新たな環境の変化も、身につけたトラストコーチングで乗り越える!一生ものの思考で家族を支えられるように。
夫の転勤でアメリカ駐在中にトラストコーチングのベーシック講座とアドバンス講座を受講されたゆみこさん。
受講から約2年半が経ち、現在は自身と子どもたちだけで日本に帰国。かつて受けたコーチングが今の生活にどう影響しているのかをインタビューしました。
コロナ禍のアメリカ生活でたどり着いた 史子さんのトラストコーチング
受講のきっかけ
――お久しぶりです!もう、2年半くらいになりますかね。受講されたのは、アメリカに行かれて1年くらいたったころでしたかね?受けようと思ったきっかけって、覚えていらっしゃいますか?
アメリカに行って、すぐコロナ禍になったんです。ずっと家族で家にいるようになって、慣れない生活というのもあり、自分の感情が調整できなくなって。
同じような駐在の人もいましたけど友人とはまた違うし、日本の友だちとオンラインでつながったとしても、やっぱり過ごすのは「家族」というここだけの世界。
孤独だったのもあります。
思春期に入る手前の娘と、まだよくわかっていないような幼い息子と、何度伝えても理解力のない夫と、孤独な私、という感じ。
自分で変えていかなければ、折れてしまうんじゃないかと思いました。
自分の感情とどう付き合っていくか、感情をどう伝えていけばいいのかがわかれば、生活も変わっていくんじゃないかなと。
人にどう伝えていくか、は自分自身の問題かなって。
――それで自分と向き合う時間をとろう、と。
そうです。
夫にも自分の思いが伝わればいいなと思いました。よりよい生活をしていくために、どう自分を変えられるかな、と。
――ただでさえ、自分の中の怒りや寂しさや不安などが溢れだすような時期でもありましたよね。
(コロナ禍で)閉鎖的な中で、自分の語彙力が足りないとか、慣れないストレスでいっぱいいっぱいでしたね。現地のこともわからないし、日本のことも分からなくなっていって、フリーズしてしまうような。
そんな中で、自分の思考もカチカチに固まっていく。コロナがあって、交友関係が広がっていくようなこともなかったから、コーチングを受ける前と後の変化が余計にはっきり分かりました。
――わかってくれない、って言っていた、ご主人との関係性にも変化ありましたか?
ありました。そこは一番大きかったかも!!
主人にも「変わったね」と言われました。
トラストコーチングを受けて約2年半。さらなる環境の変化も「想定内」で乗り越えられた
変化を感じているところ
――受講後すぐの時と変わったところや、変化を感じていることはありますか?
受講した直後は学びがたくさんあったので、ひとつひとつ落とし込んでいくのを少しずつやっていく感じでした。
それを数カ月、数年とやってきて、今はトラストコーチングで学んだことを普通にやれているのかもしれないです。
いちばん良かったのは、自分自身がラクになったこと。
子どもたちにかける言葉や接し方などの対応が大きく変わりましたね。後から反省してしまうような接し方が減りました。
今は、夫が海外に単身赴任で離れていて、娘の受験のことや息子の学校のことを伝えるような日常の時間が多く持てないんです。
――そうですよね。日本に帰ってきて生活のベースがガラッと変わったときでもありますし。ご主人との関係性がないと大変ですよね。
子どもたちはパパとテレビ電話するときはとても元気なんですね。パパも頑張っているし、と思って気を遣っているのかもしれないですけど。
子どもたちも夫もお互いに、断片的にいいところを見ていると思うんです。
そこで、私が橋渡しになっています。「実はこういうことがあったんだよ」とか。向こうの生活が大変というのもわかっているので、夫の負担になりすぎないように真実を伝えていく。
こっちはこっちでいろいろあるので、ぐったりしたりもしますけど(笑)
――アメリカにいる時に、子どもや夫との関係をよくするためにも自分自身を整えなきゃという思いでトラストコーチングを受けられたとお話にありましたが、それが今につながっていると感じますか?
それはめちゃくちゃ思います!
受講して1年くらいたった時に、(アメリカ駐在が)1年延長という話が出て。娘の受験のために、私たちだけ半年先に帰ってくると決めました。「大変だろうな」とは思ったけど、納得したうえで、どうやってやっていこうかなと。
コーチングがあったから、延長になっても「いける」と思えました。
最初は娘が泣きながら学校に行ったり、今は息子が学校生活での葛藤があったり思いをうまく伝えられなかったり、いろいろあります。だけど、私の中ではこういうこともあると大枠が決まっていたので、やっていけています。
――想定内が広がった感じですね!
そう、視野も広がりましたし。
それはそれ、これはこれ、という考え方ができるようになっていました。それを、子どもたちが腑に落ちるようにどう伝えられるか、折り合う点を探りながらどう進めるか、っていうのをある程度考えられたんです。
子どもの中では想定外かもしれないけれど、私の中では想定内っていう感じ。
――想定していないと、焦ってうまく対応できなかったり、こんなこと言うはずじゃなかったってことを言っちゃったりしますよね。
きっと前と同じように反省の日々になっているでしょうね(笑)
そういうこともなく、ある意味ゆったりできています。
――お子さんにとっての安心感にもつながっているかもしれませんね。
アメリカ生活でもそうでしたけど、私がパニックになると、だいたい子どももパニックになるんですよ(笑)
私自身が自分のベースを持っていないと、子どもたちもそれに振り回されちゃうと思うので、コーチングでディープなところを学べたのがすごく生きています。
いま振り返ると、あの時 史子さんのトラストコーチングを受けたことは「パーフェクト!」
受講した時の自分を振り返って
このインタビューの話をもらってから、学んでいた時のノートを読み返してみたんです。あの時はそんなに強い思いだと感じていなかったけど、「自分を変えていかなきゃいけない」と本当に必死だったなと思います。
あの時の自分の行動は、神様が下りてきたみたいな感じで。 史子さんのインスタにたどりついたこととか、行動に起こしたこととか。
最初にメッセージを送ったのが夜だったと思うんですが、「いったん寝て、明日にしよう」って思っていたら、理由をつけて辞めてしまっていたかもしれないです。アメリカと日本では時差もあるし、とか。
――お会いしたこともないのに、インスタで見つけてよく決断しましたよね。その決断をした過去の自分に声をかけるとしたら?
パーフェクト!!
タイミングも、決断も、一歩を踏み出す勇気も、全て含めてパーフェクトだったと思います。あのタイミングが自分のターニングポイントだったと思います。
自分を褒めてあげたい感じです。
――パーフェクト!素晴らしいですね。その言葉にいまの自分も励まされそうですね。
自分で自分に「パーフェクト」って思ったこと、そんなにないですもんね(笑)
子どもにもコーチングが受け継がれている!?
子どもと仲間のような関係性に
――コーチングが支えになっていると聞けて、私自身も良い出会いだったなと思います。中3の娘さんはそろそろ受験ですね。高校受験も日本は特殊ですよね。
帰国子女ってことで、受験に対する準備もみんなと違うので、子どもが行きたいところや受け入れてくれる学校を夏休み中に調べたりしています。
娘はあまり焦ってはいなくて、いま置かれた状況の中でベストを尽くすと言っています。娘もアメリカ生活の中で、自分は自分というメンタルが鍛えられた部分もありますね。
日本に帰ってきてすぐは、学校で学年中の生徒が自分のことを見にきたりして、びっくりして泣いたりとかもしましたけど。ちょっとパニックだったみたいで。
でも、「休む」とは言わなくて。4日目くらいからギャラリーが引いて「儀式が終わったっぽい」と言っていました。「私はもう見られてもいいぞ」と腹を括って通っていましたね。
――その状態も受け入れたんですね。
自分の状況は変えられるものじゃないから、しょうがないと。自分は自分なんだし、学校のことがわからないのも、それの何が悪い!と思えるようになったみたいです。
――いま学校のことで悩みのある弟さんにとっても、励みになるかもしれないですね。アメリカに行かれた時、娘さんの方が大変だったんですよね。その経験も大きかったのかも。
「あそこ(アメリカ)でできたんだから、日本でできないわけがない」と娘も言っています。言葉も何を言っているかわかるんだし、あの時に比べたら大変な事じゃない、と。
わからないことは恥ではない、というのは二人とも持っていますね。
――わかってくれるお姉ちゃんがいるのは、弟さんにとっても、ゆみこさんにとっても心強いですね。
そうですね。
「あんなに泣いてアメリカの学校に行ったけど、次の日笑っていたじゃない。その切り替えはどうやっていたの?できてたじゃん」と、娘が息子に話していたりします。
あの時できていたことだよ、って。
――すごいですね。もう、完全にコーチじゃないですか!
娘に対して私がずっとそう声をかけていたので、今度はそれが弟に与えられているのかもしれないですね。
弟はまだ幼い部分があるので、彼の経験に基づいて話してあげた方が、すとんと納得するみたいです。「あのときと今の状態って似てるんじゃない?」と声をかけると、「ああ、似てる~!できるかもしれない」と。
お姉ちゃんと私で、会話の中で小さな自信をつけさせるように話しかけています。
――心強い仲間ですね。
たしかに!
夫が近くにいない分、(娘が)仲間というか右腕みたいになっていますね。
この学びをシェアして、恩返しがしたい
これからの自分に期待している
――日本に帰ってきて、これから先の夢などはありますか?
アメリカに駐在している仲間や、所属しているグループで関わっている人たちが、私の経験を共有することによって、少しでも気持ちがラクになればいいなと思っています。
私は日本に帰ってきたけれど、頼ってメールをしてくれたりするので、相談に乗ったりしています。
この活動が夢につながるのかは、ちょっとまだわからないですね。いまは子どもたちのことで大変だから。
――自分に向き合って自分を変化させようとしてきたからこそ伝えられるものがありますね。経験が誰かの役に立つというのは、誰にも代えられないことだなと思います。もしかしたら、その延長線上にやりたいことが見えてくるのかもしれないですね。
みなさんに支えられてきたこともあるし、自分自身で気づいて学んできたこともあるし。
いまは利益とかそういうのではなくて、してもらったことへのお返しというか、感謝週間みたいな感じです。
――それを受け取った方がまた次へ、とつながっていきますね。
そうですね。
自分の経験が役に立つのならば...そんな気持ちが大きいですね。
――気づけたことで人生がよりよくなっているのを、シェアする感じですね。学んでくださった時のことが無意識に身についているのがすごいなって思います。
あのときに自分のことを変化させられなかったら、いまこういう状態じゃないと思います。
自分が無理をしてでも、自分の変化を求めていたんですね。(トラストコーチングの学びを)自分に落とし込めなかったら、いまはない。きっといまはカオスだったな、と思います。
――5年後くらいになってお子さんが手を離れた未来の自分へのメッセージを送るとしたら?
いまはどうしても子どもが第一優先なので、自分のことも第一優先にしていきたいですね。
現状は、考えていたことと現実に起こることのタイミングが合致している事が無くて。3年くらいで日本に帰るつもりだったのが伸びちゃったりとか、変えられない現実の中でいまを生きている感覚がすごくあります。
なので、もうちょっと自分のことをしっかり考える5年間にしたいです。
いま恩返しのつもりでやっていることが、自分の中でもっと深くやりたいことなのか、それとも違う形なのか、はこれから出てくると思う。でも、いまはその時ではない。
まずは子どもたちのことを安定させて、生活が落ち着いていくにつれて、もうちょっと自分優位にしていきたいな。きっとそれができるだろうな、と感じます。
――「いまではない」という選択に対して不安がないことや、きっとそれができるだろうっていう未来の自分への期待感をすごく感じました。応援しています!
自分と向き合い、よりよい未来をつくってみませんか
夫の転勤でアメリカ駐在を経験し、コロナ禍を経て、子どもたちと単身で日本に戻ったゆみこさん。
めまぐるしい環境の変化の中でも、自分自身と向き合うことで家族とのコミュニケーションを整え、どっしりと構えられる広い視野を手にいれました。
この生活の延長線上にある未来も、希望を胸にご自身で歩まれていかれることでしょう。
村田 史子が提供するトラストコーチングは
いまの生活をよりよいものにしたい。
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