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認知科学・脳機能・パーソナリティパターン・科学など

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2023年9月の記事一覧

生命現象を数学で定義した人

生命現象を数学で定義した人

グレゴリー・チャイティンは、アルゼンチンの数学者、計算機科学者です。

彼は、クルト・ゲーデルが証明した不完全性定理を、プログラミング言語のLISPで証明しました。

その後、チャイティンは、IBMの研究所にて研究を続け、2011年にサンタフェ研究所で「メタ・バイオロジー(超生物学)」、翌年にProving Darwin: Making Biology Mathematical(ダーウィンを数学で

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7つ集めると願いが叶うボールじゃなくてゴールの話

7つ集めると願いが叶うボールじゃなくてゴールの話

少し前の記事で、"ゴールはとても重要"というお話をしました。

その時は「ゴールの数」に触れていませんでしたが、今回は、そちらについてお伝えをしようと思います。

コーチングセッションをしていて、よくある「考え方の相違」が2つあります。

①ゴールは1つで良いと思い込んでいる
②仕事の成功をゴールにしている

①についてはもしかすると、子供の頃から「ひとつの事をやり続けなさい」などと言われてきたり

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"傷つきやすいナルシスト"の対処法

"傷つきやすいナルシスト"の対処法

「傷つきやすいナルシスト」とどう向き合うかそもそも、ナルシストと付き合うことが難しいということは、皆さんもよく理解されていると思います。

「傷つきやすいナルシスト」に対処するポイントは、「しっかりとした境界線」を設定し、「公平な視点」を取り入れ、彼らの「表面に屈しない」ことから始めるのが最適です。

「傷つきやすいナルシスト」かどうかの判断基準は、「私はHSPだから特別」「他者より弱いから特別」

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HSPのライトサイドとダークサイド"傷つきやすいナルシスト"

HSPのライトサイドとダークサイド"傷つきやすいナルシスト"

HSPについて「おさらい」「敏感な人」「繊細さん」などの言葉で近年話題となったHSPという言葉ですが、今回はHSPのライトサイドとダークサイドをご紹介しようと思います。

HSPは1996年にアメリカの心理学者エレイン・N・アーロン氏が提唱した言葉です。

アーロン氏のホームページ文章を一部引用すると、下記のようなことが記載されています。

・HSPは、全人口の15~20%に見られる
・病気ではな

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色々なキャラクターを分析すると面白い"パーソナリティパターン"

色々なキャラクターを分析すると面白い"パーソナリティパターン"

ここで扱う「パーソナリティパターン」という言葉は、一般的にはパーソナリティ障害と呼ばれているものです。

「障害」という言葉を使用しない理由は、その言葉を使うことによって、「障害=悪い」という思い込みを強めてしまわぬようにしたかったからです。

色々な特性を理解をすることによって、「差別・偏見の改善」「より良いコミュニケーション」「自己認識」「自己修正」などの役に立てばと考えています。

「パーソ

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