我が家の常備菜を作ってインスタントラーメンを豪華にしてみる。
インスタントラーメンって無性に食べたくなることがあります。
ふだんはめったに食べないのに、食べたいと思ったら、不思議なくらい食べたくてたまらなくなる。その理由を考えてみたのですが、きっとそれは想い出や記憶に起因しているのではないでしょうか。
おとなになると間食することって減ると思います。少なくともじぶんは、朝昼晩の食事以外におやつ的なものを食べるとしてもチョコレートをかじるくらいで、がっつりとしたものを食べることはなくなりました。
🍜夜食の記憶がよみがえる
でも、学生の頃ってもっと食べられましたよね。試験勉強中は遅くなると、母が夜食を作ってくれるのを楽しみにしていました。あしたも7時に起きて学校にいくのに、11時、12時まで机に向かって問題集を解いたりしていましたが、もしかしたら勉強よりも目的は、夜食だったかもしれません。
その定番がインスタントラーメンでした。眠いのを我慢して机に向かい、楽しみにしていたあの味。そんな想い出が、ふとなにかの拍子によみがえって、食べたくなるのではないでしょうか。
じぶんが作る側になってわかったのですが、インスタントラーメンはその名のとおり、手早く作れてお腹にたまる料理の代表的なひと品。育ち盛りの夜食にはぴったりなメニューです。
今回はそんなインスタントラーメンに我が家の常備菜をトッピングしてみたお話です。
🐽常備菜づくりでスタート
我が家の常備菜とはこれ。
チャーシューと鶏ハムです。それぞれスライスしてラップフィルムで包んで冷凍しておくと、便利なんですよね。そのまま食べる以外に、炒め物の具にしたり、和え物に使ったり。いろいろ活躍してくれます。
今回ラーメンのトッピングに使うのはチャーシューだけですが、いつも鶏ハムも同時に仕込むようにしています。
🐽まずはチャーシュー
🐽材料
・豚バラブロック
・水
・酒
・しょうが
・ねぎの青い部分
お鍋に水を張り、お酒を大さじ1ほど合わせます。水の状態のままブロックの豚肉とスライスしたしょうが、ねぎを入れて火をつけます。
お肉は今回はバラを使いますが、お好みで肩ロースでもOKです。
沸いてきたら中弱火に落としてそのままコトコト40分。これが下茹でです。
豚肉を茹で汁から取り出して、いよいよ味付け。ちなみに下茹でした汁はこのあとまだまだ活躍するので捨てません。
🐽味付け
・醤油…1/2カップ
・みりん…1/2カップ
・砂糖…大さじ3
・昆布
・水
調味料と昆布、茹でた豚バラを鍋に入れたら水で満たして火にかけます。沸いてきたら火を落として、そのままコトコト20分。
つやつや煮あがったら、煮汁に漬けたまま冷まします。
🍗続いて鶏ハム
チャーシューの下茹でをした茹で汁に鶏胸肉を入れます。
強火で沸騰するまで加熱したら、弱火に落として2分ほど。
火からおろして蓋をしたら、そのまま冷めるまで置いておきます。
薄くスライスして鶏ハムできあがり。あとは2枚か3枚ずつにわけて、ラップフィルムに並べて冷凍保存しておきます。
チャーシューもおなじく。
そして豚肉の下茹で&鶏ハムに使った茹で汁は一度冷やしてから、表面に浮いた油の塊を取り除いてペットボトルに入れました。豚と鶏、両方の味が出た茹で汁はスープとして活躍します。
🍗鶏ハムのアレンジレシピ
ここで鶏ハムのアレンジレシピをひと品、棒棒鶏風の小鉢を紹介します。
🍗材料
・鶏ハム
・きゅうり
・塩
・甜面醤
・砂糖
・醤油
・みりん
・粒ごま
きゅうりは千切りにして塩を振ってしばらく置き、よく水けを絞ります。
ボウルに甜面醤、醤油、砂糖を合わせてみりんでのばしたら、粒ごまを入れます。
きゅうりの上に鶏を載せて、タレをかけたらできあがり。鶏ハムを常備しておけば、手早くできるおつまみ小鉢です。
🍜インスタントラーメンの銘柄は
さて本題に戻って。
インスタントラーメンって、それぞれの家にこれが定番という銘柄があるんじゃないかと思います。
うちはこれ。
サッポロ一番のしょうゆ味です。
子供の頃から実家にストックされていたので、今もインスタントラーメンというと、これが食べたくなります。
🥚もうひとつの常備菜
ラーメンに欠かせないトッピングといえばこちらも。
味玉です。
沸騰したお湯に冷蔵庫から出したばかりの卵を入れて、6~7分くらい茹でれば半熟に。あとは醤油、砂糖プラス水の漬け汁に漬けて2日ほど冷蔵庫に置いたらこんな感じに仕上がります。
これも作るときは4~5個作って、漬け汁に漬けて1日1個食べる感じ。ラーメン以外にも付け合わせに使ったり、タルタルソースに混ぜ込んだりしています。日にちが経つとだんだん味が濃くなって、とろりとしていた黄身がなめらかさを残したまま固まっていくのも味の変化として楽しいです。
🍜豪華インスタントを仕上げよう
では今回のトッピングオールスターの登場。
自家製チャーシューと味玉。刻んだねぎと玉ねぎに味付け海苔とメンマ。豪華ですよね。
ラーメンを茹でます。
そしてこれも準備。
チャーシューの下茹でをしたあと、さらに鶏ハムにも使ったダブルスープ。お鍋で沸かしておきます。
麺が柔らかくなったら丼に。
付属の粉末スープを、沸かしたチャーシューの茹で汁で溶いて注ぎます。旨味たっぷりのラーメンスープができました。
どうでしょう。我が家の常備菜がトッピングにもスープにも大活躍。
想い出のインスタントラーメンは夜食だったので、シンプルに麺だけ、もしくは卵をぽとんと落として月見うどんみたいな感じで食べていました。今回作ったのは夕飯用なので、いろいろトッピングして豪華になりましたが、あのシンプルなインスタントラーメンが懐かしく思うこともあります。
味は記憶、想い出。なぜなら食べるということ、それは積み重なる経験だからではないかと思います。
いつまで経ってもこの先もずっと、じぶんにとってまず思い出すインスタントラーメンはサッポロ一番しょうゆ味なんでしょうね。
みなさんの定番インスタント麺はなんですか。
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