見出し画像

今の思い~宗教2世の子供達~




自分の内面との向き合いを優先してきた、この数か月でした。自分との向き合いは、インナーチャイルドの癒しに繋がっていたという事が解りました。
この期間、短期間内に何度も深く気持ちを掘り下げて感じて、その度に気づきを得て、それを繰り返して、2度と出来ない凝縮した体験をしたと思います。本当に、自分の事に集中して取り組ませて頂いた期間でした。


この期間、宗教2世の子供達の現状はどういう感じなんだろう、現在どういう分野に、どのくらいのニーズがあるのだろうと、ずっと思っていました。
登下校する子供達を見る度に、今、学校や子供達が過ごす場所等では、宗教2世問題はどんな現状で、どのくらい、何が必要なのだろうと、まずはそういう事から知りたいと思いました。
ただ、どんな方法で、アプローチが可能かどうか、それも現時点でははっきりわからず、簡単な事ではないだろうと思いました。
この領域は、ずっとタブーだと言われ続けてきた範囲の事なので、触れてもどうしても微妙な反応を受けてその先に進まない、そのうちに有耶無耶になって消えてしまいがちな事だと思います。
でも、このままにして、何も変わらないままで時間が経過していき、何事もなかったかのように忘れ去られて行っていいとは思えずにいます。
もしかして水面下で何か見えない変化が起こっている現在ならば、その取り組みの中で必要があり、もしも何か私に出来る事があるのなら、僅かな力ですが、可能な形で何かをさせて頂ければという、その気持ちは持ち続けています。

数日前、先日出会った友人とは別の高校時代の同級生と、また何年か振りに出会って、話しをしました。その友人は高校2年と中学2年の男児の母です。
彼女は自宅でライターの仕事をしていて、宗教2世問題についても知っていました。私の話しも興味を持って聞いてくれました。
私は、学校での広報の現状などを少し聞いてみましたが、やはり、今までと同様、最近も、具体的に宗教2世を扱った文書やチラシなどは1度も目にした事はないと話していました。
その前に会った友人も、そう言っていました。


確かに、宗教2世だけを特別視している等、そのように受け取られる可能性もあると考えると、宗教2世問題だけを拾い上げて取り扱う事は行われないのかもしれません。
学校や教育委員会など、そういう場所でも、たぶん取り扱いはとても慎重になる分野だと思います。
それに、本当に、大変な思いや日々がしんどい辛いと感じている子供も、大人も、宗教2世だけではないという事もよくわかります。誰もが大変で、誰もが、日々様々な悩みや心身の辛さを抱えたりしながら、耐えながら、乗り越えながら、懸命に生きている。
明るく前向きに楽しく生きようと気持ちを整えて、努力を重ねて日々暮らしていると、そう思います。
私も同じ気持ちです。
だからこそ、宗教2世問題が、正しく理解されるために、宗教2世がどういう存在かとか、子供達の置かれている状況とか、幼少期から親の信仰の影響下で育った事が及ぼすその影響等、広く知ってもらうための、なにか広報も大事だと思うし、必要な気がしています。
昨年2022年12月末に、厚生労働省からの、初のガイドラインも出されているので、学校や子供達が過ごす環境等で、今のタイミングを大切に、もう少し広報がなされないだろうかと、思ってしまいます。

今、私に出来る事は、継続して近くにいる友人達に相談を続ける事と、
私の子供がお世話になった、小学校の担任の先生にも叶うなら相談をしてみたいと思っています。
学校等で、信教の自由を教える時に、信じる自由がある事と合わせて、信じない自由もある事、子供達に両方を教えてほしい。もう、そんなふうに伝えられているのかもしれませんが、そういう事を含め、話したり聞いたりしてみたいと考えています。
自分の気持ちを、本音を、言葉に出して、きちんと伝える努力をしたいと思います。
子供達には、幼い頃から、抑圧した感情、未消化の感情を作らないで過ごしてほしい、そう思います。
僅かな力です。何も出来ないかもしれません。何の力にもならないかもしれません。でも、僅かでも何かが出来るかもしれないとも思っています。


お読み頂き、ありがとうございました。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?