見出し画像

夏休みは自立のチャンス


  1、母親にとっては厄介な夏休み?


夏休みはもうすぐ。

子供たちにとっては

待ち遠しいと思いますが

お母さんにとっては

留守番させることや

食事のことで

頭が痛いかもしれませんね。


一見すると親の負担が

増える要素しかありませんが

物の見方を変えれば

この夏休みをきっかけに

お母さんの負担を

減らせる可能性もあります。



端的に言えば

子供を自立させてしまえば良いわけで

選択、掃除、食事、勉強のルーティーンを

夏休み中に身につけさせたら

そこから先の親の負担は

グッと減りますよね。


ルーティーン化するまでの間

面倒なことが多くなりますが

でも、教えてしまえば

あとは楽ちんです。


  2、親の思い込み


特に料理を任せるとなると

火の扱い、包丁の使い方、後片付けなど

気をつけなければならないことが

たくさんあります。


ですが、一旦やらせてみると

子供は案外器用にこなすものです。


コンロの火の扱いが難しい場合は

電子レンジで調理する方法を

教えるのも良いです。


調理用のタッパーを使って

食材と調味料を混ぜて

温めれば出来上がりますので

安全に作れますね。


カレーとチャーハンを

大量に冷凍しておいて

子供が好きな時に

温めて食べるのも良いです。


ですが、親の中にはレンジを使うことさえ

「子供にはまだ早い」「台所を汚されるので困る」

という方もいます。


これだと子供の自立の機会を奪い

成長も阻害しています。


「子供にやらせるのは危険」

「上手くできないんだから、やらせない」

という親の思い込みが強いと

いつまで経っても親の負担も減りません。


リスクばかり考えずに

正しい知識を子供に教えることをお勧めします。



  3、家事は勉強に良い影響を与える


これまで多くの子供たちを見てきて思うことは

料理、掃除、洗濯といった家事を

上手にこなせる子は勉強もできる

ということです。


逆に、勉強は抜群にできるが

家事が全くこなせないという子は

滅多に会いません。


私の肌感覚としては

やはり家事と勉強とは

何かしらの関連性があるようで

家事ができれば勉強もできるし

勉強ができれば家事もできるという方程式は

存在しているようです。


そう考えると勉強だけできるよりも

身の回りのことをきちんとできる子の方が

能力的には上かもしれませんね。


  4、教え込むのではなく、理由を伝える


子供に勉強しなさいと言っても

勉強しないのが子供の本質です。


部屋を掃除しなさい

食べたものを片付けなさい

洗濯物を出しておきなさいと、

子供に何かをやらせるのは

とにかく一苦労ですよね。


子供を動かす方法としては

お手伝いをしたらお小遣いをあげる方法もありますし

純粋に協力を求める方法もありますし

一緒に楽しく家事をこなす方法もあります。


子供を動かす方法には色々なやり方があるので

探せば何かしら見つかると思います。


ですが、もっと根本的な部分で

例えば、勉強や家事をやる必要性について

しっかり伝えてないケースが多いです。


子供に何かをさせるというのは

自立させるための手段ですが

子供はそもそも自立の意味が

分かってないと思います。


ですから、何かをやらせても

長続きしないのは

自立の意味を理解していないからです。


あるいは、もしかすると親自身も

自立の意味が分かってないので

子供にうまく伝わっていないかもしれません。


私が思うに

自立はサバイバルするということです。


つまり1人でも生き抜けることです。


次の話は大袈裟に聞こえるかもしれませんが

現に起こりうる話をします。


おそらくあと十数年以内に

首都圏直下型の地震か

南海トラフ大地震が

かなり高い確率で発生するでしょう。


正確な日時は分からないとしても

大地震が日本を襲うことは確実です。


そして地震が日本全体にもたらす影響も

決まっているんです。


平安の貴族中の心時代から

武士中心の鎌倉時代に変わったのは

大地震がきっかけでした。


江戸時代に黒船がやってきた

その次の年に大地震が起きて

幕府が力を失うきっかけにもなりました。


近年では関東大震災が起きた後も

政治の仕組みが変わりました。


日本では地震がきっかけで

社会が大きく変化するのです。


もしこれから大地震が起きたら

インフラは、数ヶ月間は

まともに機能せず

二次災害で死者が出るでしょう。


被災した人たちの中には

両親を失った子供達も

大勢出てくるはずです。


そして世の中の仕組みも

大きく変わるということになると

とにかく生き抜く力が必要で

食べることはもちろん、

状況に合わせて

臨機応変に対応する能力を

身につけておかないと

死に直結するわけです。


もし地震が起きて

親が亡くなってしまったら

子供はどう生きていけば良いでしょうか?


自分が死んでしまっても

子供には生き延びてほしいと思うのが

親心ですよね。



万が一のために

子供に何かを残しておきたいと思うはずですが

大地震が来たら、当然、お金も学歴も役に立たないです。


物的財産もほぼ無意味ですから、

ならば親は子供に何を残せば良いのかというと

生き延びるための知恵です。


生き延びるための知恵は

普段の家事の中にたくさん含まれています。


だから、家事をやっておいて

損はないというわけです。

100%!!!いつか必ず役に立つんです。


こういう話をきちんと伝えれば

どんな子供も理解できます。


夏休みは非日常的な話をするのには

うってつけの時期です。


普段は目先の勉強だけに囚われがちですが

夏休み中に子供と話す機会を設けて

家事も勉強も色々とたくさんチャレンジさせてみてください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?