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車中泊で、桜🌸と日本一周。37県目・宮城編。東北地方の桜、見納めの地は仙台!


 
 
宮城県塩竈市にある、志波彦(しわひこ)神社・鹽竈(しおがま)神社は、古くから東北鎮護、陸奥国の一之宮として、朝廷、庶民の大きな崇拝を集めてきたそうです。今年はコロナで中止になっていた花まつりが3年ぶりに開催され、まちなかは湧いておりました。

鹽竈神社

まちなかに、鹽竈塩竈塩釜、の3種類の「しおがま」表記があることが、さっきから気になっている妻……。
市の名称としては、正式には塩竈市、でも最近では「塩釜」でOKでない?……の動きになってきているそうですが、そこに登場したのが『鬼滅の刃』。主人公の名前のおかげで「竈」の文字が一躍ブレイク、塩竈市役所のHPの「竈」の字の書き順コーナーが注目されているのだとか……😅


鹽竈神社はその名がついた「鹽竈桜」で有名なのですね。

鹽竈桜

ここではさまざまな桜にそれぞれ名札が表示されていて、桜の品種が詳しくわかるようになっています。

 御所匂
妹背
八重紅枝垂
兼六園菊桜
八重紅垂
寒緋桜

なんなら最初にここで、勉強をすればえかった。いまだにソメイヨシノ、しだれ、八重ぐらいしか、区別できていないオットと妻。(//∇//)
つくづく一言で「桜」と言ってもその品種の多さ、開花時期の違いなどに感心したのでした。

妻が特に気になったのは、黄色い色をした鬱金(うこん)桜。

鬱金桜

桜なのに黄色なのがすごく不思議で、でもほんとうにきれいな色でした。
 

さてさて東北地方最後の夜、仙台の夜は、牛たんとともに更けていきます
(今夜の宿はこれまでも何度かお世話になった駅前ビジホの定番、ドーミーインです)。
仙台の牛たんは戦後の食糧難の時代、どこにも真似できないものを作ろうとした先人の努力の賜物なんだとか。仙台牛たんの特徴はその「厚さ」と「柔らかさ」。ということで、ホテル近くの「炭焼牛たん東山」で大奮発して分厚いのを頼んで、2人でわけわけしました。

特選牛たん定食(3280円)。とろろ汁と麦飯はお約束。


 ……

最後に、今回の旅で、東北地方に行くのなら、どこかで、あれから11年が経過した東日本大震災の「遺構」を見学したいと思っていました。
ところが海に近い沿岸部は気温が高いのか桜の開花が早いため、通過する機会がなく、宮城に入り仙台港からフェリーに乗る前になって、ようやく、震災遺構 仙台市立荒浜小学校を訪ねることができました。

震災遺構 仙台市立荒浜小学校

荒浜小学校は沿岸地域にあり、ここに避難した小学校児童・職員と地域住民320人の命を救った小学校です。

津波は2階にまで達した
校内には震災を伝えるさまざまな展示が

2階の高さまで押し寄せてきた津波、フェンスや窓を突き破り侵入してきた瓦礫や自動車、

圧倒的な力で瓦礫や自動車が押し寄せてきた

3階4階に駆け上がり、震えながら肩を寄せ合って過ごした一夜。
屋上から救助を求める様子が当時、テレビで報道されていた記憶がよみがえってきました……。

2011年

災害や戦禍による犠牲者がないように、季節のめぐりを心から喜び合い、桜を楽しむことができる、平和で安全な世界が実現しますように、ずっと続きますように、仙台の春から願いを込めて──

現在の小学校の屋上から海を眺める


仙台港を昼12時50分に出港し、名古屋へ行くフェリーに乗船しました! 明日の朝10時半、愛知からスタートです。
東海・関東地方で「GWでも見られる桜はあるのか?」 
桜旅第3部の開幕です!


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