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福井のわんぱくボルガライス
![](https://assets.st-note.com/img/1661675349396-jZBvhS2auS.jpg?width=800)
ご当地グルメ再現をしているとふと気づいたのですが、ライスもの、麺類が多い気がします。
やっぱりメインになって、ひと皿で完結するメニューって、わかりやすくて魅力があるのかもしれません。
今回作ってみるのは福井県のご当地グルメ。
ボルガライスです。
🍚名前が気になるけどシンプル
ボルガ…!?
ロシアにボルガ川ってあるよね?
ロシア料理になんか縁あるの…?
ご当地グルメをいろいろ調べていて、もうそのネーミングだけで気になっていてしようがなかったのですが、今回あらためて調べてみたら、こんな団体さんを見つけました。
こちらを見てみると名前だけではけっこう謎だったボルガライスの正体が一気に見えてきますね。
オムライスにカツをのっける。
シンプルだけど絶対美味しいやつです。
名前の由来も諸説あるようですが、こういうちょっと残る謎…なんか味があっていいですよね。調べて調べて候補は絞り込めても辿り着かない正解。
謎は謎だからこそ、魅力がある気がします。
🐽カツはロース
ではまずはカツから作っていきましょう。
🐽カツの材料
・豚ロース
・天ぷら粉
・水
・パン粉
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本来はとんかつ用のロースを使うところですが、オムライスの上にカツを載せるのはけっこうなボリュームなので、今回はしょうが焼き用の薄切りロースにしてみました。
![](https://assets.st-note.com/img/1661675385332-0KKUA2WQkS.jpg?width=800)
衣の付け方はこちらの記事で紹介した、てんぷら粉使用バージョンです。
仕上がりのオムライスの上に載っける姿を思うと、一枚の面積が大きくてどどーんという感じのロースがいいですよね。
🍲デミソースはシンプルな簡易版で
オムライスとカツの上からかけるソースは“カレー以外”という決まりがあるようですが、たしかにカレーをかけると“オムカツカレー”になってしまうので、納得です。
このメニューにはやっぱり、洋食屋さんの定番、デミソースがいい気がします。
ただデミグラスソースを一から作るとけっこう大変。
そこで今回は簡易版のデミソースを作ることにしました。
🧂簡単デミ風ソースの材料
・赤ワイン…1/2カップ
・コンソメキューブ…1/2個
・ケチャップ…大匙1
・バター…10グラムくらい
・こしょう
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赤ワインとコンソメを鍋に入れて火にかけ、半量になるくらいまで煮詰めます。ワインに火が入ると炎が立ちますが、アルコール分が燃え尽きたら自然に火は消えますので慌てずに。
![](https://assets.st-note.com/img/1661675400463-9RASJcJWjA.jpg?width=800)
ケチャップを足してさらに煮ます。
![](https://assets.st-note.com/img/1661675406358-jkekhcpZIw.jpg?width=800)
甘味はケチャップがポイントなので、味を見てお好みで足してOKです。
![](https://assets.st-note.com/img/1661675411358-sQKU088RKB.jpg?width=800)
煮詰まってとろっとしてきたら火を止めてバターとこしょうを入れます。
![](https://assets.st-note.com/img/1661675419288-fPsUJOuQRO.jpg?width=800)
🥚ボルガライスの本体作り
さて、それではボルガライスの本体ともいえるオムライスづくりです。
🥚オムライスの材料
・鶏肉
・玉ねぎ
・ピーマン
・えのき
・ごはん
・ケチャップ
・卵
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鶏肉と野菜を細かく切って炒めます。
![](https://assets.st-note.com/img/1661675477656-XzvrVNKOlb.jpg?width=800)
玉ねぎが半透明になってきたらごはんを入れて、炒め合わせてからケチャップを投入。
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全体がなじむように炒め合わせてチキンライスを仕上げます。
続いて卵です。
![](https://assets.st-note.com/img/1661675483887-UhP276D12O.jpg?width=800)
よく溶いた卵を薄焼きにします。
![](https://assets.st-note.com/img/1661675488760-BrZOMd3urU.jpg?width=800)
卵の底にフライ返しを差し込んで、フライパンにくっついてないことを確かめたら、チキンライスを載せます。
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卵を折りたたむようにして、お皿に載せていきます。
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ちょっと破れちゃいましたが、このあとカツを載せるので大丈夫。
🐽揚げますカツ載せますカツ
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薄切り肉なので、火通りは心配なし。
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高温でカラッと揚げていきます。
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カツを立てるようにしてしっかり油を切ります。
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切るときのさくっとした手ごたえいいですね。
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オムライスの上に載せると、もうワクワクが止まらないルックスです。
🐽ボルガライスできました
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カツの上からデミソースをとろーり。
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彩りに刻みパセリを散らしました。
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もう、これが嫌いな人なんか絶対いないといいたいくらいの鮮やかなルックス。
これがボルガライスです。
なんというか、わんぱく。
モリモリいきたいやつですね。
🍽〇〇ライスは大人の…
ご当地グルメの〇〇ライスは、トケイヤkitchenでもいくつか紹介してきました。
長崎のトルコライス。
金沢のハントンライス。
そして今回ボルガライスを作ってみて感じたのですが、どのグルメもまるで大人のお子様ランチ的なメニューですよね。
お子様ランチをお店で頼むのは気恥ずかしい。
でもあのいろいろ盛り合せられたひと皿はやっぱり大好き。
誰しもがかつては子供でした。
そんな大人の想い出や記憶が、ご当地グルメには反映されているのかもしれません。
ところで福井のご当地グルメって、なんか潔い気がします。
以前に紹介したパリ丼のシンプルさ、今回のボルガライスもそう。
シンプルイズベストな世界を突き詰めている感じがします。
こういうスタイルの料理が愛される県民性とかがあるんですかね。
なんかそういうところも調べてみたくなりました。
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