ヘルシンキ寄るならぜひ!!おすすめ観光情報#2 後半
サウナで無事ととのったみなさま、小腹は減っていませんか?
喉も乾いてる?それはいけない、すぐにバーに向かいましょう。
バー:Harju 8
ヘルシンキには夫婦やカップルで観光に来ている方もいると思います。
同性同士ならまだしも異性同士だとサウナから出てくる時間帯を合わせるのがどうしても難しくなりがちです。
先に出てきた方が待たなければならないこともあるでしょう。でも外でただ立って待っているのも手持ち無沙汰になってしまいます。
つまり、このバーで相手を待っていればいいのです!(天才)
ヘルシンキでのバー問題
バーではお酒を飲むことがメインになります。
バーで提供される料理は種類が少なかったり、あまり美味しくなかったり、どうしてもおまけ扱いだったりします。また料理に自信がある店は量が多く、しっかりした「食事」をすることになってしまいがちです。
そのため日本の居酒屋のように、少し料理をつまみながらお酒も楽しむといったコンセプトの店は少なめです。
ではその流儀に則り、料理は頼まずにお酒だけを飲むのはどうでしょうか。
空きっ腹にアルコールだけ飲むのはいい選択とは言えません。日本人は西洋人、特にフィンランド人に比べるとお酒に強くない体質の人が多いですし悪酔いしてしまいそうです。
誰かを待っているだけ(この後ちゃんとした食事を食べる予定)だったりするとさらに状況は難しくなってしまいます。
おすすめの理由
そんなHarju8はサイズが小さめの前菜料理が(ヘルシンキにしては)そこそこ種類があり気楽に飲めます。予約無しでフラっと入って、一杯と一品だけ頼み、気軽に店を発つことができる店です。料理が美味しいのもポイント。
いざ注文
店に着いたらまず席を確保、その後カウンターで注文&支払いを済ませます。飲み物はカウンターですぐに出してくれます。
料理を頼んだ場合は店員さんが持ってきてくれるので、どこに座るのか聞かれることがあるでしょう。
個人的におすすめのおつまみはフライドパースニップ。フライドポテトのパースニップ版です。
Ranskalaiset(Ranskalainen)はフィンランド語でフライドポテト、またはスティック状にした野菜をフライドポテトのように揚げたものを指します。
Ranetはそれを短く言うときに使われる言葉です。お値段も€6とお手頃。
フライドポテト好きならこのRanet(Ranskalaiset)という単語※はフィンランドを旅行するときに覚えておいたほうがいいかもしれません。
この黄色いマヨネーズが馬鹿みたいにウマい。
パースニップは苦みと甘みのバランスがちょうどよく、フライドポテト状に揚げてあるためビールと合わないわけがありません。最高。ここが楽園だ。
サウナ後は冷たいものが飲みたいのでビールを頼んでしまいますが、ここはワインの種類も多いです。というかそちらがメインだったりします。いつもビールばっか飲んでごめんなさい。
パースニップとは(小話)
白いニンジンのような形をしています。日本ではあまり馴染みがないかもしれませんがフィンランドでは非常によく親しまれている野菜です。
フィンランド語ではPalsternakkaと言い、セリ科の植物で香りがよく、独特とも言える甘みと後味が特徴です。
水分補給もしたところでちゃんとした食事も食べたくなったでしょうか。
そのままHarju8でメイン料理を頼んでもいいですが、せっかくなのでハシゴしましょう。
以下、おすすめレストランの中から好きな店を選んでみてください。
レストラン:Döner Harju Flemari(Kallio)
ここはケバブ屋さんです。
ケバブというとみなさんこんな料理を想像すると思います。
正直自分はこういった一般的なケバブは好きではありません。
量が多いし、副菜も味気なく味が単調になり、何より脂っこい。
一方Döner Harjuは2012年、フィンランド人が真面目に美味しさを求めて改良したケバブを作ったのが始まりです。そのため一般的なケバブより高級で上品な仕上がりです。
フィンランド式ケバブといっても過言はないでしょう。
味の感想
肉がメインの料理ではありますがベジタリアンオプションもあります。
他の副菜やソースもちょうどよいバランスで添えられており、味が単調化しないのがうれしいところ。
フムス、ヨーグルトソース、トマトのハリッサソース、野菜のピクルスやサラダ、こだわって作られているのが感じられます。
ちなみに自分がよく頼むのはこんな感じです。
「Yrttilammas」
「Mezelautanen」のAnnos(ポテトなし)
飲み足りないときはビールも追加
Yrttilammasはハーブで味付けした羊肉です。
本店が一番おいしい(気がする)
チェーン展開しているため他の場所でもDöner Harjuを見かけるでしょう。
しかしHarjuと名前にあるようにここがオリジナル。そのせいか他の店舗より気合が入っているような気がします。
(Citycenterの店は1回いまいちだったことがあります。)
レストラン:Just Vege
名前の通り料理がオールベジタリアンオプション!オンリーベジ!
メイン料理はハンバーガー、ピタパン、サラダ、さきほど挙げたメゼです。
ベジタリアン料理のいいところは肉料理に比べると脂っこくないことです。おなかが減っていてがっつり食べたいけど胃もたれが気になる、という人は試してみてはどうでしょうか。
SDGsを意識する人はこのSörnäinen/Kallioエリアでは非常に多いです。そのためこういったベジタリアンオンリー料理のお店もあります。また店自体がベジを謳っていなくてもメニューにはほぼ必ずベジタリアンオプションがあるでしょう。
レストラン:Green Hippo Kallio
こちらもチェーン展開してるので他の場所(PunavuoriとTöölö)でも見かけることがあります。
このお店のメインはサラダです。あっさりとしたものが食べたいときにおすすめです。種類も豊富でおいしく、日本ではあまりみかけない組み合わせもあります。
サラダがメインでも、選ぶメニューによってはがつんとお腹に溜まります。
また料理は綺麗に盛り付けられており写真を撮りたい人にとってはうってつけです。
青臭いものが苦手な人は注意
フィンランド人はエンドウ豆を生で食べたりするなど、青臭い野菜が好きだったりします。そのため彼らの感覚でサラダを作っていることを考慮する必要があるでしょう。
ちなみにここの店のサラダに入っているブロッコリーは生です。
幸いウェブサイトのメニューには写真が掲載されているので事前に問題なさそうかじっくり見ておくのをおすすめします。
レストラン:Levant Kallio
Döner Harju同様、中東料理がメインです。
ここの料理は量がそこまで多くないので小腹が空いたときに入りやすいお店です。料理も塩気があるもので汗をかいた後にはちょうどよかったり。
個人的にはここのババガヌーシュは好きなのでぜひ試してみてください。
ここKallio以外にもBulevardiやTöölöにもあります。
他のお店
理由があり説明を除外しているものもあります。
Ravintola Flät no 14はカフェのイメージが強く、週の始めは閉店が早い。
Way Bakeryもお酒や食事をがっつり取るイメージではない。
namnam.はアジア料理だから日本からの観光客におすすめするのはちょっと違う気がする、あと閉店時間が早い。
Kuuttila Barは美味しくていいバーだったけど座席数少ないし週の始めは閉まっている。(唐辛子を漬けたJaloviinaめっちゃ美味しかったなあ。)
紹介はしていませんが、いいお店はほかにもたくさんありますので店を決めずにフラフラ歩いて気になった店に入るのもありです。
おまけの補足です。よりヘルシンキらしさを感じたい人へ。