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なぜ深い会話に発展できないのか

 「天気やニュース、この前行ったレストランの話題でまずはアイスブレイクを」
このようなコミュニケーションのヒントをよく聞きます。

実際に初めて出会う相手とは当たり障りのないテーマで会話し様子を伺うことは重要です。
ただ、「会うのが2回目・3回目なのに誰にでも話せる表面的な会話しか出来ない」というような悩みをもつことはないでしょうか。

相手の本当の考えや好みを聞いて仲良くなりたいならば、深い会話が欠かせません。
唯一無二のお互いでないと出来ない個人的な会話です。

TEDイベントにて注目を浴びたセレステ・ヘッドリーさんの「上手に会話する10の方法 」を基に、深い会話に発展するための根本的なヒントを6つ紹介しましょう。

セレステ・ヘッドリーさんの「上手に会話する10の方法 」TEDxCreativeCoast

1.「ながら」をしない

「相手の話を聞きながらスマートフォンを操作しない、テレビを見ない」この表面的な態度に加え、「心もその場所、その空間に存在する」ということに意識してみましょう。空気を読んで相槌を打っていても頭の中では別のことを考えている、あるいは会話が途切れないように次の話題について考えていることがあるかもしれません。深くて上質な会話を目指すなら他の考えは置いて、今の会話空間に身を置きましょう。


2. オープンクエスチョンを心がける

仕事上のコミュニケーションでは「いつ・どこで・誰が・何を」など簡潔で確実な質問が好まれるでしょう。ただ、相手との話を深く掘り下げるのなら「なぜ・どのように」といった立ち止まって考えなければならない質問を投げてみましょう。きっとその人ならではの興味深い答えが返ってくるでしょう。例えばこの前行ったカフェの話題を相手が出したとすれば、そのカフェの雰囲気はどうだったか、なぜ行こうと思ったかなど、相手に説明をさせてあげましょう。その会話で一番情報を持っているのは相手です。


3. もし知らなければ知らないと言う

これはもしかすると歳を取るほど難しくなるかもしれません。知らないということに対するプライドと恥が発生すると感じるからです。しかし誤った発言をすることの方が相手との関係にリスクが生じるでしょう。その場しのぎで適当な回答をしてしまいたい気持ちを我慢して、知らないと正直に答えましょう。


4. 流れに任せること

よい質問をしなければと意識しすぎると流れに沿わないトンチンカンな質問をしてしまうことがあります。緊張したインタビュアーが相手が興味深い回答をしたにも関わらず、2分前に相手が話した内容をもう一度形式的に聞いてしまう等という状況を目にしたことはないでしょうか。自然で深い会話を目指すのならその時に感じた事、浮かんだことを流れに任せて口に出してみましょう。


5. 相手の経験を自分のものと同一視しないこと

相手が「仕事の上司が高圧的で辛い」と話したときに、「わかる、私も仕事で~」等と似ていると感じる話を持ち出す会話がよく見られます。しかし相手と自分の経験は全く違うものです。全ての経験は唯一無二なのです。そして重要なのは、自分の話ではなく相手の話をしているということ。相手の話にまずは集中しましょう。


6. 聴くこと

最後にシンプルですが最も重要なスキルを。「相手の話を聴く」ことは多くの人は出来ているように見えて出来ていないものです。相手に注意を向け続けるのは自分が話すよりも努力とエネルギーが必要だからです。相手の話を聞いてどう答えるかに集中するのではなく、相手の話を理解することに集中してみましょう。

もしかするとアイスブレイクの時点で「この人は表面的で大したことがない人だな」と感じて関係を切ってしまうかもしれません。しかしこれは非常にもったいないことです。
今見えている相手の姿は氷山の一角だと思いましょう。どんな人でも自分には持っていない個性と深みを持っているのです。

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これまで出会ったことのない新しい仲間に出会えるチャンス。
友達や家族にはあまり話せない内容も、ここで自由に表現してみましょう。

今回挙げた6つのポイントを心がけて相手と深く話す練習をしてみましょう!

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