鮭をちゃんちゃん焼いてみた。
秋鮭の季節が来ると思い出す、子供の頃好きだった実家のメニューがあります。
🐟想い出のホイル焼き
アルミホイルにバターを塗って、玉ねぎとしめじ、にんじんの千切りを混ぜたものを敷き詰めて、その上に鮭の切り身をどどーん。
その上からお味噌を載せてホイルの口を閉じてふんわりと包んだら、オーブントースターへ。
そのまま蒸し焼きにて、焼き上がったホイルの口を広げたら漂う味噌の香りが大好きでした。
味噌とバターの混じった香りってホントいい香りなんですよね。
食べるときはそこにレモンを絞って、こしょうを振っていただくのですが、これがまたごはんに合う。
ひととおり具を食べたら、最後は蒸し焼きで染みだした野菜の水分と味噌バターの混じった焼汁をごはんにかけて食べていました。
この料理にはバリエーションがあって、鮭が鱈に変わったり、鰆に変わったり、はたまた牡蠣のときもありました。
🐟あれ? これってもしかして
おとなになって、テレビのグルメ番組を見ていて、あれと思ったことがあります。
そう、実家では“鮭のホイル焼き”と呼んでいたこの料理、これってちゃんちゃん焼きじゃないのかな。
そんな懐かしさもあって、秋鮭の季節になると作りたくなるひと品です。
🐟ちゃんちゃんと作ります
というわけで、今回はご当地グルメアレンジ再現シリーズ。
鮭のちゃんちゃん焼きです。
🐟材料(1人分)
・鮭の切り身…1切れ
・キャベツ…1枚
・もやし…ひとつかみ
・玉ねぎ…1/4個
・にんじん…1/3本くらい
・しめじ…1/5房
・じゃがいも…1/2個
・味噌…大さじ1.5
・醤油…小さじ1
・みりん…大さじ1
・砂糖…小さじ1
・バター…10グラム
・黒こしょう…お好みの量
・万能ねぎ…1本
野菜はそれぞれ食べやすくカットします。
じやがいもは電子レンジで竹串がすっととおるくらいまで加熱して、冷めたら皮を剥いてから、ひと口大に切っておきます。
ボウルに味噌、醤油、みりん、砂糖を合わせます。
よく混ぜたら、味噌だれのできあがり。
🐟今回はフライパンで
では焼いていきます。
いろいろ調べてみたら、ホイル焼きのスタイルもあるようなのですが、メジャーなのは鉄板で焼くスタイルみたいですね。
ただひとり分を作るのに鉄板というわけにもいかないので、今回はフライパンで焼いていきます。
そもそも家に鉄板ありませんし。
フライパンに油を敷いて強火にかけて、煙が立ってきたら弱火に落として、身の面を下にして鮭を入れます。
以前“ニクヤキストへの道”でも紹介したとおり、皮のある鶏や魚は皮を先に焼くと、皮が縮んで身が反ってしまうので、まず身の面から焼くのがおすすめです。
身の面がしっかり焼き固まったら、弱火のまま返して、じっくり焼いていきます。
皮がパリッとしたらもう一度返して、鮭の周囲に混ぜた野菜を敷き詰めます。
鮭の上にバターを載せて、味噌だれを全体に散らしてかけます。
あとは弱火のまま蓋をして、じっくりと蒸し焼きに。
🐟焼けた焼けたよ、ちゃんと焼けた
野菜に火が通ったらこしょうを散らします。
盛り付けはまず鮭をお皿の真ん中に。
まわりに野菜を広げて、彩りに万能ねぎを散らしました。
食べるときは鮭の身を崩して、野菜とからめながら頬張ると、味噌バターの風味と鮭の旨味、野菜のしゃきしゃき感が一体になって楽しめます。
子供の頃、これでごはんをもりもり食べたなぁ。あらためて、そう思い出しました。
おとなになると、もっぱらビールが進んでます。
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