き”を伝える文章講座」を視聴して、「なるほどー!」となったところがあったので、メモします。

語彙力に悩めるオタクたちよ。足りないのは語彙力ではなく、細分化だ!

講座のなかでこんな質問がでました。

思っていることも感じていることもたくさんあるのに、自分の気持ちをうまく言語かできずにモヤモヤしてしまうことがあります。語彙力を増やすしかないのかな?と思うのですが、何かアドバイス頂けたら嬉しいです。

「”好き”を伝える文章講座」質問者 みーもさん

めっちゃわかる。
これに対する三宅さんの回答は以下の通り。

  • 「語彙力」だと思っているものの95%くらいは「細分化」でいける

  • なんかモヤモヤしているものを細分化して箇条書きで一つづつ言葉にしていくイメージ

  • 「面白かった」の別の言葉を探すのではなく、「何が面白かったのか」を深掘り。キャラクターなのか、セリフなのか、なんでそれがいいと思ったのかを考えてみる。

「細分化することで、語彙力がなくても詳細を言語化できる」というのは目からウロコでした。

好きを伝えたいのなら、「ここが好き!!!!」の具体例をあげるべき。

ちなみに三宅さんはこんなことも言ってました。

「すべてがすき」と言いたくなる気持ちをぐっとこらえて、好きなところの具体例をあげて理由をのべる。そうすることで、好きなもののよさを相手に伝えることができる。

「”好き”を伝える文章講座」

なるほど、「とにかく好きなの」だとふわっとしたお気持ち表明だけど、「ここがこんな風にいいの!」だと布教にできるのか……

すばらしい二次創作を生み出している人たちのコンテンツに対する解像度の高さに驚くことがしばしばあるのですが、その秘密を知ったような気がしました。

ちなみに、この感想も、「全部よかった!」といいたいのをぐっとこらえて、しぼって書いてます。文章を書くヒントがたくさんつまった講座だったので、「自分のすきなコンテンツをもっと布教したい!」という方はぜひアーカイブの動画もしくはnoteイベント情報さんのレポをご覧ください。

もらったヒントを元に、さっそく、いままでに愛してきたコンテンツの好きなところを深掘りして細分化力を高めていきたいと思います。

それではまたあした!

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