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BookLink #2 仕事に活きている本

2020/5/29(fri) に第2回目の開催をしました、"BookLink"【好きな本が新しい本を呼んでくる】

今回はテーマを設定して、はじめに本を紹介するSeekerは「仕事に活きている本」を紹介していただきました。

※好きな本を紹介する人『Seeker』(シーカー)、その本に関連する本をレコメンドする人『Linker』(リンカー)と呼んでいます。


今回、紹介された本はこちらです。


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Seeker①:すてきな三にんぐみ

絵本からスタートしました(笑)
悪者から慈善家へ?子供たちに出会ったことが転機になって、三人組がどう展開していくのか...

(Seekerの方から、「真面目な本を紹介して!」のオーダーが入りました。)

Linker①:STARTUP―アイデアから利益を生みだす組織マネジメント


ビジネスにおいて何を課題設定するのか?解決しようとしている課題が、「偏頭痛」(=我慢ができないことや誰かの真の悩み)であるかどうか、が大事である。

Linker②:ハピネス


自己啓発は何も解決しない?世界のみんなを幸せにするハピネス。しかし、それは世界を滅ぼすデストピアだった?

Linker③:人狼村からの脱出 狼を見つけないと、殺される 


リアル脱出ゲームは、基本現場に行くから面白いんだけど、この本は本じゃいけない面白さがある。

Linker④:シャーロック・ホームズ 10の怪事件


10の事件に関する証拠を集めて、事件の真相や謎を明らかにしていくゲームブック。(Amazonは絶版)


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Seeker②:生き方


生きるとは何か?人生における心構えとなる、稲盛和夫さんの経験が詰まった1冊。

Linker①:はじめて考えるときのように 「わかる」ための哲学的道案内


「考える」とは何か?違和感や変だと思うことから新しい価値は生まれる。思考の一番最初の着想となる1冊。

Linker②:迷路館の殺人


殺人事件だけど、なぜか暗い気持ちにはならない。パズルっぽいトリックがたくさんあり、館の謎がどんどん解き明かされていく1冊。

Linker③:すべてがFになる


誰も出入りができない、窓一つない建物。そこで起こった不可思議な密室殺人。森博嗣先生のデビュー作である理系ミステリー。

Linker④:探偵ゼノと7つの殺人密室


建物(環境)は人間の心をコントロールすることができる。自分が何者であるか分からない、記憶をなくした名探偵ゼノが挑む殺人密室ミステリー。

Linker⑤:蜜蜂と遠雷


コンサートホールの防音と反響。こういう空間で演奏できたら...という建築目線での話をしてくれました。(内容は国際ピアノコンクールを舞台にした、ピアニストたちの葛藤と成長を描く物語。)


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Seeker③:ワンピース


誰も知っている国民的アニメ。どのエピソードも必ず泣ける。一人ひとりに物語がある。一人では成し遂げられないけど、みんなで乗り越えていくチームワークに感動する。

Linker①:海賊とよばれた男


「ワンピース」が好きなら楽しめる作品。出光興産創業者の出光佐三をモデルにした大企業にまでの成長を描くノンフィクション物語。

Linker②:殺し屋のマーケティング


「殺し屋の会社をつくりたい」。その謎が最後にわかる痛快な1冊。ミステリーだけど、マーケティング本というギャップが面白い。

Linker③:ドキュメント 戦争広告代理店〜情報操作とボスニア紛争


世界は紛争であふれている。そんな中、セルビアは「民族浄化」をフックに、国連やNPO、メディアなどを動かして世界の注目を集めた。

Linker④:ファクトフルネス


事実を正しく認識する、の事実とはそもそも何か?世界を正しく見ること。何かあれば根拠に戻ること。でも、人間は思い込みで日々の行動をしてしまう生き物である。

Linker⑤:苦しかったときの話をしようか


日本のトップマーケターである森岡さんが当時、大学生だった娘さんに向けて書いた1冊。「働くとは何か」の本質が森岡さんの経験から語られている。


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Seeker④:島はぼくらと


よそ者のヨシノが、コミュニティデザイナーとして島を活性化するために島中の人と関わりながら奮闘、成長していく物語。

Linker①:The Confidence Game|信頼と説得の心理学


詐欺師が使う「悪」のテクニック。世界一の詐欺師は人を説得する術を持っている。詐欺師だとわかっているのに、信用してしまう?

Linker②:PRE-SUASION 影響力と説得のための革命的瞬間


優秀な営業とカルト宗教の勧誘は、同じ説得テクニックを使っている?全ては入念な「下準備」があってのこと。

Linker③:しいたけ占い


今回の最後の1冊は、大人気のしいたけ占い(笑)
当たり前のことが書いているように見えるけど、他の占いと何が違う?なぜ読んだ人全員の心に響く内容になっているのか?が気になってしまうしいたけ占い。


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番外編

池井戸潤さん好きの方が多かったので、Seek・Linkとは別で取り上げられた本を紹介します。


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今回は21冊の本(番外編は除く)が紹介されました。今回も盛り上がって、どんどんLinkされていきました。

前回と同様に、Linkしていくジャンルやカテゴリーの幅も広く、ビジネスや小説、王道から少し捻った本まで紹介されました。

全体を通して、「そもそも」「本質」に立ち返ろう的な本が多かった印象でした。After/Withコロナ時代において、変わることと変わらないことがある中で、本質に立ち返るという思考や姿勢は非常に大事だなと感じました。


次回開催は6/19(金) 太宰治の日

次回、第3回目のBookLinkは、2020/6/19(Fri)20:00-22:00の開催です。この日は、「桜桃忌」(太宰治の命日)だそうです。

ということで、次回のSeekerのテーマは「偉人本」です。ぜひ好きな偉人の本を紹介して、そこからたくさんのLinkを次回もつくっていきましょう。

それでは!!

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