2023さんま初め
暑かった2023年の夏。まだ残暑の残り香はあちこちに漂っていますが、それでも朝夕はすこし秋の気配も感じ始めました。
🐟️さんま高いか美味しいか
ここ数年、毎年この時期になると、ニュースで取り上げられるのが、秋の味覚の代表、さんまの話題。もともとさんまの初競りがはじまったとか、そういうかたちのニュースはこの季節の恒例でしたが、昨今はそこに価格高騰の要素が含まれています。
ちなみにことしの初競りのニュースを調べてみましたが、なんと1匹あたり2万円超とか。
この値段でスーパーに並ぶわけではないとはいえ、目を疑ってしまいます。鰻もいつのまにかめったに手の届かない値段になりましたが、そちらはもともと高級魚。庶民の味方と呼ばれたさんまのお値段は、それ以上にショックな気がします。
もちろん、味はかわらず美味しいんでしょうけど、やっぱりさんまは身近な存在でいてほしいものです。
🐟️ことしのさんま
そんなさんまですが、今シーズンもぶじ食べ初めすることができました。
ちょっと小ぶりですが、なんだかほっとするし、毎年の楽しみなので、やっぱり嬉しいです。
ちなみにこれで138円。これくらいなら、ぜんぜんOKですよね。
🍚大根おろしを楽におろしたい
さんまといえば、欠かせないのが大根おろし。ただこれが、けっこう手間なんですよね。
大根をがっと握って、卸金でしゃりしゃりすりすり。そうするうちに手のひらが痛くなってきて…。ふう、ひと休み。みたいな感じで、すり終わった頃にはひと汗かいてるなんてこともあります。
そんな大根をすこしでも楽におろせる方法。あるといいですよね。いろいろ試してこれなら、というスタイルがこちら。
ポイントはこれ。皮をむいた大根を丸ごとではなく、持ちやすいサイズに切り分けてからおろします。おすすめは1/4カット。
丸ごとだとサイズの関係で手のひらがつっぱる感じになりますが、これなら指先をすぼめる形でしっかり持てるので、比較的楽にすりおろせます。
大根が準備できたら、いよいよ焼きです。
🐟️さんまを焼いていこう
魚焼きグリルの網にのせて、上の面に塩を振ります。
なんか見つめ合ってしまった気分ですが、美味しくいただきますよと声をかけて、強火のグリルで焼いていきます。
5分ほど焼いて、ほんのりと焼き色がついたら、返す合図。白く乾いてきた塩がいい感じです。
さんまを裏表返して、ここでグリルを弱火に変更。10分ほど焼いてしっかり火を通します。
そのあともう一度表裏返して、強火で1~2分。上になる面の皮をパリッと焼き上げます。
🍂2023秋の味覚スタート
香ばしく焼き上がった、ことしのさんま。
秋の恵みに感謝しつつ、2023さんま初めです。
ひと口食べると、皮はパリッと、中はふっくら。ワタの苦味がいいアクセントで、冷酒がほしくなります。
いよいよ夏から秋へと季節は移り変わっていきます。さんま、なす、きのこ、栗に梨。秋の味覚も出番を待ちかまえています。
ことしの秋も美味しくて、楽しい秋になるといいですね。みなさんにとっても、そうでありますように。