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ヘルシンキ寄るならぜひ!!おすすめ観光情報#2 前半

春です。
冬の休暇(Talviloma)や代休をフル活用し、イースター休暇とも言える12連休を無事勝ち取りました。
昼間からワインを飲めてウルトラハッピー。(語彙力)


そんなハッピー気分で、酒を飲みながら書くのにふさわしい記事は何だろうと考えたところ、カッリオ(Kallio)地区を思い出しました。

ヘルシンキ中心地の観光では物足りなく感じ、よりディープなヘルシンキらしさを感じたい人におすすめなエリアです。




行き方

カッリオ地区といっても、マーケットホールがあるハカニエミ方面(Hakaniemi)とソルナイネン方面(Sörnäinen)では雰囲気が少々違います。今回は北東にあるソルナイネン・ハルユ方面をメインに紹介します。

赤い枠で囲まれたのがカッリオ地区、オレンジ色の枠で囲ったのが駅名です
メトロで行く場合はSörnäinen駅で降りましょう


ヘルシンキの中心地から近いためメトロ以外でも簡単に行けます。
バスや路面電車はもちろん、天気のいい日は歩いて行ってもいいでしょう。




コティハルユサウナ(Kotiharjun Sauna)

言わずと知れたヘルシンキの老舗公衆サウナです。
LöylyAllas sea poolもいいサウナですが、地元のフィンランド人に混ざって古き良きサウナを楽しみたい人はぜひここを訪れてみてください。

建物や設備は古いですが丁寧な掃除が行き届いており清潔そのものです
快適に過ごせます。

住所:Harjutorinkatu 1, 00500 Helsinki
営業日:火曜日から日曜日まで(祝日、月曜日は定休日)
受付時間:14時~20時(サウナは21:30まで営業)
ウェブサイトはこちら


持っていくもの

・バスタオル
忘れても有料でタオルを借りれます。節約したい人やマイタオルがいい人は持参しましょう。

・シャンプーやボディーソープ
サウナ後に髪や体を洗いたい人は持参しましょう。

・サンダル
無くてもなんとかなりますがサウナ内は暑いのであると便利。
ビーチサンダルやクロックスなど耐水性のあるものを用意しましょう。

(ちょっとアレな追記)
ここではサンダルの貸出をしていますがあまりおすすめはしません。
自分は別の場所で水虫をうつされてからは気になってしまうので自前のサンダルを利用するようにしています。
子供や気にしない人は貸出のを使ってもいいかもしれません。

他のサウナでもサンダルはあると便利です。サウナ目的でフィンランドに旅行に来る人は日本からぜひ持参しましょう!
ソンパサウナ(Sompasauna)やクーシヤルヴィサウナ(KuusijärviSauna)ではサンダルはほぼ必須です。砂利道や雪道を素足で歩くと痛い。


・フェイスタオル

サウナ内は階段状になっており座る場所は熱くなっています。そのため木の板のようなものを下に引いて座るといいでしょう。
人が使った板に座るのが気になるという方はバスタオルと別にもう一枚タオルを持参しましょう。大きいバスタオルを引くより、小ぶりのタオルや薄いタオルのが座りやすいのでおすすめです。

(追記)
タオルを引いて座るのは推奨であって必須ではありません。ですので忘れたらサウナに入れないわけではないので安心してください

またサウナや状況によって変わります。この3つを例として紹介します。
・Allas Sea Poolは観光客向けのためか使い捨てのが提供されてたりします。
・Sompasaunaは引いても意味がないサウナのため持参不要です。
・Furuvik Rantasaunaは平日なら貸し切りに近い時が多く、綺麗なサウナなので引かなくてもいいかなという気分になります。

とはいえサウナの熱さと衛生の2点では引いたほうがいいのは確かです。
気になる人、または気持ちよくサウナを利用したい人は念のため持っていったほうがいいかもしれません。

もちろん人によっても引いたり引かなかったりします。
Redditにあった「サウナにタオル(pefletti/laudeliina)引くか?」のアンケートではYESが3600人、NOが1200人となりました。


小話1

ちなみに上段の座る場所には木の板が既に備え付けられています。(画像の赤く塗ってある箇所)そのため木の板を敷く必要はありません。

男性用サウナには奥まったエリアにデッキのような場所があります。常連さんがよく座っているため、ここに座るには少し勇気がいるかもしれません。もちろん誰でも座っていい場所ですので遠慮する必要はありませんが、結構熱いのでサウナ上級者向けです。ちなみに女性用サウナにはありません。


食べ物・飲み物

飲み物(Saunajuoma)は忘れないように買っていきましょう。現地でも購入できますが当然スーパーに比べると種類が少ないです。

せっかくなのでビールやロンケロ、レモネードや果物のジュースなどフィンランドならではの飲み物を事前に買っておくとより楽しめると思います。

なお甘いジュースやアルコールだけなく水も飲むのを忘れずに
自分はいつもビール(orロンケロ)と水の両方を持っていきます。

汗をかくため、塩気のあるものも持って行って更衣室でつまんでもいいかもしれません。夏なら新鮮なベリーをその辺で買い持っていくのもよし。

おすすめの塩味のピーナッツ



サウナのどこに座るか

サウナは上にいけばいくほど熱くなります。慣れていない人は真ん中か下のほうに座るようにして様子を見ましょう。

サウナ経験者の人にとっては周知でしょうが念のため


小話2

フィンランドの古い物件の記事を書いた時にも言及しましたが、昔は各家庭にバスルームはありませんでした。ではどこで体を洗っていたのかと言うともちろんサウナです。サウナは日本でいう銭湯のような公共浴場の役割も果たしていました。

そのためここのサウナでも体を洗ってもらえるサービスがあります。

毎週木曜日と土曜日に€14の追加料金で体を洗ってもらえます。
フィンランドの伝統や古い習慣に興味のある人はぜひ。

公式サイトの料金表より



サウナの時にこころがけること

サウナに対してマナーを説くのはあまり好きではありません。サウナの楽しみ方は人それぞれであり、考えの押し付けに発展しかねないからです。

しかしサウナに慣れていない人がよくわからずに困るのも本意ではないため一般的なことを書きたいと思います。


まず一つ目、飲食物はサウナには持ち込まないようにしましょう。
コティハルユではサウナはもちろん、シャワー室にも持ち込みNGです。

水であればこぼしても問題ないと見なされるのか、たまに持ち込んでる人はいます。ジュースやアルコールは更衣室か外気浴中に楽しみましょう。

ただソンパサウナなどのアナーキーサウナはサウナ内に持ち込み可能です。


次にサウナに入る前はシャワーで軽く体をすすぎ綺麗にしましょう。
シャンプーや石鹸を使って念入りに体を洗う必要はありません。日本で言う、湯船に入る前にお湯を体にかけ汚れを落とすようなものでしょうか。
清潔な体でサウナ室に入るよう心がけましょう。

コティハルユではアヴァントがありませんが、アヴァントのあるサウナでは毎回体をきれいにしてからサウナ室に入るようにしましょう。
海水や湖の水は綺麗に見えても浄水ではありませんし。


ロウリュについて

サウナに入ったときに既にサウナにいる人に対し、ロウリュがいるかどうか声をかけてみるのもいいかもしれません。

ただし必ずしもする必要はありません。
外国人に対してマナーを厳しく説くフィンランド人はそういないので、声をかけるのが難しいなら無理にしなくてもいいでしょう。

相手を尊重するのは大事なことですが、一番大事なのは自分もリラックスすることです。


ロウリュは入ってきたときに声をかけることが多いですが出ていくときに「ロウリュしていってー」とお願いされることもあります。
その時はロウリュしてあげましょう。

ここのサウナストーブは横に蛇口のようなものがついています。
匙でロウリュしてもいいですが、蛇口を捻ることでも直接石に水をかけることができます。

蛇口を開けっ放しにすると延々と水をかけることになります。
蛇口をひねる場合は素早く開け閉めしましょう。


自信がない人は「わからないから教えてほしい」と聞きましょう。サウナでフィンランド人と交流するのは旅のいい思い出になると思うので勇気を出してみてください。きっとみんな優しく教えてくれるはずです。


サウナの雰囲気や利用の仕方を知りたい公式動画がわかりやすいです。


今回記事を書くにあたり説明用画像をコティハルユの公式Youtubeからキャプチャしました。誰もいないときを除き、写真撮影は控えましょう。

公式チャンネルではサウナの様子を映した動画がアップされています。
開店準備や石の入れ替えはどうやってしているのか、見てみると面白いと思います。

自分は開店準備の動画が好きです。ずっと見てられる。




長くなってしまったので一旦切ります。