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自分の道を見つける〜パスファインダーという思考

1、学校の勉強と他の勉強を


 特進アカデミーでは、勉強を教えることはもちろん、子供たちの未来を考えたとき、彼らが自分自身の個性や特徴を理解し、それに基づいて自分の進むべき道を見つける大切さを伝えています。


昭和時代なら、学校の成績が良ければ、就職や昇進において優位な立場にいられましたが、今は学校の成績が良くても何かしらの特技やスキルがないと、社会に出てから活躍できないケースが増えてきました。

例え、東大や京大を卒業しても、企業としては即戦力が欲しいですから学業成績が良いだけでは採用してくれませんし、自分でビジネスを始めるにも、高学歴というだけでは何の武器にもならない時代になってしまいました。

これから先の時代は、どんどんスキルが求められる社会になっていくのが目に見えています。

  2、自分を知る大切さ


幼少期から才能に溢れた特別な子ならともかく、ほとんどの子供たちは、自分にどんな能力があるのか全く分かっていないと思います。

日本の文化的な背景もあるかもしれませんが、子供を褒める習慣が根付いていないせいもあって、「皆んなによく褒められるから自分はきっとこれが得意なんだ!」という自覚がなかなか生まれてきません。

逆に、こうしろ、ああしろ!それはダメだ!とネガティブな声かけが多炒めに、自分の欠点についてはよく気づきます。

その結果として「自分はダメなんだ」と自分を否定し自己肯定感を下げてしまいます。

ですから、本当なら子供に対しては周囲の大人たちが「こんなところが良い」「ここが優れている」「これは得意だよね」と言葉としてしっかり伝えていけば、子供たちは自分の能力を少しずつ認識できるはずなのです。


  3、パスファインダー思考


中学生や高校生にはパスファインダーという思考を持たせる必要があると考えています。

パスファインダー(path finder)とは、直訳すると「道を見つける人」となり、本来は「開拓者・先駆者」という意味を示します。

そこから派生して個々の才能や興味、価値観を基に自分に合ったキャリアや人生の道を探求する手法を意味するようになりました。

つまり、パスファインダー思考とは次のような意味になります。


自分の興味、情熱、価値観、能力を探り、これらの要素を理解することで子供たちは自分自身の個性を認識し、どのような分野や活動が自分に合っているのかを見極めることです。

前述したように、今の社会は抜群に勉強ができたとしても、何かしらの特技やスキルがなければ生き残れない状況になっていますから(これからはもっと顕著になります。)、「自分は〇〇ができます!」とハッキリと伝えられるものが必要になります。

ですから、早い段階から自分の能力に気づき、その能力を向上させることで「自分には〇〇ができます!」と自信を持って言えるようになるわけです。


そこで子供たちが自分の能力に気づくためには、数多くの体験が必要となります。

体験を多く積み重ねるためには学校以外のどこかへ出かけていくのがベストではありますが、今はインターネットがありますので、擬似的な体験も十分に可能です。

YouTubeなどの動画でも雰囲気を感じられますし、VRなら尚更でリアルな体験ができます。

まずは、お子さんの好奇心を引き出すことに焦点を当て、もし興味が持てるものがあるなら、一定期間それに集中して取り組むということが大切です。


1つのことを長く続けるというよりも多くの体験を積むんで色々と比較検討した結果、「やっぱりこれがいい!」と思えるようなものを見つけ出すことを優先し、最終的に興味を持った分野に全力を傾けて行くのが理想的です。

もっと細かいことを言えば、自分の性格分析や今置かれている状況から自分の宿命や運命を認識し人生の方向性を決めることも同時に大切です。


学校の勉強も大切ではありますが、今の時代にはこの「パスファインダー思考」を持たせることはもっと大切です。

時代は進んでいるものの、まだまだこういった考え方を持っている人たちは少なく、とりあえず子供には学校の勉強だけさせておけばいいんだと思っている人が大半です。

それは明らかに時代遅れなので、パスファインダー思考という物を持ってるか持ってないかで子供の未来は断然差がつくはずです。

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