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EBPMに資する経済データの活用PJ

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【お知らせ】『第7回中長期経済見通し研究会』の開催報告を掲載いたしました

【お知らせ】『第7回中長期経済見通し研究会』の開催報告を掲載いたしました

私が参加している東京財団政策研究所の研究プログラム「エビデンスに基づく政策立案(EBPM)に資する経済データの活用」の一環で実施している、中長期経済見通し研究会の第7回の開催報告をホームページに掲載いたしました。主要シンクタンクで経済見通しを担当するエコノミスト6人が日本経済の先行きについて議論しております。ご高覧いただければ幸いです。

この開催報告の掲載をもって2年半にわたった研究プログラムの

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【お知らせ】『EBPMに向けた経済データの現状と課題』を刊行いたしました

【お知らせ】『EBPMに向けた経済データの現状と課題』を刊行いたしました

 私が参加している東京財団政策研究所の研究プログラム「エビデンスに基づく政策立案(EBPM)に資する経済データの活用」が今月末で終了するにあたり、最終成果として『EBPMに向けた経済データの現状と課題』を刊行し、2年半の活動と成果を振り返りつつ、6人の研究メンバーが政策提言をとりまとめました。下記のリンクからご高覧いただければ幸いです。

なお、4月からは新しい研究プログラムが同じメンバーで始ま

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内閣府の新景気指数はこう改善せよ!~EBPMに資するデータの活用PJ

内閣府の新景気指数はこう改善せよ!~EBPMに資するデータの活用PJ

 8月22日から公表が始まった内閣府の新景気指数、「景気を把握する新しい指数(一致指数)[参考指標]」。この指数の問題点については私自身も何度かnoteで書かせていただきましたが、「エビデンスに基づく政策立案(EBPM)に資する経済データの活用」のプログラムの一環として、メンバーの大塚芳宏・東北学院大学教授が、統計分析を通じて、問題点を指摘し、新指数の精緻化に向けた提案をされています。是非ご一読く

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政府の税収見通しの精度は、政府経済見通しに比べて高いのか?~EBPMに資するデータPJ

政府の税収見通しの精度は、政府経済見通しに比べて高いのか?~EBPMに資するデータPJ

 昨日(7月6日)の日本経済新聞朝刊に「税収67兆円で最高 でも歳出142兆円の半分 昨年度 コロナ対策で予算規模優先」と題する下記のリンクの記事が出ていたように、7月5日に財務省が2021年度の決算概要を公表しました。

 記事は歳出の大きさに税収が追い付いていない点に注目していますが、私は2年連続で税収が過去最高額になっている点に注目しています。2021年度は補正後予算で減収見通しだったのが決

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QNA(Quarterly National Account)に求められるのはさらなる速報化か,精度向上か~EBPMに資するデータPJ

QNA(Quarterly National Account)に求められるのはさらなる速報化か,精度向上か~EBPMに資するデータPJ

 四半期ごとに公表され、新聞などで大きく取り上げられる四半期GDP(QNA)の速報値。日本では、消費、投資など支出面から推計した国内総支出(GDE)がメインですが、諸外国は様々です。「エビデンスに基づく政策立案(EBPM)に資する経済データの活用」のプログラムの一環として、メンバーの小巻泰之・大阪経済大学教授が、諸外国の状況をわかりやすくまとめた論考を発信されました。是非ご一読ください。

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公共投資データから見る国交省統計不正問題の影響~EBPMに資するデータPJ

公共投資データから見る国交省統計不正問題の影響~EBPMに資するデータPJ

「エビデンスに基づく政策立案(EBPM)に資する経済データの活用」のプロジェクトの一環として、昨年暮れから国会などを騒がせている国土交通省の「建設工事受注動態統計調査」の不正問題の論考を書かせていただきました。この統計との関係を比較的捉えやすいGDPの公共投資を用いて、この問題の影響の大きさを説明しております。ご高覧いただければ幸いです。

なお、このプロジェクトの成果は以下のページでご覧いただけ

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国交省の統計問題の報告書が明らかにしたこと、積み残したこと~EBPMに資するデータ活用PJ

国交省の統計問題の報告書が明らかにしたこと、積み残したこと~EBPMに資するデータ活用PJ

「エビデンスに基づく政策立案(EBPM)に資する経済データの活用」のプロジェクトメンバーのおひとりである、平田英明・法政大学経営学部教授が、1月14日に公表された建設工事受注動態統計調査の不適切処理に係る検証委員会による「建設工事受注動態統計調査の不適切処理に係る調査報告書」に関して、わかりやすい解説を行っています。いまの日本の統計行政が抱える問題についても言及されています。

 以下のリンクにな

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国交省の統計問題がGDPに与える影響について~EBPMに資するデータ活用PJ

国交省の統計問題がGDPに与える影響について~EBPMに資するデータ活用PJ

 昨年12月に発覚した国土交通省の統計データ問題は、建設工事受注動態統計そのものが多くの人にとってなじみが無いうえに、GDPへの影響も複雑でわかりにくい部分があります。私も参加している東京財団政策研究所の「エビデンスに基づく政策立案(EBPM)に資する経済データの活用」には、この統計問題に関する論考をいち早く発信した平田英明・法政大学教授のほかにも、経済統計に詳しいメンバーが揃っています。そのメン

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国交省の統計問題の解説のアップデート出ました~EBPMに資するデータ活用PJ

国交省の統計問題の解説のアップデート出ました~EBPMに資するデータ活用PJ

「エビデンスに基づく政策立案(EBPM)に資する経済データの活用」のプロジェクトメンバーのおひとりである、平田英明・法政大学経営学部教授が、12月15日に発覚した国土交通省の統計データ書き換え問題について、情報をアップデートした記事を書かれています。ぜひご覧ください。

このプロジェクトのホームページも出来上がりました。いろんな事をやっていきます。ご注目いただければ幸いです。

昨日発覚した国交省の統計問題を解説しています~EBPMに資する経済データの活用PJ

2021年10月から始まった「エビデンスに基づく政策立案(EBPM)に資する経済データの活用」のプロジェクトメンバーのおひとりである、平田英明・法政大学経営学部教授が、昨日発覚した国土交通省の統計データ書き換え問題について、詳細な解説をされています。どのメディアの解説よりもわかりやすく、問題の本質をとらえています。ぜひご一読くださいませ。

なお、先日ご紹介したGDPナウキャスティングは、昨日、最

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GDPナウキャスティング、始まりました~EBPMに資する経済データの活用PJ

GDPナウキャスティング、始まりました~EBPMに資する経済データの活用PJ

 2021年3月まで「政策データウオッチ」というタイトルで発信させていただいていた、東京財団政策研究所さんでのプロジェクトが、2021年10月から新たに「エビデンスに基づく政策立案(EBPM)に資する経済データの活用」という名前のプロジェクトで発進しました。後述するように、5人の先生方と様々な研究を進めていきますが、その第一弾として、浦沢聡士先生(神奈川大学経済学部准教授)による「GDPナウキャス

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