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【はじめに】私の好きなリーダーシップコンセプト

私はグロービス経営大学院でマーケティング論や戦略論を教えています。そして、1人のビジネスパーソンとしても仕事をしています。

そのリアルなビジネスの現場経験から、私が好きなリーダーシップの定義(リーダーシップとは何か?)を皆さんと共有したいと思います。

それは、

リーダーシップとは、性格ではなく、「行動」である

です。
リーダーシップ論は非常にたくさんありますが、まず一番最初に好きなものがこの1文です。

簡単な言葉ですが、これがリーダーシップの本質だと思っています。

リーダーシップとはカリスマ性がなければいけないと思い込んでいる人も多いようです。

しかし、リーダーシップは性格ではないですので、自身の性格を直す必要はありません。

その代わり、行動をかえる。

行動を変えれば、リーダーシップは変えられます。

どんな性格の人でも、行動を変えることはできる。

このことを頭の片隅においておくと、リーダーシップにおける悩みも半減するかもしれませんね。


リーダーシップとは、基本的には、「自分」「相手」「おかれている環境」の3つのかけ合わせの中で、ベストな状況をとります。

環境・前提が異なれば効果的なリーダーシップも変わります。そのため、唯一のリーダーシップと言えるものはありません。

そう考えますと

リーダーシップとは、あなた自身である

と言えるかもしれませんね。


他人のリーダーシップを(何も考えずに)真似することは、実は、無理があるのかもしれません。おかれている環境や状況が異なるからです。

もちろん様々な人の経験や言動から学ぶことや、様々な理論を学ぶことも大事です。

そして、それ以上に大事なことは、それ等の学びをベースに
自分自身のリーダーシップを開発することにつなげる」ことだと思います。

リーダーシップとは十人十色。
即効性のある処方箋がないからこそ、難しいし、永遠のテーマの1つとなると思いますが、この終わりなきリーダーシップ開発のジャーニーを楽しみたいですね!

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