たっくんサーカス

長い文章書きます

たっくんサーカス

長い文章書きます

マガジン

  • 概念から見る日向坂シリーズ

    まなふぃ(概念)。 まなふぃこと高瀬愛奈さんを中心に日向坂46を応援しているおひさまの駄文シリーズ。

最近の記事

概念になる前のお話

10年間、僕は女性アイドルを避けていた。 意図的に遠ざけていた。 高校生だった頃。 生活の殆ど全てをぶつけ狂っていたアイドルがいた。 学校をサボって生写真を買いに行ったこともあったし、 知り合いの車に乗せてもらって他県のショッピングモールまで遠征したこともあった。 1回1000円で観れる公演は、自分の生きる意味のように錯覚させてくれた。 劇場の隣のセリアで買う安い便箋は何枚認めたか分からない。 腐るほどあると見誤った時間。 小遣いやお年玉から捻出に捻出を重ねた金。 今思う

    • アイ・アム・ジャパニーズ

      突然ですが洋楽の国内盤の帯の裏面のトラックリストって大体カタカナで書かれてませんか? 'Billie Jean"が「ビリー・ジーン」みたいな。 これに関して言えばマイケルに限らず、 アーティスト表記や曲名は英語表記の方がしっくりきます。 配信サービスでマイケル・ジャクソンやメタリカ、メイヤー・ホーソーン、などの表記を見るともう脱力モノです。 反面、日本人アーティストがカタカナで書いてるところに何となく格好良さを感じてしまいます。 発音に忠実だと最高にクールです。 gener

      • 概念から見る 選抜制度の導入

        ※日向坂のライブについてのnoteですが、 書き終わって推敲中に齊藤京子の卒業が発表されて、 時期を見計らっていたら逃しましたので、 またそのうちいい時に載せます。 今週のひなあいは仕事中だったので選抜メンバー16名の顔ぶれを知ってから見ました。 リアタイしてたら多分とにかく気になっちゃって、 前半のバラエティ部分であんなにしっかり笑えなかったかも。笑 知っててよかったです、ある意味気楽に観れた。 だから誰が選ばれて誰が選ばれなかったか、 それを知った上での後半のあの映像

        • 概念から見る 2023年の日向坂46

          2023年は日向坂46にとって強い向かい風が吹いた一年だったと思います。 ネガティブな意見ばかりではありませんが、 割と明け透けに、でもフランクに書いていこうと思います。 まず2022年 2022年は悲願の東京ドーム公演、小坂菜緒の復帰、渡邉美穂の卒業、4期生の加入、宮田愛萌の卒業というグループにとってあまりに大きなトピックがいくつもありました。 今になって振り返ると…… ・東京ドームへの気合い ・東京ドーム公演終了後の余韻 ・渡邉を失ったことでの奮起 ・4期を迎え入

        概念になる前のお話

        マガジン

        • 概念から見る日向坂シリーズ
          5本

        記事

          概念から見る'骨組みだらけの夏休み'

          前置き ※この文章は2023年7月のリリース当時に勢いのまま書いた文章と最近書き足した文章が入り混じっています。故に少し時期を逃した記述もありますが、載せることに決めました。やっぱりこの曲は大切な思い出の曲です。また近いうちにライブで聴けますように。 発売を迎えて 「Am I ready?」フィジカルに先立って配信リリースされましたね。配信開始、ダウンロード、何より先に聴いたのはやはり'骨組みだらけの夏休み'でした。だってセンターが!! 勿論一度では足りずにもう一回、も

          概念から見る'骨組みだらけの夏休み'

          231231

          やばいと思ったらうがいしてトローチ舐めろ。 好きなバンドのベースがツアー中に言ってたのを思い出したのは、 何日か続いた咳に飽きてきた頃のこと。 それでも喫煙所に向かうのは最早病気だと思う。 病気だといえば、今年はかなり堪える一年だったと今更でもなく痛感する。「全部が自分のせい」だと言い訳も立たないことや、「どうしろってんだい」と匙を投げたくなる現象。悩まされた一年だった。 特に春から夏にかけての自分といったら。遂に流行病が襲いかかり、様々を病み、情けなさの極み。 多方面に迷

          概念から見る #HappyTrainTour2023

          1週間以上経った、まだ余韻の中にいる。 気が付けばあの2連夜のことを思い出して感慨に耽っている。 10/14.15と日向坂46のライブを観てきました。 「Happy Train Tour 2023」と冠されたツアー。 5箇所目の福岡は僕の地元であり、当初発表されていた日程のファイナルでもありました。 (12月に横浜で追加公演アリ) 僕はここ2年以内に日向坂46にハマったスーパーど新規おひさまです。 ライブに行ったのもこれが2回目で、初めてのライブは今年の横浜スタジアムの2

          概念から見る #HappyTrainTour2023

          230613

          2年前の春、ちょうどこのnoteを始めた頃の話。常に遣る瀬無さ、虚無感がつきまとっていた。 (そもそもnoteを始めた理由が病気になってしまって、それについて書こうと思っていたからなんだが……最早ただのブログと化している) 当時の思考の行き着く先は決まって「負」で、それを打ち消そうと試みること自体に疲弊していたし、何をするにも気力が起きずしんどかった。なるようにしかならないと、波が去るのを眺めていた。ただ只管に凪を待っていた。そんな日々も無くなりはしないが、少しずつ減ってき

          230601

          数日前の松山から九州に帰る道中を思い出している。電車の中、田舎特有の向かい合うスタイルのボックス席に、人が来ないでほしいなと思いながら座っていた。本当はバスで移動するのが楽なのはわかっている。座席は倒れないしいちいち止まったり動いたりするし。でも何故か電車を選んでいた。 急に大挙して乗ってきたと思ったら、一斉に降り去っていく学生たち。きっと学校の最寄りなんだろう。 古風な民家の庭でタバコを吸う老人、きっと近隣の苦情は寄せられないんだろう。 丘の下に行儀良く並んだ戸建ての脇を

          UNFAIR RULE「いつものこと」に寄せて

          遂に出た!! 出ました、寄せてシリーズ。過去のブログでやっていた(主にBAN'S ENCOUNTERのリリース時に)超主観的レビューもかなりご無沙汰。やらなくなった理由は読み返した時に「俺は誰やねん……」感がすごかったので。でも今は「俺はファンやねん」と思っている。最初からファンや。 こんなに発売が待ち遠しかったCDは久しぶりでした。去年末のELLEGARDENのアルバムよりわくわくしてた。知ってる曲ばっかりなのにね。ツアー初日までに書き上げるつもりで始めたのだが、この前置

          UNFAIR RULE「いつものこと」に寄せて

          230408

          「〇月×日」 僕は慢性的な「かえりたくない病」に罹っている。恐らく治らんだろう。 寂しくなってしまうから別れ際が嫌い。だから終電という概念も嫌い。あんなもの無ければみんな帰らなくていいのにね。響きも嫌い、デンッて。 でもみんな朝には仕事に行かなくちゃいけない。(僕はいつも夜勤だから朝まで遊んでもさして問題が無い) 予定が入った時点で別れ際を想って、早くも寂しくなることもしばしば。じゃあ遊びに行かなきゃいいじゃない?……とはならないんだなこれが。友達と会わなきゃ会わないで

          230331

          ここ数年、肩肘の張った文章ばかりアップしていた。だからもうちょっと気楽に書こうかなと思いながら筆を進めている。(実際はキーボードをぱちぱちしてるわけですが) とはいえ最近「発信欲」がめっきり減退している。自分の思想をばら撒いたり、知ってもらおうとしたり、そういうことに少しだけ抵抗を持ち始めている。別にこれまでが「もっと俺を見てくれ」のような強大な顕示欲を前面に出していたわけではないのだけれど……あんなに長文ばかり書いていたのにな~。まぁ今はそういう時期なんだろうなと思いつつも

          221231

          「瀬」 福岡は年末のライブイベントと呼べるものが大都会に比べて少ない。遠くの地で友人たちが賑わすタイムラインはもうそんな時期かと思わせてくれる要因のひとつであるが、最早それらへ憧憬の念を抱くことはほぼ無い。(RADIO CRAZYのELLEGARDENは観たかった) 12/28に新神楽の恒例イベント「愛と誠」に遊びに行ったものの、たまたまその日が休日で好きなバンドが出ていたからという理由にすぎず。とはいえこの時期の友人との別れ際に何となく口にし合う「よいお年を」は、勝手に再

          220908

          今年もマスクを外せないまま、夏の終りが見えてきた。夜から朝にかけてはほんの少しだが、納涼せずとも快適さを帯び始めている。秋はすぐに行ってしまうし、どうせすぐに寒いと言い始めてまた年を越す。あと90日ちょっとの2022。今のところしんどいと楽しいなら楽しいの方が多い、肌感覚で。 今年の夏もたくさんの土地へ足を運んだ。億劫なので列挙はしない。流行病に抗いはするが、完全に防ぐことなんか最早誰にもできない。だからってわけじゃないけど、相変わらずライブ観たり友達と遊んだりの日々だ。明

          220611

          長崎へ向かうバスの中。相変わらず乗り心地の悪さに眠れないで、これを書いている。rem time rem timeというバンドが3年ぶりに九州に来る。最後に観たのはそれも3年前の彼らの主催フェス。八王子のMatch Vox。余談だが、当日の'pool'という曲でダイブをかました時の様子が大胆にも彼らのMusic Videoのワンシーンに使われていた。気恥ずかしいが、俺の勝手な行動が何かを添えて構成する一因となっていることは単純にうれしかった。 あの頃は5人、いつからか彼らは3

          BAN'S ENCOUNTERのライブを振り返る 2014-2016編

          BAN'S ENCOUNTER pre. "Hands - これから編-" 長年、夢に見ていたpublic space 四次元(以下、四次元)でのワンマンが本日の夜に控えているということで…… 2014/2/14に四次元で初めてBAN'S ENCOUNTERに遭遇した日から順番に振り返ろうと思う。 先に四次元に対する想いを少しだけ話そう。 public space 四次元。僕が世界で一番好きなライブハウスはここです。ここ以外あり得ない。「BAN'S ENCOUNTERに初め

          BAN'S ENCOUNTERのライブを振り返る 2014-2016編